長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

古代から酒どころ?!~立命館中学・高校前 説明板~

2017年05月08日 | 史跡
長岡京市の見所のひとつ、

サントリー天然水のビール工場・京都ブルワリー。

工場見学やビールの試飲をされた方も

多くいらっしゃるかと思いますが、

はるか昔、長岡京が置かれた時代(784~794年)

にもちかくにお酒の工場があった、という説があります。

立命館中学校・高等学校長岡京キャンパスの校門前に、

こんな説明板が立っています。


(立命館中学・高校 校門前)

「キャンパスにとどめる長岡京の記憶」というタイトルの説明板。

これによると、ビール工場にほど近いこの場所は、

長岡京時代の酒造工場だったかもしれないのです。

学校が建てられるときの調査で、長岡京では最大級の井戸や、

大がめを並べるための穴が並んだ建物の跡、

200余りのかめの破片などが見つかりました。

かめを復元すると、1メートルを超える巨大な大きさとなりました。


(長岡京市埋蔵文化財センター)

復元されたかめは、市の埋蔵文化財センターで見ることができます。



こちらの写真では、大人が二人囲んでもまだ余裕がある、

その大きさがわかります。

巨大なかめがいくつも立ち並ぶ建物。何のための施設なのでしょう?

西山のおいしい水を使ってお酒を造るための工場だった、

と現在は考えられています。

西山の水はお酒にぴったりのおいしい水だ、

ということが、昔から知られていたのかもしれませんね。


(長岡京@navi.)

長岡京@navi.でもこの酒造工場跡についての説明や写真などがあり、

長岡京時代のうつわなども展示しています。

お気軽にお越し下さいませ。

↓説明板の場所はコチラ


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