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茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

レッドクリフ

2008-11-19 07:49:07 | 読書・映画
「赤壁の戦い」ですね。
土曜の夜、家族そろって見に行ってきました。
たまたま行ったところは、吹き替え版しか上映してなくて、なんとかく違和感があったのですが、字幕を読まずにすむのは、確かに楽でした。
吹き替えが主流というのを実感しつつ、なんかやっぱり、映画館なら原語でききたい。
映画は、血がバ~ッと飛び散って、私には向かないなあと思いました。
漢文で、さりげなく「三万人を抗にす」なんてあるは、こういうことなんだろうけど、苦手です。
後編は、もう、いいかな?
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「贖罪」

2008-06-20 16:05:38 | 読書・映画
別に、茶々子に謝罪するわけじゃないわ。
とても素敵な本を読み終えたので、感想を残しておきます。
通勤途中に少しずつ読み進め、やっと読み終えました。上下巻あわせて600ページ。そんなに長くはない小説ですが、一月あまりかかってしまいました。
面白くなかったからではありません。むしろ反対で、物語の中に引きずり込まれ、ぐったり疲れ果ててしまったからです。
小説家にとって真の贖罪は可能なのか、という最終章を読んだあとは、しばらく茫然としていました。
まさか、こんな厳しい結末だとは予想していなかったからです。
安易に自分を宥そうとない主人公の毅然とした姿には尊敬を覚えました。
また、思春期の少女らしい潔癖さや頑迷さ、痛々しいまでの自意識には、遠い昔の愚かだった自分の姿を見ているようで、苦しくてたまりませんでした。
「つぐない」という邦題で、最近まで映画館にかかっていましたが、残念ながら見逃してしまいました。
この思索的な作品をどうやって映像化したのか、意識の流れを映像化するのは可能だったのか、そんな疑問も湧き上がります。
ずしりと重く、だけど小説の面白さを味わえる小説でした。
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ナルニア

2008-06-09 07:35:11 | 読書・映画
土曜日、レイト・ショーに行ってきました。
ナルニアは、なかなか面白かったです。
ただ、最後にナルニアを読んでから(高校生のころ?)かなり経つので定かではないのですが、あまり原作に忠実ではなかったような気がします。
カスピアン王子って、あんなに格好良かったっけ?
本はお兄ちゃんの部屋にあるので、あとで引っ張り出してもらわなきゃ。
シリーズはまだ続くようだけど、2年に1本のペースだと、最後の戦いはいつになるのかなあ?
そういえば「エラゴン」もどうなってるんだろう?
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ラフマニロフ

2008-05-12 19:31:52 | 読書・映画
「ルドルフ」の前に観ました。
10時の回が12時に終わるので、帝劇まで急ぎ足で移動してちょうどいい感じでした。
なかなかこんなにタイミングよくいかないから、なんだかそれだけで幸せ。
こっちもなかなかいい感じでした。
全編に流れるラフマニロフの音楽と、ライラックの白い花が素敵で、うっとり。
亡命先のアメリカで磨り減っていく彼の気持ちを救うのが、ライラックにまつわる思い出。
カリフォルニアの自宅の庭にライラックを植えるラストシーンは、故国を離れてデラシネになった彼が、必死に土を求めているかのようにみえました。
異国で暮らす悲しみについて考えさせられました。
(主役がMr.ビーンかエイドリアン・モンクに見えてしかたなかったのは、私だけ?)
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「カリギュラ」を読む

2007-10-02 18:27:27 | 読書・映画
本棚の整理をしていたら、「カリギュラ」が出てきたので、何十年ぶりかに読んでみました。
赤茶けた紙、かすれた活字、古い本の独特の匂い。
高校生だった私が精一杯背伸びして読んだ戯曲です。
当時、「悪の美学」みたいなのにあこがれていたので、この主人公も、そんなふうにとらえていました。
今回読んだら、「悪」という感じは全然しなくて、むしろ、不可能を追い求めるあまり破壊されていく「純粋な理性」のようなものを感じました。
不可能は不条理と言い換えることができるかもしれません。
でも、私は哲学はあまり詳しくないので、テキストで使われていた言葉で解釈することにします。
それから、1943年に完成したこのテキストには、ヒトラーの陰が透けているというのですが、どうなんでしょうか?
髭の小男をイメージすると、なんだか全然違うんですけど。
小栗君も「?」ですが、ヒトラーよりはマシかな。
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スペインの雨は主に広野に降る

2007-07-17 17:57:46 | 読書・映画
昨日、たまたまCSで「マイ・フェアレディ」をやっているのを見てしまいました。おかげで、地震のニュースなど一切知らず、あとでびっくり。
さて、これ、かなりノーテンキなミュージカル映画だったんだ!と、あきれてしまいました。
「王様と私」ほどではないけれど、これが名画なのかと、唖然とする内容。
耳になじむ音楽やヘプバーンの美しさにだまされてはなりません。
同じ頃に作られた「サウンド・オブ・ミュージック」は、今でも陳腐にならずにすんでいるのね。
時代を超えるって、かなり難しいことなのだと、そんなことを考えてしまいました。
ただ、どの音楽も、本当によく知っているものばかり。
「運がよけりゃ」もこの作品から出ていたのね。いやあ、驚きです。
昔みたものって、記憶の中で美化されているから、たまには冷静に検証が必要です。

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「輝ける女たち」

2007-05-22 20:34:08 | 読書・映画
カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール。どちらも素敵なフランスの女優さんです。
素敵な女優さんの素敵なフランス映画。
歌もすごく素敵でした!
特に、最後の「LA ROSE」。
サントラ版探しに行こうと思います。
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ドレスデン

2007-05-06 16:08:33 | 読書・映画
連休最後に「ドレスデン」に行ってきました。泣けます。かなり。
メロドラマっぽいところは趣味じゃないけど、抑制がきいていて、ずしっときます。
すごく公平だなって思うのは、イギリス側の論理(戦後の影響力)や憎悪も描き、被害者になるドレスデンの人々のユダヤ人への迫害も描いている点。
誰が加害者で、誰が被害者かなんてない。憎しみの連鎖は空しいなあって考えさせられました。
主人公たちと関わりあいをもつ人物が(父親を除く)みんな生き残るのって不自然なんだけど、(特にお母さん、犬のハインツ抱いていて、よく助かったもんだ)みんな死んでたら、座席を立てないかも。
久々にいっぱい泣いて、すっきりしました。
これは、映画館の暗がりで、鼻をすすりながら見る映画で、家に持ち込む映画ではありません。

「輝ける女たち」と、はしごするつもりでしたが、疲れたので帰ることにします。

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ハミングライフ

2007-01-28 07:20:17 | 読書・映画
なかなか行けなかったのですが、先日無事行ってきました。
新宿のレイト・ショーなんて絶対無理!と思っていましたが、発想の転換ね。
夕ご飯を済ませて、のんびりロマンスカーにゆられていくなんて、ある意味優雅です。(そう思うしかないf^_^;)
しかし、新宿は迷うもの、と割り切ってはいても、やっぱり、迷えばイライラするもんだ。
行きはものすごい遠回りしちゃうし、帰りの電車は酔っ払いばっかり。
正直、1時間ちょいの映画とひきあう苦労だったのかなあ?と疑問。

映画自体はすごくたわいない内容です。
井上君はさわやかだし、西山茉希ちゃんはかわいいけど、ふわふわの綿菓子みたいな映画です。
大きな画面はうれしかったけど、それだけかなあ。
あ、映像はすごくキレイでしたよ。

これを見ていたら、早く舞台の上の井上君に会いたい!と思ってしまいました。
映画も好きなんだけど、やっぱり私は舞台が好き!
「M・A」後の、今年のスケジュールがまだ出てないのがちょっと気掛かりです。

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オーロラ

2006-12-16 19:03:40 | 読書・映画
雑誌で目にした一枚の写真、それでこの映画に行くのを決めました。
踊ることを禁じられた国の王女が、部屋で隠れて踊るシーン。
彼女がとっているのが、片足でつま先立ち、もう一方の脚を高くあげた、アラベスクのポーズ。
このシーンをみて、絶対見たい!と思った映画です。
(山岸涼子の「アラベスク」世代ですから)
バレエ映画っていうには踊るシーンが少なくて、バレエ好きだとちょっと不満?
童話のようにシンプルな物語だから、(悪く言えばご都合主義)幻想的なバレエにうっとりしてしまいましょう。
三人の王子の求婚ダンスは、三人がそれぞれ振付しただけあって、それぞれ見応えあります。
(でも、ジパンガの石膏ダンスは何なんだ?と、どよめいていました)

お話はホントにたわいもないものですが、予告で流れた映画が、どれも重くて暗いものばかりだったから、見ていてホッとしたんですよね。
クリスマスやお正月だもん。
幸せな気分になれる映画が一番です。


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