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肥満にかかわるタンパク質突き止める=治療に道-スウェーデンの研究者

2008年03月07日 | スクラップ
2008年3月6日(木)16:29
  • 時事通信

肥満にかかわるタンパク質突き止める=治療に道-スウェーデンの研究者
(時事通信)


【ストックホルム5日AFP=時事】スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、脂肪細胞の形成を刺激するタンパク質を突き止めたことを明らかにした。肥満の改善に有効な治療法につながるものと期待されている。≪写真は、肥満の男性≫

 このタンパク質は酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRAP)で、新たな脂肪細胞の形成を刺激し、肥満の進行を促進する。研究は細胞培養とネズミを使った実験に基づいて行われ、肥満の患者はTRAPのレベルが非常に高いことが分かった。

 研究の中心となったアンデルソン教授は、TRAPの人体への影響を抑制することによって、肥満治療の新たな方法につながる可能性があると述べている。また、がん患者などの体重の減少等の症状の改善にも有効だろうと語った。

 研究結果は同日、米国のインターネット誌パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンスに掲載された。

〔AFP=時事〕
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