湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

2019/12/3日誌:夜の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ16(蒲田駅→雑色→六郷→照の湯→宝幢院→道塚神社→矢口渡駅)

2019年12月03日 | 東京温泉
ネットだと微妙に探しにくいエリア、蒲田。ニフティの温泉口コミサイトは一番情報がありますが、銭湯は数が激減していくところで(都市型温泉は枯渇という問題もある)、ネット情報のように時が止まって、検索順位もそのままでは最新がどれかわからない場合はどこまで信用できるかわからない。
口コミを誰かが書けばアップデートされるんですけど銭湯ってよほど人気がないと地域で消費されるだけの存在になるから、過去の付加サービスが今は省略されてるなんてこともある。昨日はすっかりやる気をなくしていたんですが、ふと温泉地帯太田区蒲田でも京急沿いの何駅かのエリアはまだ知らないではないかと。ブックマークを見ると以下のリニューアル銭湯温泉がありました。

おお、こんな評判の良いところが漏れていた。雑色からすぐならさほど蒲田から離れない。ウォーキングルートを組んで、少し短いですが、その真ん中に照の湯を嵌めてみました。このサイトで情報のベーシックなところは網羅されているので、現地での感想だけ書き添えておきます。


出発点は蒲田駅南口。マニアックでなく普通の道(ほぼJR/京急沿い)をたどれば正味2キロほどです。遠くはないですが寒い道なので短くもない。

ユザワヤ

橋を渡れば蒲田温泉が近い

富士通の研究施設、まだありました(何十年前はこのへんは庭でした)

京急とJRのあいだへ

右前に

タイヤを大小沢山使った有名な子供公園です
とにかく規模がヤバい

でも夜


ロケット型タイヤ塔ふたつ、よく見えない

昼間来ましょう
というか京浜東北線から見えますよね

たぶんゴジラ
何十年もたつと移動するようです
(子供が危ないとかなんとかで撤去するとかニュースがあったことがあったので、場所を移して立て直したのか、経年劣化のため作り直したのでしょう)







巨大タイヤの遊具も。いまどきよくこんなダイナミックな子供広場を残しているもの。夜なのに親子が遊んでました。

どこで線路を渡ってもいいんですが、夜景を見るためタイヤ公園の先を。





雑色商店街を横切って六郷(多摩川沿い)方面へ。

まだサラリーマンが多いなあ。古い雰囲気の庶民的な住宅地。

中学校。もう東六郷ですがちょっと道がうねるので地図を見て。



ON泉OFF呂…

照の湯につきました。

地下300メートルから湧出する黒湯です。

スーパー銭湯も年季が入る。

今日みたいに夜8時くらいは空くのですよね。でもここもオンタイムは混みそうだなあ。マンションの一階を使った銭湯ですが、ちょっと凝ったつくりです。

チョコレートじゃなくてよかった。

リニューアル銭湯のはずですが、もともとさほど古くなかったとおもわれます。スーパー銭湯と旧来の銭湯を融合させたような、八幡湯と稲荷湯のレトロモダンの中間を行くような感じ。お店独特のデザインセンスを発揮する銭湯ってありますが、ここは玄関からして一見の価値はあります。ファンシー。汚れておらず子供が喜びそう。こういうの好き。すごくスムースに入ってフロントを通り脱衣場に至る合理的な感じはまさに銭湯。共用部でおばさんが憩ってましたが、脱衣場・内湯部含めそこまで広くはなく、特に脱衣場はロッカーの数が足りるのかなあという、容量大きめのロッカーの多いかんじ。仕事帰りに荷物がある人が多いのかもしれない、エリア的にも。木製でカギは普通。カギをすりかえられないように注意と書いてあるのも懐かしいな。

天井の高い風呂場は驚きます。そりゃ人気だわ。内湯は完全にリニューアル銭湯で、先のページ参照。真ん中に凝った浴槽を置くと確かに平面積を食うから広さを確保できないのですが、ここは露天風呂があります。しかもビルの上の風呂桶とか、ベランダから風だけ入ってくる三角形とかではなく、タヌキがゴルフクラブを握っている。もとい、自然石で作った正真正銘の庭湯なのです。一階だから周りは目隠しで全覆いですが、ほとんど竹製なので、竹籠のライト含め雰囲気最高。たしかに都会の一階なので広々というわけにはいきませんが、自然石を固めて構成しているのですから四角い風呂桶よりスペースを贅沢に使っているわけで、しかもメインの、冷たい源泉かけ流しで熱い湯を埋めている四角いエリアは3,4人は余裕、さらに細い足湯っぽい(足湯ではない)エリアが延びており、湯温が低い。黒湯が溜まっていてこちらが好きな人もいるはず。やはり黒湯は埋め方、もしくは足し方で濃さが変化するので、一概には言えませんが、暗いことを加味しても湯桶のほうは透明度3,4センチでした。源泉は透明度はあります。1メートルとかいうと無いかもしれませんが50センチはありそうです。これは源泉より濃くなるという蓄積なんでしょうか。良いです。底のぬるぬるはやはり僅かですがあります。

ここまで黒湯ばかり入ってて目新しい効果にはもう期待してなかったんですが、ここにそこそこ浸かって、さらに本日の湯「よもぎ薬湯」に浸かり、清潔加工の白湯の流れるプールのようなジェット湯で筋肉を叩き、ひのき湯で休んだら(電気風呂とサウナ(無料)と源泉水風呂とシャワーは省略)、このあとの夜道ウォーキングでもほとんど冷えず、今日の気温が少し高いのかもしれないけど、あとで真価がしっかり発揮されてきました。ふくらはぎまで熱がふわふわして体調が良いのです(足首は間違えて冷水あびた)。上がった直後はそこまで感じなかったので、でもたしかに扇風機浴びて一枚減らしてたか。

手当り次第も面白いですが、有名温泉銭湯はやっぱりそれなりのものはあると思い知らされて出たのでした。洗い場の据え付け石がモノリスのようなのも独特。これは近所にあったら通うわ。みんな露天風呂露天風呂言うけど、露天風呂だけでもすばらしい。夏はいいだろうなあ。静かだし。




時間がないのが残念。元の道を戻ります。

普通に行くと広大な蒲田の平原(このへんは空が広い)で迷ってしまうので、ちゃんと地図を見ながら歩きます。うっかり蒲田駅に戻ってしまう。






宝幢院。真言宗。六地蔵ではなく、ばらばらのまるでバンドみたいな編成のひとたちが門前にいます。





なかなか立派な庚申塔。集めてきたのかな。







この寒いのに虫が何種類も鳴いている。うーん、暖かいのかなこのあたりは。
















道塚が近い。

神護寺とともに道塚神社。ただ、神社新しいようだ。





力石?









お、環八。蒲田温泉行く途中に通った。






東急池上線矢口渡駅。おつかれさま。









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