湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ストラヴィンスキー:「兵士の物語」組曲

2010年12月03日 | ストラヴィンスキー
○ロジェストヴェンスキー指揮ソ連国立交響楽団アンサンブルのソリスト達(venezia/melodiya)1963/9/12・CD

ちょっと珍しい正規録音の復刻で、演奏的にも充実したロジェスト60年代の覇気溢れる演奏の一つ。音響が重く、音符をきちんと確かめていくようなテンポ取りが特徴的だが、ストラヴィンスキーを正しく表現しようというやり方だろうし気になるほどではない。それより気になるのはヴァイオリンの無駄な派手さ。ニュアンスがなくひたすら大音で弾きまくる。倍音が出なくてもいいところまで出していて主張が過ぎる。ストラヴィンスキーの設定したハーモニーが単色で塗りつぶされるようなところはちょっと気になった。ロシア的というべきだろう。○。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする