沿線その風景 (7) 浦川駅付近
街があり、川があり、橋がある。
浦川駅を出発すると飯田線は、すぐ橋を渡ります。大千瀬川に架かる橋梁、第一大千瀬川橋梁です。
大千瀬川は北東に流れた後、天竜川に注ぎ、南に方向を変え、やがて太平洋に出ます。
天竜川(総延長213Km)への仲間入りを果たすのです。
この橋梁の近くには、浦川キャンプ場があり、夏にはたいそう賑わいます。
沿線その風景 (7) 浦川駅付近
街があり、川があり、橋がある。
浦川駅を出発すると飯田線は、すぐ橋を渡ります。大千瀬川に架かる橋梁、第一大千瀬川橋梁です。
大千瀬川は北東に流れた後、天竜川に注ぎ、南に方向を変え、やがて太平洋に出ます。
天竜川(総延長213Km)への仲間入りを果たすのです。
この橋梁の近くには、浦川キャンプ場があり、夏にはたいそう賑わいます。
沿線その風景 (6) 出馬駅付近
出馬集落に寄り添うように敷かれている飯田線。
一日の乗客は少なくても、出馬駅に停車しない普通列車があっても、そこに住む人たちには、
なくてはならない路線です。飯田線は、そこに生活している人々と共に、生きている交通機関です。
例え集落から離れて住んでいても、そこに暖かさを分ちあう優しさがあるから、共存しているのでしょう。
沿線その風景 (5) 三河大野駅付近
製材所が数軒並んだ通路を少し奥に進むと、山裾に寄り添うような民家を発見しました。
そこには周りに何本かの柑橘木が植えてあるだけの平凡な風景が広がっていました。
何の変哲もない絵画のような景色ですが、これも一つの風景だと感じました。
沿線その風景 (4) 湯谷温泉駅付近
宇連川は別称「板敷川」とも云われています。
川底が板を敷き詰めたようになっていたり、
岩の上に土砂が堆積して板のようになっているからです。
夏など子供たちの格好の遊び場です。水がきれいだし、周りは緑に覆われていて
穏やかな気持ちに包まれます。
沿線その風景 (3) 三河槇原駅付近
宇連川(うれがわ)右岸には、朝陽が少し射しかかっていますが、左岸は樹木に遮られて十分な光が回っていません。
特に川面は、眠っているように黒く沈んでいます。全体が目覚めるのは、まだ先のようです。
普通列車がこの先の三河槇原駅に向かって、スピードを落としつつあります。
沿線その風景 (2) 柿平駅付近
左右に広げた大きな枝は3,4mはあるでしょうか。風格のある柿の木です。
枝には熟した柿の実が、いっぱいついています。遠方からでもよく見えます。
その脇を豊橋駅ゆきの普通列車が、走りぬけます。
沿線その風景 (1) 柿平駅付近
今年は柿が豊作だったようです。あちこちで見かける柿の木には、実が鈴なりです。
この写真を撮っているところは、以前は松林でした。
そこを伐採し、今では幅員5m程の舗装道路に生まれ変わっています。
柿平駅を通過した特急「ワイドビユー伊那路」です。
普通車のみで、グリーン車は連結されていません。豊橋駅 -- 飯田駅間で運行しています。
ステーション (5) 浦川駅
この町は夏季にはキャンプや鮎釣りで大変賑わいますが、今はひっそりとしています。
駅は1面2線で列車交換が可能です。駅舎は木造の味わいのある建物でした。
ホームに座りながら、宿題を片付けている学校帰りの少年二人に出会いました。
自宅がある東栄町へ帰ったら、すぐサッカーの練習に出かけるから、いま宿題をしているということでした。
6年生と4年生の兄弟でした。
↓ 下の写真は、浦川キャンプ場です。この季節、人影はありません。
ステーション (4) 出馬駅(いずんま)
飯田線はこの駅から、東三河を離れ、遠州に入ります。県境を越えたことになります。
行政区域からいえば静岡県浜松市天竜区佐久間町です。
飯田線は、相川という河川と出馬集落に包まれるよう形で、南北に通っています。出馬駅はその集落の中ほどにあります。
正確には相川の向こう岸の山の上にも集落はありますが、別の集落のような気がします。
宇連川は南に流れていましたが、相川は北に向かって流れ、天竜川に注ぎます。県境が分水嶺になっています。
出馬駅の北隣には上市場駅がありますが、駅間は0.6Kmwで、飯田線の中では最短距離です。
上市場駅の乗客は平均10人に対し、出馬駅は平均5人です。このため普通列車が一部通過する場合があります。
駅は1 面1線のいたって素朴な構造です。
ステーション (3) 柿平駅
駅舎もなく、小さな待合室があるだけの素朴な駅です。
周辺も民家が数軒あるだけで、街道筋から置き忘れたような感じです。
しかし2002年当時の写真を見ると、今よりもっと杉林に囲まれた秘境的な雰囲気だったようです。
現在は駅前の杉林が伐採されて材木置き場に、西側の柿平踏切脇の杉林もきれいになくなり、
幅員5mほどの新道に生まれ変わっています。
柿平駅は初めての訪問でしたから、ナビを頼りに国道151号線を北上してきましたが、アプローチが判らず、
行き過ぎてしまうほど樹木に囲まれているのに、一歩中に入ると、このような変化がありました。