住宅地に隣接する雑木林の中、カタクリなど数種類の山野草が自生地しています。この雑木林の主役
はカタクリ。近頃の気温の上昇に伴い、心地よい芳香を放しながら一斉に花を咲かせ始めました。
カタクリの花と競うように、キクザキイチゲ(菊咲一華)も清楚な花を咲かせ始めました。咲き始めは薄
い紅色。満開になるに連れて、紅色は薄れてほぼ純白になります。さらに、陽射しを受けると雄しべ&雌
しべと花びらとが、可憐なコントラストを見せてくれます。
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)。当地に自生するエゾエンゴサクの花色は青色系が主体。青色と言って
も様々。花の色のバリエションが豊富な山野草です。
、 エゾエンゴサクの白花は、自らの花粉では受粉しない植物。自然界で株数を増やす事がほとんどない
貴重な植物です。
ナニワズ(難波津)が、沈丁花によく似た花を咲かせています。 夏になると葉を落とし 秋になると新葉
と蕾を付けて冬を越す。別名はナツボウズと呼ばれる、樹名も生態も独創的な落葉小低木です。