昨日は、リストの超絶技巧練習曲について書きましたが、そこでもちょっとふれた、6曲から成る「パガニーニによる大練習曲」の第3曲が「ラ・カンパネラ」です。
パガニーニ(1783~1840)は、当時、超人的な技巧を持つヴァイオリンの名手として有名で、その技巧に刺激を受け、ピアノでも新しいことをしようと試みたのが「パガニーニ大練習曲」です。
1838年作の「パガニーニのカプリッチョよりの華麗な練習曲」を1851年に部分的に改訂したものです。
第3曲 ラ・カンパネラの原曲は、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の終楽章「小さい鐘のようなロンド」です。
鐘の音は、パガニーニの原曲よりさらに鮮やかに描き出され、高音部の音色の輝かしさは、まさに鐘の音と言えるでしょう。
当時、エラールのピアノに、鍵盤が完全に上がりきらなくても、同じ音を速く連続打鍵できる装置、すなわち、ダブル・エスケープメントが装備されて、その性能に夢中になったリストが、それを生かす曲をかいた、とも言えるでしょう。
トリルや細かい同音連打は、ピアノの昨日が良くてもやはり難しいもので、苦労するところです。
お勧めCDは、ボレットの愛の夢~リスト:ピアノ名曲集
パガニーニ(1783~1840)は、当時、超人的な技巧を持つヴァイオリンの名手として有名で、その技巧に刺激を受け、ピアノでも新しいことをしようと試みたのが「パガニーニ大練習曲」です。
1838年作の「パガニーニのカプリッチョよりの華麗な練習曲」を1851年に部分的に改訂したものです。
第3曲 ラ・カンパネラの原曲は、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の終楽章「小さい鐘のようなロンド」です。
鐘の音は、パガニーニの原曲よりさらに鮮やかに描き出され、高音部の音色の輝かしさは、まさに鐘の音と言えるでしょう。
当時、エラールのピアノに、鍵盤が完全に上がりきらなくても、同じ音を速く連続打鍵できる装置、すなわち、ダブル・エスケープメントが装備されて、その性能に夢中になったリストが、それを生かす曲をかいた、とも言えるでしょう。
トリルや細かい同音連打は、ピアノの昨日が良くてもやはり難しいもので、苦労するところです。
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