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PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山が見える山をあるく …富士山を歩く・現地調査

2013年07月26日 23時00分50秒 | 富士山を歩く

 本題は富士山が見える山をあるく…で続いているのであるが、
今回は富士山そのものを歩いてみた。

 富士山そのものはマイカー規制というものが話題にならない頃は
毎年のように夜間登山をしていたのだが、マイカー規制が始まった
ころから富士山登山には行かなくなった。

 夜間登山は総じて弾丸登山として括られているが、夕方に五合目
へ到着、車の中で仮眠をとって午前0時前に登頂開始。 星空を見
ながら、夜景を見ながらの歩きは昼間の炎天下での歩きに比べると
安全な山歩きだと思うのだが…もちろん体調を無視した一部にみら
れる強硬な夜間登山は控えるべき。

 マイカー規制のおかげで富士山の山歩きからは遠ざかっていたが、
訳あって富士山登山の下見と所要時間を検証することに。

 今回の登頂ルートは須走口、このルートは夜間登山では一度だけ
歩いたことがある。 但し、15年以上も昔の話なので、所要時間
の記録は覚えがない。

【平成25年7月25日(木)】の記録

 午前7時15分に須走口五合目の駐車場へ到着するが、既に満車
ということで路上駐車を指示される。

午前7時25分:五合目から登山口に向けて出発

 五合目の土産物屋(山小屋)の前を通過する。 この通りにある
トイレは有料となっている。
 この日から試験的な徴収開始となっている入山料の徴収は、この
時間では徴収の設営ができておらず無事?通過。

午前8時33分:新六合目(2420m)へ到着
 トイレは有料であるが、お金はトイレ入口の木箱へ投入する方式。
これはトイレ利用者のマナーに頼る方式である。
 他の山小屋は徴収人か、自動ゲート式の方式を採っていたので、
これらの方法に比べれば集金管理の手間はかからない。


午前8時43分:新六合目から本六合目へ向かう
 途中の山道はこんな感じ(標高2510m)


午前9時11分:本六合目(2620m)へ到着
 山小屋の看板には海抜2700mと書かれているが、国土地理院地図、
ハンディGPSでも2620mが正解。

 ここで小休止、トイレの利用は料金徴収人に200円を支払う。
洋式トイレの水洗の方式はジェットノズルというか水鉄砲タイプで
手動方式。 照明が欲しい暗さ。

午前9時27分:本六合目から七合目へ向かう

午前10時12分:七合目(2930m)へ到着
 山小屋は大陽館。ここで昼食とする…朝飯は午前4時だったので
遅めの昼食?

午前10時30分:七合目から本七合目を経由して八合目へ向かう
 本七合目(3140m)は電通の人間が占拠していたため通過
 ※この日は運悪く電通の富士登山の日であった

午前11時29分:八合目(3270m)へ到着
 所要時間は300m/60分の経験則どおりである。
 下江戸屋のトイレは料金箱へ200円を投入するとゲートのロックが
外れる方式。 洋式トイレは循環式の水洗なので茶色い水が流れる。
少々気持ち悪い。


午前11時47分:八合目から本八合目へ向かう



午前12時06分:本八合目(3370m?)へ到着
 上江戸屋のトイレも下江戸屋と同様にトイレはゲートロック方式。
トイレは下江戸屋と比べるとキレイであるが、循環式の水洗は同じ。


 吉田口ルートとの合流、分岐点のためか山小屋が他に二つ。
富士山ホテル、トモエ館がある。

午前12時17分:本八合目から八合五勺を経由して山頂へ向かう
 八合五勺(3457m?)には御来光館がある。

午後1時13分:須走口の山頂に到着
 山小屋が三軒並んでいる前を通過し、須走口の下山道へ移動。
 火口には残雪、というよりも氷か。 写真中央の頂きは剣ヶ峰。


 某会社の登山記念碑、奉納となっているが世界文化遺産には
そぐわない。 平成九年七月吉日 第七十回登山記念・・・とか。


午後1時37分:山頂から下山開始
 山頂からの須走口下山道が工事中とやらで通行止め、解除には時間
がかかるとのことと、砂走りは好みではないので往路を戻ることにする。

 下山途中で何組かの電通富士登山の御一行さまの集団とすれ違う。
わずらわしいので仕方なく七合目から砂走りルートへ迂回する。

午後4時07分:駐車場所へ到着
 検証時間
 登り:5時間48分(休憩含む)
 下り:2時間30分(休憩含む)…砂走り区間は文字通り走って下った

●富士登山の所要時間を掲載した資料のデータ比較
 ※インターネット掲載のもの
 ・資料1
  登り:6時間50分(休憩?)
  下り:3時間20分(休憩?)

 ・資料2
  登り:5時間10分(休憩?)
  下り:2時間40分(休憩?)

 資料1のデータは万人向けの時間設定のようである。
 資料2のデータはどちらかというと健脚向け、ネット掲載には難あり

 須走口の登山起点は標高1970m、須走口側の山頂標高は3710m近辺、
標高差は1740mぐらい。日帰り登山としては少々キツイ行程に思える。
さらに、剣ヶ峰までの往路、復路を考えると健脚でないと日帰りは難あり。

 トイレの有料化は結構なことである。 が、昔のトイレ垂れ流しを棚に
上げている姿勢は疑問符がつく(山小屋)。
 以前、毎年のように富士登山をしていた頃は山頂の山小屋のゴミ焼(野焼き)
の臭いが凄かった。 富士宮口の五合目~六合目あたりは風の吹き溜まりに
レジ袋が無数あるのを見ているし、団体登山の無秩序さも目にしている。

 諸々の事例が重なり、今では富士山は登る山ではなく、遠くから見る山と
した経緯がある。 トイレ問題は改善している方向と思いたいが、そろそろ
観光地化の流れには歯止めをしないと文化遺産指定取り消しなんてことに。

 今回のルート図は掲載略

 カテゴリー変更:富士山を歩く 21th.Jul.2014

end

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