湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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たまの一般銭湯〜清水湯以外の武蔵小山の湯 目黒本町入間湯、月光泉(無料サウナはコロナ中止)

2021年05月18日 | 東京温泉
目黒線沿線の銭湯を挙げたので、今まで紹介していないところも載せねば、と。武蔵小山駅から徒歩範囲のレトロモダン公衆浴場ふたつをどうぞ。タワマンのある清水湯側とは逆方向になります。すこし歩きます。地区的には共に目黒区の目黒本町というところです。目黒駅近辺は改築や高級住宅化が激しく自然教育園手前の銭湯くらいしか残っていないと思いますが、こちらは小山台高校裏から下町情緒の残る商店街が断続的に続き雰囲気は銭湯向きで、残るのもわかる。風景に溶け込んでいます。お客さんも実に銭湯的。年齢層はやや高い。けっこう混むことがあります。



武蔵小山駅に近いほうが入間湯。道もわかりやすい。共用部の壁画にも驚きますが、広々とした脱衣場にびっくり。半リニューアルといったところで特に天井は星型の木造デザイン、外壁側に巨大な宇宙の絵(子供は喜ぶでしょう)、ベンチは畳のやつ、しかしロッカーは古いものを丁寧に使っています。天井の高い脱衣場はけっこう良いものです。浴室も広々としています。天井はカラフルで壁面のガラスや内装のタイル、浴槽のタイルは80年代風のレトロモダンな色彩ですが、とてもきれいに維持されており壊れたりしているところはないです。壁画にこだわらないなど機能重視の実用風呂感もありました。からんも多く固定シャワーも古くはありますが出ないとかそういうことはない。しっかり小さなサウナ設備(軟水ミスト、無料)があるものの、コロナのためしばらく休止。これはどこの一般銭湯も同じでしょう(大規模サウナなら密にならない)。水風呂でなくサウナ利用者用シャワーがあります。そして平面積を考えると他に比べ顕著に広いとも思えないのですが、一つの大きな浴槽を壁で仕切る形の浴槽がたっぷり広く感じられ、ゆっくり入れます。熱めで、熱湯は入れないくらいですがちょっと弱めのバイブラ風呂は慣れるとしっかりつかれます。ほか中延記念湯を思い出すタイルでできたレトロ寝湯(ジェットを組み込んでいる)や着席ジェット湯はちょっと熱い。ここはとにかく密になりにくい広さが一番、無料サウナが再開すればまた来る人も増えるのでしょう。昭和30年代からの銭湯だそうです。

月光泉は庶民的な商店街の先にあります。積極的に経営されている感があり、比較的有名なところです。常連感が強いもののご主人も丁寧でノスタルジックなレトロ公衆浴場感がとても良い。脱衣場の天井を見るとちゃんとリフォームしていて、設備も大変しっかり管理され掃除も行き届いています。時間によりけっこう混んでいます。ちょっとタイムトリップ的な雰囲気を演出しています。浴室の天井はさきほどの入間湯と同じカラフルなもので、同じ頃に同じ人が塗ったのでしょう。入間湯よりは狭く感じますが、ミストサウナは浴室外にあり浴室内から出入りします(しかし休止中)。入り口右に小さな水風呂がありますが、場所的に掛け湯のかわりにもなるのでしょう。週2回薬湯があります。奥の3つの浴槽のうち左のブースはスイッチを押すとジェット、真ん中と右の浴槽はジェットとバイブラでおそらくこちらが軟水風呂になっています。一般銭湯でうたわれる軟水風呂はそこまではっきり効果がわからないこともありますが、ここはわりとすぐ肌がツルツルになります(ヌルヌルはなかった)。武蔵小杉の今井湯の軟水風呂のような感じかな。全体平面積はやや小さいのでサウナがないとほんとの普段使いの風呂屋という感じですが、雰囲気好きの向きは楽しめるかもしれないです。



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