スポーツを通して心と身体を育てよう、身体を動かす歓びを、そして良い思い出づくりをと考えて25年。スポーツ少年団の指導をしながら、子供たちと楽しく時間を過ごしている。
指導を始めた頃と今日を比べると、子供も親もかなり様変わりをした。
態度や言葉遣いが荒くなったし、集団での活動が苦手な子供や親も多くなった。
今日の子供たち、よくムカついたりキレたりする。
なぜムカつきキレたのか、その理由さえもきちんと説明できない。
メディアでは毎日のように殺人や未遂、そして想像もできないような、年少者の犯罪を報道している。
子供たちの凄惨な事件が繰り返される昨今、若い世代への諦めムードが漂っているが、希望の芽を大切にしたい。
子供たち自身の心は、本当は昔と少しも変わっていないのです。
大人たちが見逃さず見守り、大切に育てていかなければならないのだと思う。
人と人との関わりを学ぶには、年齢・経験・能力の異なる子供と大人が一緒に活動する場が必要です。
そういう集団の中で、子供たちは成長し、社会人として必要な基本的な態度や能力が、育つのだと思う。
幼児期や少年期に受けた感動や思い出は、子供たちの将来の生き方や感じ方に大きな影響をあたえる。
人と人との出会いから、人の心の温かさ、人のために役立つ喜びを感じ、成長していってほしい。
指導を始めてから、25年。そろそろ引退を、という思いもあるが、子供たちの笑顔を見るにつけ、こんな生き方に満足を覚え、もう少し頑張れそうな気がする。
だれも行かなかったら、そこに道はできない。
人は「何をしたか」ではなく、「何のためにしたか」が大事なのですね。
子供は地球の未来なのだから・・・