○ロジェストヴェンスキー指揮ソ連国立交響楽団アンサンブルのソリスト達(venezia/melodiya)1963/9/12・CD
ちょっと珍しい正規録音の復刻で、演奏的にも充実したロジェスト60年代の覇気溢れる演奏の一つ。音響が重く、音符をきちんと確かめていくようなテンポ取りが特徴的だが、ストラヴィンスキーを正しく表現しようというやり方だろうし気になるほどではない。それより気になるのはヴァイオリンの無駄な派手さ。ニュアンスがなくひたすら大音で弾きまくる。倍音が出なくてもいいところまで出していて主張が過ぎる。ストラヴィンスキーの設定したハーモニーが単色で塗りつぶされるようなところはちょっと気になった。ロシア的というべきだろう。○。
ちょっと珍しい正規録音の復刻で、演奏的にも充実したロジェスト60年代の覇気溢れる演奏の一つ。音響が重く、音符をきちんと確かめていくようなテンポ取りが特徴的だが、ストラヴィンスキーを正しく表現しようというやり方だろうし気になるほどではない。それより気になるのはヴァイオリンの無駄な派手さ。ニュアンスがなくひたすら大音で弾きまくる。倍音が出なくてもいいところまで出していて主張が過ぎる。ストラヴィンスキーの設定したハーモニーが単色で塗りつぶされるようなところはちょっと気になった。ロシア的というべきだろう。○。