ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

山峡を走るあじさい電車(完)

2015年08月10日 | 箱根登山電車

終着駅は始発駅      箱根湯本駅

強羅駅から箱根湯本駅までの8.9Kmの撮影行もいよいよ最後になりました。

初めての路線であり、ちょうど紫陽花の季節でもありましたが、この箱根登山鉄道沿線には、

紅葉・雪・桜という四季折々の風景が展開されると思います。

機会があればそれぞれの季節に二度、三度と訪れてみたいと思います。

それほど魅力にあふれた鉄道路線だと感じました。

↑ 箱根湯本駅に入線する直前のモハ1形電車です。

↑ 箱根湯本駅の広々としたホームです。

 ↑ 黄昏が迫ってきた駅正面です。


山峡を走るあじさい電車

2015年08月08日 | 箱根登山電車

四方を山に囲まれた駅      塔ノ沢駅

塔ノ沢の構内は長さ約200m、幅100m足らずの緑に包まれた駅です。

しかも箱根湯本側と強羅側にはトンネルがあり、わずかに駅舎の前を通って、谷川のほうに下る

細い道だけが外界と通じています。

相対式ホーム2面2線を持った無人駅です。この路線では、もっとも乗降客が少なく、統計では乗客だけでも、

一日60人程度です。紫陽花の季節以外は、ひっそりとしています。

 

 箱根湯本側のトンネル

↑ 強羅側のトンネル


山峡を走るあじさい電車

2015年08月06日 | 箱根登山電車

秘境駅の雰囲気に包まれています      塔ノ沢駅

トンネルの闇から抜け出すと、ホームに大きな紫陽花の山が連なっているのが、眼に入ります。

この駅も紫陽花がいっぱいでした。

四方が山に囲まれ、南側だけが僅かに開けていて、駅から谷川に続く、細い道がつけられています。

外界からは人が近づきがたく、紫陽花に包まれた秘境駅といった雰囲気です。

ただ駅舎などの建造物が近代的な材料で作られているのが、残念ですが・・・・・・・

 

 

 


山峡を走るあじさい電車

2015年08月05日 | 箱根登山電車

早川橋梁を渡る      大平台駅 ⇔ 塔ノ沢駅

「あじさいの小径」から一旦大平台駅に戻り、ここから電車で塔ノ沢駅・箱根湯本駅へ

向かうことにしました。

出山信号場を経由して山の中を進むと、早川橋梁(出山鉄橋)が見えてきます。

眼下には、深い渓谷が広がり、車窓からその絶景が見えます。

早川橋梁には、天竜川橋梁の一部が転用されているそうです。

川幅約60m、川底からの高さが43mという壮大な橋梁です。明治生まれの緑色の

この橋は、日本国内で現存する最古の鉄道橋です。

橋梁を渡ってトンネルをくぐると、すぐ塔ノ沢駅に到達します。

 

 

 


山峡を走るあじさい電車

2015年08月03日 | 箱根登山電車

「あじさいの小径」にて 2      大平台駅 ⇔ 塔ノ沢駅

箱根登山鉄道の線路と「あじさいの小径」との帯のような空間に、紫陽花が群生しています。

場所によっては、人間の背丈ぐらいの高さにもなっています。

盛りを過ぎたのか花を目的にしたカメラマンは、一人もいません。人声も聞こえません。

聞こえてくるのは、電車の警笛と近づいてくる線路の響きだけです。

撮影スポットなのに寂しい感じがします。