山野草が自生する雑木林の中を清流が流れる。室蘭岳を水源地とするペトトル川は、
大きな河川ではないが、室蘭岳の雪解け水と伏流水を集めて勢いよく噴火湾に流れ下ります。ヒトリシズカは、蕾も花もユニーク。独創的な 白い花と葉のコントラストが美しい。
花は穂状に咲く。一方、葉は、縁に細かな鋸歯があり、薄茶で光沢を放す。花名には、
ヒトリ・・・。と付くが、地下茎で繋がっているのだろうか、数本の花茎を地面から立ち上
げている。 フッキソウ(富貴草)は、林間の半日陰になる場所に自生している。湿り気のある
土壌を好む山野草だが、川面を撮り込めるフッキソウの花の被写体は稀。当地で知る限り
では、この場所だけ。雑木林の縁で、樹高は20メートルを越えるコブシの大木が今が盛りと純白な花を
咲かせている。青空を背景にすると美しい花は数多くあるが、特に、コブシの花は青空に
似合う花です。
風もなく穏やかな夕暮れ。カメラアングルは隣町、伊達市北黄金町の波打ち際。噴火湾
を隔て、遥か彼方 渡島半島の山並みに、沈み行く夕日に染まる空と海の光景です。夏に向かって、日没時間が日一日と遅くなっている。今日、当地の日の入り時間は
18時45分でした。