湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ジョリヴェ:フルート協奏曲

2011年12月13日 | フランス
○ランパル(fl)リステンパルト指揮ザールブリュッケン室内放送交響楽団(HORIZONS、AJPR)1954/6,66/3・CD

曲はちょっと聴き平明(旋律が美しい)だが何度も聴くとノイズ的に絡んでくるバックオケの存在を無視できず、ああ、「赤道」の人なんだなあ、という感触を受ける。フルートというソプラノ楽器を使うわりには地味なところも否定できず、もうちょっと旋律を引き立たせるオケを書けばよかったのに、とも思うがジョリヴェの否定になってしまうのでそこはそれ。ランパルだからこその「どんな曲も吹いてみせるわ」の意気が若さとあいまって「この曲くらいなら特に何もしないわ」というそつのなさをみせている。
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ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番

2011年12月13日 | 北欧・東欧
○ブダペスト四重奏団(RCA/victor)1940/2/2・SP

驚くほど現代的な演奏だが40年代ともくれば当たり前か。現代の精度尺度からすれば驚くに値しない(とくに旋律表現の中でちょっとフォルムを崩すあたり即興的レベルに聴こえる)けれど、模範とすべき引き締まったアンサンブル、先導していくファーストの程よい雄弁さ、なかなかのものである。○。
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