ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

並木が続く線路際

2011年11月25日 | 富山港線

<北陸路を巡って>

続・富山ライトレール      東岩瀬駅付近

東岩瀬駅の北側には、背の高い並木が続いています。日差しの強い季節には、きっと緑に覆われた涼しい日陰となるでしょう。

 

 ↓ポートラム(富山ライトレールの愛称)の模型


日本海の潮騒が聞こえる岩瀬浜

2010年12月20日 | 富山港線

富山ライトレール(5)

奥田中学校前電停を過ぎると線路は、一直線に、日本海沿岸へ向かって走ります。住宅地や田園地帯を通り抜けて行きます。当日はかなりの雨が降っていましたので、撮影は市中心部だけで諦め、一つ手前の競輪場電停までポートラムに乗り、それ以降は、終点まで歩きました。

           日本海に通じる岩瀬浜電停近くの運河。

この岩瀬運河は、海洋性レクリェーション・ゾーンとして有名です。天候に恵まれれば、立山連峰も眺望できます。当日は、雨で煙っていました。

      運河を反対側から撮影したものです。

           電停前の案内板

岩瀬集落の中心は電停より西方、神通川沿いに並んでいます。

              岩瀬浜電停

下りの終点です。住宅街の中に、プラモデルをポツンと置いたような感じの電停です。


軌道と鉄道の境界線

2010年12月18日 | 富山港線

富山ライトレール(4)

    すべて奥田中学校前電停での写真です。

この電停を境に手前が軌道区間、奥が鉄道区間と分離されています。これは法的な区分であって実際には、線路は繋がっています。ちなみに富山駅北電停から奥田中学校前電停までの軌道区間は1.1キロメートル。奥田中学校前電停から岩瀬浜電停までの鉄道区間は、6.5キロメートルです。

 

 


編成はすべて同一型車両

2010年12月16日 | 富山港線

富山ライトレール(3)

 ご覧の通りのTLR600形を7編成使用しています。すべて同じ型の車両です。外装は立山の新雪をイメージした白色を基調に、フロントガラス下縁部と乗降口周辺には、編成ごとに異なる色(虹にちなんで7色)が施されています。一般公募で「ポートラム」という愛称が付けられています。「港」(port)と「路面電車」(tram)を組み合わせた造語です。


路面電車としてのライトレール

2010年12月14日 | 富山港線

富山ライトレール(2)

富山駅北電停から奥田中学校前電停までは、路面電車として運行されています。

インテック本社前電停を過ぎて富山駅北へ向かう上り線。

富山駅北電停に向かって入線してくる車両。

インテック本社前電停から左にカーブして富山駅北電停までの直進コースは、歩道沿いに軌道が設置されています。つまり歩道・軌道・車道の3通行区分になっています。

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参考に13か所の電停名を記します。

富山駅北 ⇔ インテック本社前 ⇔ 奥田中学校前 ⇔ 下大井 ⇔ 栗島 ⇔ 越中中島 ⇔ 城川原 ⇔ 犬島新町 ⇔ 蓮町 ⇔ 大広田 ⇔ 東岩瀬 ⇔ 競輪場前 ⇔ 岩瀬浜     (全線単線)

 

 

 


日本初のLRT鉄道会社

2010年12月13日 | 富山港線

富山ライトレール

営業距離数は、富山駅北電停から岩瀬浜電停までの7.6キロメートルです。国鉄・JRの富山港線として長い間、歩んできましたが、都会の真ん中の住宅密集地に路線がありながら利用者の減少で、廃線に追い込まれる直前、地元企業や富山県・富山市が出資者となって第三セクターの会社に衣替えし、平成18年に日本初のLRT鉄道会社として再スタートしました。

ちなみにLRTとは、Light Rail Transitの頭文字で、路面電車的都市交通システムと呼ばれています。電停は13か所、24分かけて走行します。運転間隔もJR時代の1時間おきから10分~15分に短縮されて、利便性が増大しました。利用客も一日4,500人前後に増え、私が乗車した平日もほぼ満席でした。運賃は距離に関係なく、大人1回200円(小人半額)という安さです。

富山駅北電停から奥田中学校前電停までが軌道区間、それ以降、岩瀬浜電停までが鉄道事業区間です。このため法的には、この路線の名称は「富山港線」となつています。

 

               富山駅北電停

富山ライトレールの発着は、JR富山駅北の広場からです。万葉線と同様に駅構内から少し離れたところにあります。

 

背後の建物がJR富山駅です。

            富山駅北電停

TLR600形が発車したところです。

         富山ライトレールの車内

路線バスのような感じで、ほぼ満席でした。