まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  222 蛍光表示管LD8035を鳴らす

2015年03月30日 | Weblog

蛍光表示管というものがあります。VFDとも言いますが。

独特の青みがかった発光表示管ですが、データシートをみれば見るほど、真空管じゃないかという事で

これを3極管として鳴らすことにしました。

 安いのがありがたいところです。でも、この資料を書いた方は、蛍光表示管を理解されていない様子がうかがえるのが

ちょっと残念です。せっかく、裏から見た図を描いていますが、7セグメントが表示される方向が書かれていませんというか、これでは

どちらなのかも分かりません。

 

さて、反転式HyCAAがあまっているので、試作基板に蛍光表示管を取り付けて配線してみました。

おっそろしいピンボケですみません。デジカメのモードを間違えていました。

数字が表示されていますが、ほぼ点灯したままです。それも一部暗くなっている所もある様子ですが、

まずはハムノイズがものすごく、音を聞くどころではありませんでした。

最初はむき出しのままだったので、人間が近づくだけでブーンという音が大きくなり、蛍光表示管に手を近づけると

ほとんどがハムノイズといった具合なので、そこらにあまっていたプリント基板を裏側にシールド板として立ててみました。

相当ましになりましたが、表示側はむき出しのままなので、手を近づけるとあいかわらずの状態でした。

 そして、チーン、という例の音がしています。マイクロフォニックノイズです。

この手のサブミニチュア管の宿命なのかもしれません。

 

ということで、まずはハムノイズ対策から。

サイズが小さいということで、ふと思いつきました。シールドしてしまえばすむことです。

しかし丸い筒に治めるのも大変な工作になるので、シールド線だとどうだろうかということで、ごそごそ探して

古いテレビ用の5C-2Vを掘り出してきました。ケーブルテレビにも使える、アルミ箔を内側に巻いたスズメッキのアミ線付きの

同軸ケーブルもあったはずなのですが、見つかりませんでした。

銅むきだしなのと、ハンダ付けしたり触ったりしているので、そのうち変色、腐蝕してくると思います。

 

当然ながら、このアミ線もグランドに繋いでいます。極細の真鍮線を上、中央、下とノイズが治まる箇所を求めて

裏側で半田付けしては音を鳴らしと、いくつかテストしてみたところ、下をグランドに繋くと一番効果が大きいようでした。

あとは、アミ線という事で、うっすらと中の数字も見えますので、多少、視覚効果もあるようです。

 

マイクロフォニックノイズは、実装時に考えることにします。このままでも、手荒く触らなければ、以外と音はしなくなりました。

 

さて音ですが、以外と綺麗な音がしています。

普通のサブミニチュア管だと言い張っても遜色ない感じがします。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白い挑戦です! (X Underbar)
2015-03-31 23:12:08
データーシートを見ると、正しく真空管ですね。
返信する
鳴っているのは (まるは)
2015-03-31 23:22:30
X Underbarさん。
あと少しでエイプリルフールですね。(笑
1日以前に公開したという事は実際の実験に
違いないのですが・・・フフフ
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。