湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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2019/12/8日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ21(弘明寺駅→中島館→弘明寺→横浜天然温泉くさつ→永楽湯→横浜公園→横浜開港資料館→中華街→元町・中華街駅)

2019年12月09日 | 東京温泉

結論から言えば弘明寺10数年ぶりに本尊(旧国宝)拝観は、偶然の護摩焚きによって阻まれてしまいました。なので弘明寺にからめて温泉をまわる、というのは、一日に三回も銭湯に入るという異常事態に置き換えられ(帰宅後含め4回入浴)、さらには横浜開港資料館や中華街を観光するという距離的にはウォーキングらしいものが保てたけれどいささか疲れる強制観光みたいなものになってしまいました。盛りだくさんなのですが、これは温泉銭湯ブログであるのと、もう元気がないので温泉以外のことはあまり書きません。すいません。。

横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅→中島館→弘明寺→横浜天然温泉くさつ→バス→永楽湯→横浜公園→横浜開港資料館→中華街→元町・中華街駅


地下鉄は横浜駅とかけっこう遠いし、弘明寺には京急の駅の方が近いのであんまりおすすめしない。ただこのお湯には一番近いのです。













透明度3センチ。洞窟のような露天風呂が黒湯。濃いことで有名らしい。加温かけながしか。熱くてかなり染みる。ここはぬるぬるもある。


地元で人気がある模様。活気があります。洋風の浴室に自然石の露天。ミクロ泡のミルキー風呂は円形の泉のよう!




まずはひと流しして、乾いた喉をうるおすべくすぐそばの門前商店街へ。タピってしまった。おいしかった。商店街は橋を中心にした短いものだが、昔の店も残っているよう。







弘明寺は比較的コンパクトだが、古様の堂宇群をぎゅっと凝縮したようなお寺。鉈彫りの十一面観音像で知られる。しかし聖天様を今は別堂にまつり、絵馬は聖天様となっている。大師堂は脇にガラス窓で覗ける形で閻魔奪衣婆役行者などまつっており、こちらももともとどこにあったのだろう。本尊以外江戸時代のものに見える。鐘楼の鐘も江戸時代だが代々の由緒ある鋳物師の名前。本堂はそれより少し新しそうだが、構造が関西の修行堂によくあるような、四角の修行場に拝観用構造を継ぎ足ししたようなかんじにも思え、面白く見学できる人もいるはずだ。




保土ヶ谷道とある













馬頭観音は新しいが街道近くらしいもの










































石質からかなり古く見えるが、実際は後世のものなのだろう。













聖天様あたり。










本堂前の七ツ石。弘明寺を近年オカルト的な意味で有名にした力石のような石。現在七つが半ば埋納される形で、本来の姿と思われる結界を形作っているが、前は狭い柵の中に積まれたような形、もしくは密集して生える形で配されていた。七ツ石の絵馬は後者の形を絵にしたもの。リンガというか何か呪術的なものに見えたから、置き方というのは重要だ。本堂前の説明板に尾りょ石、福石は別にあるように書いてあるが、7つのうちに含まれる。地上部で確認できる文字は正面の石の「七ツ石」のみ。他にも石仏や石碑は小物が多く見られる。聖天様の参道に落語家の大きな石碑があるのは目を惹く。









何か意味がある石だと思ったら裏に白蛇石らしいものが立てかけられている。こういうものがひっそりあるのも古寺の醍醐味。白蛇はふつうは日蓮宗じゃないのかな、とも思ったけど。




お茶と大福をいただいて、講演会と護摩焚きが終わるのが2時半、でも本堂を締め切って焚くので4時半になると聞いて退散。裏から京急弘明寺駅方面へ。観光的な拓け方をしている。そして少しまとまったウォーキング。ほぼ線路・大通り沿いで、目的地も大通り沿い。











井土ヶ谷の横浜天然温泉くさつ。健康ランド型施設。有名だが、有名ゆえのせわしなさを感じた。うーん。




混んでる。休日とはいえこれはすごい。内湯の真ん中に黒湯ゾーン。ここは細かい泡が灰汁のように浮いている(写真でもそうなっていたのでいつものことなのだろう)。ヌルヌルもある。しかし透明度は5センチある(明るい場所なので若干不利)。はっきりした茶色で、バブルのないところへ行くと天狗湯のように体に堆積してくる。砂のようなもの。少し熱めの湯でとても温まるが、やや狭いか。循環ぽいが湯の感じは掛け流しぽく清潔で消毒臭もない。有料サウナ以外は内湯で、広々とした白湯には例のカプセル型バブルジェットはじめ通り一遍。スイッチ式。洗い場が少ない気がする。またスーパー銭湯なのだが共用部が小さく、食堂は人がいない。うーん、人気あるからいいのか。



対面のバス停から横浜駅西口行きバスで一気にワープします。ここいらへんはバスのほうが楽かも。



このあたりは観光地と観光地の間のようなエリアで、ホテル街もあって複雑な構造。

綺麗。







永楽湯。この趣!

黒湯透明度は30センチ以上。色は薄めだが熱いせいもあってか温まる。浅い、深いの2つの黒湯があり、太平館と似ている。入り口は褐色の飾りタイルで地味だが番台を過ぎての中は大きなレトロ銭湯、ソファーもテレビもありくつろげる。浴室はおそらく30年以上前リニューアルしており、天井や室内街頭(?)、壁面など新しく見える。円形のバブルジェットなど凝っており、相対的に古さは否めないが現役感バリバリ。地域の重要な湯になっているようだ。不自然に距離を置かれるのでなく普通に話しかけられる。伊勢佐木町とか来たら寄るかもなあ。飾らないかんじがいいです。


ぶらぶら湯上がり気分で横浜スタジアム方向。








横浜公園の新造庭園に紅葉をすこし。






もう終わりかけかな。









狭いけど見せ場はあります。この赤に黄色という組み合わせは、よく公園やお寺の紅葉庭園で使われてますね。みんなここで撮ってた。








この裏からもう中華街なんですが、少し戻って横浜開港資料館へ。初めて行く。資料はたくさん読んでる。


銀杏は盛り。

神奈川県庁は国重文指定されるそうです。





県庁に近い横浜開港資料館。



日米和親条約を結んだ場所を示す玉楠が生えている(だから県庁が近い…と思う)。関東大震災で幹は燃えたが木は生き延び現在に至る。水場を背景に水神社の脇にそびえている姿が幕末描かれている。長い日々を生きてきた木に感銘。展示は横浜にゆかりのひとは楽しめる。広いが、企画展もあるのでさほど多くはない。



さて中華街まで。













はい、この先が東急東横線・みなとみらい線元町・中華街駅。

おわりでーす。



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