昨日、久しぶりに映画を観てきました。
4月に「Blue」を観て以来の映画館です。
今月末でせっかく貯めたポイントが失効するので、評判の良かった「燃えよ剣」へ。
「関ヶ原」と同じ司馬遼太郎原作・原田眞人監督・岡田准一主演、ということで、時代は違うけどテイストは似通ってました。
どちらも、滅びる側の「義」または「誠」が描かれていました。
とにかく血がドバッと流れるので、正直、私には無理な映画かなと、覚悟しての鑑賞。
あ、やばそうと思うと、下を向いてやり過ごしていました。
でも、市村正親さん、新納慎也さん、吉原光夫さんなど、舞台でお馴染みの方々が、ちょこっとだけなんだけと、結構いい味を出していらして、それがとても楽しかったです。
斎藤一役の松下洸平さんも、朝ドラですっかり人気者ですか、私が最初に知ったのはミュージカルの舞台だったので、舞台でお馴染みにカウントしたいと思います。
今回、右近さん演じる会津藩主松平容保が、私の中では一番感情移入できました。
春に青森に旅行して、戊辰戦争で生き残った旧会津藩士の移住先である斗南藩のことを知っていたということもありますが、右近さんの容保公がとても良かったのです。
残念ながら公演中止になってしまった「ジャージー・ボーイズ」では、トラブル・メーカーのトミー役を演じる予定でした。
「inコンサート」で、オラオラトミーで味のある演技と歌声を披露していて、そのイメージが強かったので、今回の容保役は少し意外でした。
でも、誰よりも「義」の狭間で揺れ動く容保公の愚かなまでの誠実さが、心に響いたのです。
「誠」であろうと願うことは尊いけど、その願いのままに生きることは、何と厳しいことか。
そんなことを思いました。
私的には、あそこまで、血はいらない。
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