山峡の鉄路 五和駅~神尾駅
五和駅を過ぎてしばらくすると、車窓に大井川水路橋が見えて来ます。
この辺りから線路は山際を縫うようになり、険しい崖っぷちが続きます。飯田線を思い出しました。
↑竜門の滝近くの国道473号線から、撮影しました。
山峡の鉄路 五和駅~神尾駅
五和駅を過ぎてしばらくすると、車窓に大井川水路橋が見えて来ます。
この辺りから線路は山際を縫うようになり、険しい崖っぷちが続きます。飯田線を思い出しました。
↑竜門の滝近くの国道473号線から、撮影しました。
山峡の駅を俯瞰する 神 尾 駅
左側には峻嶮な山がせまり、右側は大井川への切り立った断崖。そこに線路を敷設し、駅を造る。
工事も難航したことと思います。
秘境駅127位への評価ポイントは、「人家が遠い/鬱蒼とした林の中にある/大井川の絶景/狸の置物が出迎える」と
牛山隆信氏は書いています。
大井川鉄道で秘境駅にランクされているのは、「尾盛」3位、「土本」49位、「閑蔵」81位、「奥大井湖上」91位、
「アプトいちしろ」92位、「ひらんだ」115位、「神尾」127位です。本線では「神尾」だけ、後はすべて井川線です。
↑神尾集落へ下る山道の林の中から撮影しました
↑神尾駅の全景です
「たぬき村」の看板が出ている駅(3) 神 尾 駅
トンネルを抜けて入線してくる上り金谷駅ゆきの元近鉄16000系電車。
おどけた表情で、たぬきが迎えてくれます。
「たぬき村」の看板が出ている駅(1) 神 尾 駅
神尾駅に一歩踏み込んで、まず目につくものは、大小さまざまな「たぬき」の置物です。
信楽焼と注釈がついています。
この駅へは金谷町を出発して国道473号線を北上し、しばらく走ると、カーブが連続した山道となり、
「神尾」の標識に従って枝道を大井川の方角へ下ります。
途中、神尾集落を通り過ぎるとその先に、塩ビトタンと鉄骨で造った小屋のような待合室やホームが見えてきます。
断崖絶壁の山を切り開いて線路を敷いたような駅です。
牛山隆信氏の評価では、秘境駅ランキング127位に選ばれています。決して高い位置ではありませんが、
ここに佇めば、ゆったりとした時間が流れていく、こころ休まる場所であることには、間違いありません。
「たぬき」の置物が集合しているから、ここを「たぬき村」と名付けたのでしょうか。
春色ただよう温もりの駅(4) 抜里駅
去りゆくSL・・・・・・・。
この駅には停車しません。いったんスピードを落とし、通過して行きます。
春色ただよう温もりの駅(3) 抜 里 駅
ゆったりと時間が流れて行くような駅の風情です。
「サヨばあちゃんの休憩所」の意味は分かりませんが・・・・・・・・。
↑駅の構内を通り抜け、線路を渡って農作業に行く農夫。
こちらも春一色 抜里駅付近
茶畑も周りの木々も新緑いっぱいです。それに元南海電鉄の2100系車両の草色が加わって、申し分のない景色です。
お陰さまで大鉄の所有する3種類の電車を撮影することが出来て、ラッキーでした。