長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

ふたつの一里塚

2017年07月08日 | 情報
長岡京市の中央を通るアゼリア通りの東端の交差点に、

一里塚の石碑があります。



一里塚とは、むかしの道路標識のようなもの。

旅をする人に、どのくらいの距離まできたのかわかるように、

東寺から一里(約4キロメートル)ごとに目じるしをおきました。

長岡京市の一里塚は東寺から2つ目、

つまり8キロメートルの距離ということですね。



石碑のとなりには、幼稚園があります。

この交差点はJRと阪急、どちらの駅にもちかく、

子供と大人、出勤する人訪れる人がいまも数多く交わります。

一里塚が全国的に整備されたのは江戸時代初期とのこと。

しかし実は、江戸時代の一里塚は現在とはちがう場所にありました。



石碑のある交差点を東側へわたり、100メートルほど歩いたところ、

道の片すみに小さな石が立っています。

ここが、一里塚がもともとあった場所なのです。



石のまえを南北にわたる道は、

当時の人が通っていた西国街道。

小さな石ですが、大きな歴史を背負っています。

一里塚の石碑の位置は変わりましたが、

多くの人が行き交う場所であることには変わりありません。

↓ 一里塚の石碑がある交差点はコチラ