グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

絵鞆半島にも山野草の花の季節が巡って来ました

2017年04月25日 | 室蘭・四季の野花&花木



 今日は朝から穏やかな春日和。絵鞆半島に自生するの山野草の開花状態を確認に、絵鞆半島を東
から西に向かって車を走らせる。
  半島を縦走する道のほぼ中間地点に、市内屈指の景勝地「ローソク岩」があります。展望所の足元に
は、海面からの高さは100mほどの
切り立つ断崖眼下には、海面から突き出る ローソク岩と噴火
湾を
隔てた 対岸の蝦夷駒ヶ岳などの眺望が広がります。


   絵鞆半島は、室蘭港と外海側を隔てる
ように西側に突き出た小半島です。半島の外海側には 100m
前後の断崖が連なり、内側には
港を取り囲むように市街地が広がっています。さらに、半島の尾根部に
は測量山観光道路が走る。その両側には手つかず
の自然が広がっています。












 測量山観光道路沿いは、ニリンソウ(二輪草)の群生地が点在しています。ようやく、ポチポチと花を咲
かせ始めています。間もなくしますと、道路の両脇や付近一帯は純白なニリンソウの花が咲き乱れます。












 キクザキイチゲ(菊咲一華)は 本来白花。道路脇の林の中で、青花キクザキイチゲが花を咲かせてい
ます。市内では、青花キクザキイチゲの自生地は絵鞆半島だけかと思います。










 コジマエンレイソウ(小島延齢草)が、道路わきの草むらで花を咲かせています。花は、濃い紅柴色。
花も葉も大きく、通常のエンレイソウに比べて華やかさが際立ちます。この植物もこれからが花の時季
を迎えます。
                                               ※草名は、道内の松前沖に浮かぶ渡島小島で発見された事が由来です。










 絵鞆半島は自然環境が厳し場所です。内陸部では、すでにカタクリの花の時期は過ぎようとしていま
すが、この場所では今が花の最盛期です。










 絵鞆半島を縦走した折には、必ず立ち寄り カメラを向ける場所です。半島の最先端の絵鞆岬をあとに
して、港側に曲がり下った高台からの眺望です。

コメント (4)
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