蛍光表示管というものがあります。VFDとも言いますが。
独特の青みがかった発光表示管ですが、データシートをみれば見るほど、真空管じゃないかという事で
これを3極管として鳴らすことにしました。
安いのがありがたいところです。でも、この資料を書いた方は、蛍光表示管を理解されていない様子がうかがえるのが
ちょっと残念です。せっかく、裏から見た図を描いていますが、7セグメントが表示される方向が書かれていませんというか、これでは
どちらなのかも分かりません。
さて、反転式HyCAAがあまっているので、試作基板に蛍光表示管を取り付けて配線してみました。
おっそろしいピンボケですみません。デジカメのモードを間違えていました。
数字が表示されていますが、ほぼ点灯したままです。それも一部暗くなっている所もある様子ですが、
まずはハムノイズがものすごく、音を聞くどころではありませんでした。
最初はむき出しのままだったので、人間が近づくだけでブーンという音が大きくなり、蛍光表示管に手を近づけると
ほとんどがハムノイズといった具合なので、そこらにあまっていたプリント基板を裏側にシールド板として立ててみました。
相当ましになりましたが、表示側はむき出しのままなので、手を近づけるとあいかわらずの状態でした。
そして、チーン、という例の音がしています。マイクロフォニックノイズです。
この手のサブミニチュア管の宿命なのかもしれません。
ということで、まずはハムノイズ対策から。
サイズが小さいということで、ふと思いつきました。シールドしてしまえばすむことです。
しかし丸い筒に治めるのも大変な工作になるので、シールド線だとどうだろうかということで、ごそごそ探して
古いテレビ用の5C-2Vを掘り出してきました。ケーブルテレビにも使える、アルミ箔を内側に巻いたスズメッキのアミ線付きの
同軸ケーブルもあったはずなのですが、見つかりませんでした。
銅むきだしなのと、ハンダ付けしたり触ったりしているので、そのうち変色、腐蝕してくると思います。
当然ながら、このアミ線もグランドに繋いでいます。極細の真鍮線を上、中央、下とノイズが治まる箇所を求めて
裏側で半田付けしては音を鳴らしと、いくつかテストしてみたところ、下をグランドに繋くと一番効果が大きいようでした。
あとは、アミ線という事で、うっすらと中の数字も見えますので、多少、視覚効果もあるようです。
マイクロフォニックノイズは、実装時に考えることにします。このままでも、手荒く触らなければ、以外と音はしなくなりました。
さて音ですが、以外と綺麗な音がしています。
普通のサブミニチュア管だと言い張っても遜色ない感じがします。
あと少しでエイプリルフールですね。(笑
1日以前に公開したという事は実際の実験に
違いないのですが・・・フフフ