ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

夏の風景-1

2012年07月27日 | 名鉄蒲郡線

ローカル線の駅(1)    形原駅

蒲郡線は、蒲郡市の蒲郡駅から西尾市の吉良吉田駅までの17.6kmを結ぶ名鉄の鉄道路線です。

三河湾に沿って走り、沿線には形原温泉・西浦温泉・吉良温泉や愛知こどもの国などのレジャー施設があり、潮干狩りや海水浴も楽しめる地域です。しかしモーターリゼーションの波及や趣味の多様化などで蒲郡線の利用客が減少し、現在は通勤・通学客が主な利用者となり、経営は苦戦を強いられています。形原駅は昔、形原温泉への玄関口でしたが、様相は一変しました。

蒲郡線には一時期、「ミュースカイ」の乗入れ実績もありましたが、今は普通列車が上下線とも1時間に2本ずつ運行されているだけです。


常滑線拠点駅の一つ

2012年07月25日 | 名鉄常滑線

中世の城(再建)が見える駅    西ノ口駅 

名鉄常滑駅から北へ4番目に「西ノ口駅」があります。この駅に降り立つと東方の丘陵地の上に小さな城郭が見えます。国道155号線を渡り、丘陵地の団地の中を登ると城跡に着きます。大野城の城跡で、鉄筋コンクリート造りの城が再建されています。戦国時代、一色氏の家臣である佐治氏が居城として知多半島西部を治めていたところです。NHK大河ドラマの主人公「お江」が最初に嫁いだのが四代目城主の佐治与九郎一成です。再建された城の天守閣に登り西方を眺めると、伊勢湾がよく見渡せ、この地方を支配するには、格好の場所であったことがよく分かります。

写真の車両は、上り下りの準急列車。そして真ん中の列車は空港特急の通称「ミュースカイ」です。中部国際空港駅-名古屋駅間を28分で走り抜ける名鉄の最優秀列車です。車体には、映画「ポケモンキュレムVS聖剣士ケルディオ」のキャラクターが描かれています。

 

↓  再建された大野城天守閣から見た西ノ口駅周辺と伊勢湾

 ↓  大野城は、緑に囲まれた丘陵地の上に立っています

 

↓   こじんまりとした城郭です。近くには、歴代城主の墓かあります。

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空港線は僅か2駅

2012年07月23日 | 名鉄空港線

常滑線の延伸路線     中部国際空港駅

空港線は、空港管理会社に勤務する職員の足を確保する必要性から名鉄常滑線(神宮前駅⇔常滑駅)を延伸する形で設置したものです。鉄道事業者は中部国際空港であり、運営を名鉄に委託しています。延伸の距離は4.2kmで「りんくう常滑駅」と「中部国際空港駅」の2駅が存在するだけです。

 ↑ 空港駅に入線してくる準急。新可児駅発の列車です。中部国際空港発が下り、その逆方向が上りです。