湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ヤナーチェク:タラス・ブーリバ

2012年01月03日 | 北欧・東欧
○ホーレンシュタイン指揮BPO(放送)1961/8/30エジンバラ音楽祭live

スケールの大きな、最初はディーリアスを想起するような響きの繊細な動きを的確にとらえたような表現に耳奪われる。ドガチャカの派手さを志向してはいないが、後半はベルリン・フィルのブラスやパーカスをたきつけてドライヴしていくさまがそれなりに楽しめる。佳演。
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バーバー:交響曲第1番(一楽章の交響曲)

2012年01月03日 | アメリカ
○ロジンスキ指揮NBC交響楽団(WHRA)1938/4/2live・CD

原典版。バーバーの出世作だが、いまひとつわかりにくさがあるのは、スコアを整頓して即興に流れず山場を計算した演奏を提示する人が少ないということもあるのではないか。ロジンスキの素晴らしさはその点非常に計算された音楽を志向しきちんと緩急がつけられているから、ただの煩いネオロマンになりそこねた交響曲ではないことをわからせてくれるところだ。これはやっとこの曲に耳を向かせてくれた盤。録音マイナスで○。
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ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第8番

2012年01月03日 | ヴォーン・ウィリアムズ
○ボールト指揮LPO(EMI)新録・CD

意外といけるじゃん、と思うが二楽章がいまいちだった。この人はブラスにスウィングさせるのが下手なのかそもそもさせる気がないのか、ちっともスケルツォではない。三楽章は持ち直し、四楽章はわりと落ち着いたテンポで仕上げて及第点。こういう軽い曲にボールト盤は期待していなかったが、そこそこではあった。
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バーバー:悪口学校序曲

2012年01月03日 | アメリカ
○ヤンッセン指揮ヤンッセン交響楽団(WHRA/victor)1942/3/11・CD

明るく楽しげな様子で縦というかアタックは甘めだが達者な演奏だと思う。ヴァイオリンのポルタメントがなつかしい。バーバーは弦楽器が分厚くないと魅力が出ないが、SP音源にしては、音は割れるが、聴けるものとなっている。ヤンッセンはこの時代の音盤ではよく聞く名前。○。
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ディーリアス:北国のスケッチ

2012年01月03日 | イギリス
○ビーチャム指揮ロイヤル・フィル(M&A)1959/11/4BBC放送live・CD

2011年末新譜ビーチャムイントロントというカナダ客演集の付録盤に収録されているが、そうとう前に出た同レーベルの別盤に収録されていた記憶がある。音は悪いが圧はある。むせ返るようなというか、生命力の強すぎるビーチャム流儀のディーリアスで、民謡音楽の側面の強い楽曲をコントラスト強く表現していくさまは確かにディーリアスのある側面をよくえぐり出しているのだが、グリーグへの思いを漂わせながらも、さらに水彩画的なほのかな色彩の変化を楽しませたいところ、リヒャルト的な大仰さをロイヤル・フィルという強力で色のないオケに託したようなダイナミズムに違和感はなくはなかった。しかしこの統率力、ビーチャムは侮れない。○。
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あけましておめでとうございます

2012年01月02日 | Weblog
早々地震で被害あいましたが、地下の大ナマズがこれきりで深い眠りに付いて欲しいです。本年もゆるくやさしくお付き合い願います。
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