まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

ゲルマニウムトランジスタ その2

2018年12月29日 | Weblog

 過去に入手できたゲルマニウムトランジスタは 2SA12でした。


倉庫に何十年と寝ていたので、腐食しかけているのが見受けられますが、中身が動けば良いので

動作試験となりました。

hFE=12 なんとも微妙な値です。

先の2SA18より、まだ電流が流れない様子で、エミッタ抵抗を若干調整しなければ、

0.8mAを流す事さえ難しい様子でした。

こちらは、少し低域よりの音がしている様子です。

あえて言うなら、昔の小型テレビ(14インチくらいの)のスピーカから聞こえていた(ような)音が

しています。丸1日慣らしでおいていると、高域も伸びだした様子で、先の2SA18より個人的には好みの

音がしている(気)がしています。

ベース抵抗も変更して、多少大目に電流を流してみましたが、電流制限用につけてた定電流ダイオードが

効いているようすで、熱暴走する気配はない模様でした。(といっても気温が15度程度なので、夏になると気になります)
ということで、ハンダコテであぶってみる事にしました。

 

ほぼ限界値の1.05mAまで電流が増大しましたが、これから動く様子はないようでした。

(でも限界値で音をならすわけにはいきませんので、ある程度の余裕を持たせる必要があります)

ということで、結局、抵抗を元の状態にもどして、今度は多少電気が足りない程度で鳴らして

みる事にしました。

か細い音がするかと思いましたが、測定器ではシビアな波形となりますが、適当?な耳では

先ほどより低域が減ったものの普通に聞ける音になっていました。

ぐるっと回って元にもどったということでしょうかね。

 

 



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