絵鞆半島で最も高い地点、測量山一帯の眺望です。測量山は標高199m、このように海
からそそり立っています。
この画像からは想像が出来ないと思いますが、測量山の裏側には、室蘭港を取り囲むように
市街地や工場群が立ち並んでいます。絵鞆半島は、荒削りな自然と人々の生活が隣接する場
所です。
絵鞆半島の外海(太平洋)側は、海から垂直に切り立つ高さ100mほどの断崖絶壁が連
なっています。稜線が下がっている場所は、度々 当ブログの記事に投稿していますマスイチ浜
展望台です。
半島の尾根を沿うように、測量山観光道路が敷設されている。道路は原生林のような樹木が
生い茂る中を縫うように走り、断崖絶壁の景勝地を巡ります。
絵鞆半島は、画像に映る海に突き出る断崖が先端ではありません。親指を曲げたように、右
の方角に折れ曲り、半島の最西端に位置する絵鞆岬まで続いています。
撮影の立ち位置の南側には太平洋の大海原が広がる。雲の塊りが太陽を覆い隠しながら
流れて行きます。雲の隙間から光芒が柔らかな光を海面に落とす。これからの季節を先取りす
るような 空の光景が出現しました。