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カメさんが台湾遊びをしていた30年前の台湾は通称『男性天国』と呼ばれ、台北に向かう便の搭乗客の大半は夜の観光を目的とした団体客が中心で、機内ではもっぱら話題はその方面が中心で盛り上がっていました
当然、帰国便の機内ではあっちこっちの座席から成果(性果と言ったほうが正しいかも?)の報告会でアルコールが入り更に盛り上がり、あまりの醜態ぶりにうら若き客室乗務員が眉をひそめる、と言った光景がしばしば見受けられました。
台湾の夜遊びと言うより台北の夜遊びに関してはカメさんが始めて台北に行った1980年の一年前に、当時余りにも有名であった台北北部の北投温泉での公娼制度が廃止されており、そこの女性が台北市内に移動していったとの事で、市内各所の置屋から始まり日本人に人気のあった酒家、サロン等が夜の観光の中心となっていたものでした
当時の公娼制度に関しては現地の知人より聞いた話ですが、一代限りの営業許可が当局より認められており違法性は無いとの事で、当時の経営者の大半は50歳代から60歳代だから10年から20年前後は続くだろうとも聞いておりました
その後、カメさん自身が台湾から足を洗い真面目な生活を送るようになったものですから自然と台湾との縁も切れ、現地の様子がどうなったかは知ることもなく数十年が経過してきましたが、その間に報道等で1990年後半に当時の台北市長であった陳水扁市長が市内での公娼制度廃止を進め、2001年3月28日付けをもって公娼制度が廃止されたと知りました。
1979年に廃止された北投温泉での公娼制度に関して、カメさん自身経験はありませんが、その名前は余りにも有名でして、カメさんを台湾旅行に誘ってくれた先輩方に言わせればまさに男性天国そのもの?
位置が台北市内よりクルマで小一時間程度で移動可能な上、温泉好きな日本人にとっては日本風の温泉旅館が立ち並び、風呂上りに浴衣姿で宴会が出来、その宴会の最中に置屋から派遣される若くて綺麗な侍応生がお相手とくれば最高の観光だったでしょう
ちなみに侍応生が湯煙立つ温泉街をバイクの後席に乗ってやってくる光景が圧巻だったとか?
その北投温泉には公娼廃止後に一度鉄道に乗り訪れたことがありましたが、湯煙は見えましたが日本人観光客と侍応生の姿はありませんでした
画像は2007年にMRTに乗車して二度目に訪問した北投温泉
地元の方に聞きましたがこのMRTの駅は以前の台湾鉄道の新北投駅と同じ場所に建設されているとの事ですが、以前の駅を知っているものとしては感慨深い気持ちを抱いたものです
昔の台湾、確かに日本人男性にとっては男性天国でしたが、反面、いろいろと社会問題を起こしていましたね。
しかし当時の台湾小姐達は少なくとも私の知っている女性は明るく、娼婦と言った印象は残っておりません。あくまでも恋人気分で接してもらった記憶しか残っておりません
北投温泉に初めて行った際には廃止となっていましたが、それとなく雰囲気はまだ残っていましたね