○アンゲルブレシュト指揮フィルハーモニア管弦楽団、BBC合唱団、モラーヌ(ペレアス)ダンコ(メリザンド)(TESTAMENT)1951/6/1放送録音・CD
元々正規録音される予定だった組み合わせというのも驚きだが、完璧な歌唱陣もさることながらイギリスオケがアンゲルブレシュトでこれをやった、明晰でデジタルなアンゲルブレシュトが軟らかな音で技巧的には「何気に」完璧にこなすオケを振ったらこういうものができた、というのがアンゲルブレシュトファンには驚き。アンゲルブレシュトがフランスオケの色彩感を頼りにしていたのがわかる半面イギリスオケの技術が自然で滑らかな音楽表現を可能とし、アンゲルブレシュトの目指すところを一段上に引き上げているようにも感じる。RVWじゃないか、と思わせる瞬間。だが物語が進むにつれ、独唱の圧倒的な説得力にオケはあくまでバックという意識へ落ちる。歌のひとつひとつを単独で歌曲録音として出しても成立しそうだ。。
しかし録音が悪い!ノイズが終始聞こえる。◎にはできない。
元々正規録音される予定だった組み合わせというのも驚きだが、完璧な歌唱陣もさることながらイギリスオケがアンゲルブレシュトでこれをやった、明晰でデジタルなアンゲルブレシュトが軟らかな音で技巧的には「何気に」完璧にこなすオケを振ったらこういうものができた、というのがアンゲルブレシュトファンには驚き。アンゲルブレシュトがフランスオケの色彩感を頼りにしていたのがわかる半面イギリスオケの技術が自然で滑らかな音楽表現を可能とし、アンゲルブレシュトの目指すところを一段上に引き上げているようにも感じる。RVWじゃないか、と思わせる瞬間。だが物語が進むにつれ、独唱の圧倒的な説得力にオケはあくまでバックという意識へ落ちる。歌のひとつひとつを単独で歌曲録音として出しても成立しそうだ。。
しかし録音が悪い!ノイズが終始聞こえる。◎にはできない。