ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

養老山系を見上げながら(完)

2015年10月31日 | 養老鉄道

列車交換の後で      養老駅

夕暮れが濃さを増すなか、電車は列車交換が終わり、上りは桑名駅へ、下りは大垣駅へと、

それぞれの方向に出発しました。

上りの電車から降りてきた乗客が、それを確認して、構内踏切を渡り、改札口へ進んでいきます。

人数は、僅か2人。観光地にしては、土曜日なのに少なすぎる感触を受けました。

この日は養老駅を最後に、切り上げることにしました。大垣ICから高速道路に乗り、岡崎付近まだ来たとき、

突然大雨に見舞われ、ワイパーを全開にしても視界が確保できません。前方を走る大型バスのテールランプを頼りに

減速走行です。帰宅したのは9時過ぎ。3時間近くかかってしまいました。

 

 

 

 


養老山系を見上げながら

2015年10月29日 | 養老鉄道

山峡の駅      養老駅

養老山系に秋の陽が沈みかかり、駅のまわりには、黄昏が忍びつつありました。

この駅は「養老の滝」への入り口です。駅前の広場からすぐなだらかな坂になり、しばらく走ると道が急峻になります。

名瀑で有名な「養老の滝」へは、かなりの距離がありますから、徒歩では無理です。常時、タクシーが待機しています。

昔、源亟内という若者が山で薪拾いをしていて夢中になり、滝壺に落ちたところ

  その水が酒であったので、びっくり。瓢箪に入れて家に持ち帰り、病気の父に

  ませたところ、病気が治ったという伝説から「養老の滝」と名付けられたそうです。

  日本の滝百選に選ばれています。

  

 


養老山系を見上げながら

2015年10月28日 | 養老鉄道

運転間隔の密度      駒野駅

「養老線」の列車待ちをしていて時間が、少し長いような気がしたので、調べてみますと、上り下りともに40分ほどでした。

この運転間隔は、路線によっていろいろ違いがあります。

例えば豊橋鉄道の路面電車は7分、江ノ電は12分、大井川鉄道は時間帯によって15分から60分間隔。

天竜浜名湖鉄道も時間帯によって30分から60分、JR飯田線の近距離は15分、近郊行きは30分、遠距離は60分間隔です。

この運転密度の違いが、利用者にどのような心理を与えているか、そして乗客数の増減にどう影響しているのか。

気になり始めました。

 


養老山系を見上げながら      

2015年10月27日 | 養老鉄道

紡績工場とのコラボ      駒野駅

駒野駅の向かいにあるノコギリ型の紡績工場には、昔、引き込み線が入っていて、原材料や製品の

搬入・搬出に養老線が活躍したそうです。今はその役目を終えて、トラック輸送に変えられています。

駅の傍に工場があって、往時の様子を垣間見ることができるのは、貴重な存在だと思います。

ほかのローカル線でも鉄道を使っての輸送は、繊維関係のほかに材木や燃料などがあったようですが、

今はすっかり姿を消しました。

 

 


養老山系を見上げながら

2015年10月26日 | 養老鉄道

多度山の山麓にて (3)       石津駅 ⇔ 美濃山崎駅

多度山の稜線が次第に低くなり、それを目の隅で追いながら、北上してきましたが、養老山に近づきつつある感じがします。

二駅ほど越えれば左手に、養老山が見えてくるはずです。

この辺りは既に県境を過ぎて、岐阜県に入っていますから、「養老線」も半分近く、進んできたことになります。


養老山系を見上げながら

2015年10月24日 | 養老鉄道

多度山の山麓にて   (1)     美濃松山駅 ⇔ 石津駅

桑名駅前の駐車場で車に乗り換え、撮影ポイントを探しながら、美濃松山駅付近までやってきました。

ようやく見つけたのが、石津駅の手前でした。養老山系の多度山が見えるところです。

それほど高い山ではありませんが、ここから北へ山が続いています。

あたりは午後になっても天候が回復せず、どんよりとしていました。

 

 


養老山系を見上げながら

2015年10月22日 | 養老鉄道

木立の中から (2)      多度駅 ⇔ 美濃松山駅

多度川橋梁を渡る電車を別の視点から撮影したものです。

この川は多度駅を北へ、1Kmくらい進んだ町の中心を、東西に流れています。

川沿いに西へ行くと、多度大社があります。年間、百万人を超える参拝者が訪れるという由緒ある神社です。

「お伊勢参らばお多度もかけよ。お多度かけねば片参り」と謡われ、北伊勢大神宮と崇敬されています。