市街地の北側、室蘭岳の裾野に広大な牧草畑が広がる。今が牧草の1番刈狩りの
季節。当地の初夏から秋にかけての風物詩です。
上部の画像、右隅に映り込んでいる野花はセイヨウミヤコグサです。
刈り採り程よく乾燥した牧草。トラックターに牽引された大型機械「ロールベーラ」が、
牧草を集めながら次から次へと、ロール状に束ね収穫していきます。
牧草の収穫は、初夏から秋にかけて3回ほど行われる。今が、1番刈りの時期。
ロール状に収穫された牧草の重さは、350キログラム 直径1.5メートル程。 この後、
白いビニールに包み込み発酵され、牛の餌として保管されます。
クレマチス・ドクタールッペルの花は、淡い桃色で8枚の萼片の中央には赤桃色の筋
が入る。花の径は10cmほどの大輪咲き。先日まで咲いていたクレマチスモンタナは花を
散らし、変わって、ドクタールッペルが花を咲かせています。
つい先日まで、数えきれない程の花を咲かせていたクレマチス モンタナ ルーベンス。
花びらを散らした後、葉を茂らせ長く伸ばした蔓と白い花芯です。
カンパニュラ ベルフラワー。和名では、オトメギキョウ(乙女桔梗)、青紫色で釣鐘型
の涼しげな可憐な花を咲かせています。
シコタンハコベ(色丹繁縷)。北方四島の一つ色丹島で発見された事が花名の由来。
白い花びらと赤い葯とのコントラストが美しい。花弁は10枚に見えるが深い切れ込みが有
り、実際の花弁の数は5枚。花に劣らず、白緑色の葉も魅力的な植物です。
ゲラニウム ブルーサンライズ。淡青紫の花とライムグリーン色の葉とのコントラスト
は、夏の庭に清々しさを感じさせてくれる風露草です。
背景に映り込んでいますのは、アケボノフウロソウです。
リシマキア・ヌンムラーリア、和名はヨウシュコナスビ。花は、5弁で花径は2cm程の
明るい黄金色。ライムグリーンの小さな葉を付けた茎は匍匐性。ハンキング仕立てにする
と茎を垂れ下げながら花を咲かせます。
ヒューケラ。和名では壷珊瑚。地際に、こんもりと葉を茂らせ長く伸ばした花茎に壷形
の小花を咲かせています。花のない時期でも、葉の形や色は庭の片隅で存在感を醸し出
してくれる、耐寒性の常緑多年草です。
冨貴蘭が、花を咲かせると当地にも夏の季節が訪れる。元々の生育地は、関東
以南の温暖な地方。常緑樹に着生している小さな小さな蘭です。
冨貴蘭は、フウランの古典園芸種。厚みのある葉と可憐な花、 甘い香りの三拍子が
揃った我が国、固有の蘭です。
この冨貴蘭の品種は、’冨嶽’。生育地の環境と大きく異なる、我が家に来てから早7年。広島県呉市の
栽培家の知人からの頂き物。全くの素人栽培ですが枯らす事もなく、今年も夕方になると心地よい香りを
放し、純白で独創的な花を咲かせています。 ※7/2、写真を更新しました。