12月を目前に、しばらく歩いていない山域の台風による影響有無を
積雪前に確認しておきたいのであるが、天候不順で予定が立たない日々が続く。
ここへ来て、週末の天気予想に待望の晴れマークがついた。行動開始である。
トレース確認候補の山域は優先順位の高い黒岳(御坂)。
【R01年11月30日(土)の記録】
久々の富士山の北側へのお出かけ、クルマのタイヤは既に冬タイヤに 交換済み
であるが、山歩きの装備をどうするか・・・晩秋~初冬? 気温の寒暖差が大きい昨今、
山ウェアと携行品の選択に迷うところである。
とりあえず厚手のネックゲーター、フリースのベスト、レッグウォーマー を
今までの装備に追加、カメラの保温対策としてハクキンカイロを二個、
凍結路対策としてチェーンスパイクを携行、という寒冷装備で支度を進める。
自宅出発時の気温は4℃、高速道路を経由して国道139号を走る。
途中の道路脇の気温表示は-10℃が今回の最低気温。
到着した未明の駐車地の気温は-2℃、心配したほど低くなく一安心。
空が明るくなるのを待って、駐車地から黒岳山頂を目指して歩き始める。
落ち葉を踏みしめる歩き、最初の渡渉ポイントを過ぎて標高を100mほど
上げたところで薄く積もった雪が目立ち始める。
・・・まさかとは思ったが、この地点で雪? ということは、この先に進めば
確実に雪山か・・・とりあえず進めるところまで行ってみることにする。
沢沿いのトレイルは台風による倒木、落ち葉と斑(まだら)に積もった雪で、
自分の記憶に残るトレース風景とイメージが合わず進路に迷うことあり。
雪と落ち葉で滑る足元、つづら折れの取り付き地点でチェースパイクを装着する。
滑り止めの威力は絶大
順調に広瀬分岐に到着 陽当たり良好、気温は1℃
霜柱を踏みながらのトレイルもあり
時々、踏み跡が残る尾根筋歩き
今日の富士山 1stビュー
朝食ポイント、気温は3℃。
富士山を見ながらのオニギリタイム、保温ポットの生姜紅茶で温まる。
黒岳の山頂
新道峠、御坂峠、どちらの峠も向かう山道は積雪あり
9時34分:下山開始
黒岳山頂下の展望地から見る富士山頂
展望地を過ぎ、標高を下げたところの泥の斜面には雪解け水が染み始め・・・慎重に下る
今日の富士山 Lastビュー
陽当たり良好 気温は10℃に上昇
太陽高度の上昇と共に、南に面したトレイルは雪解けが進み落ち葉が露出。
日影部分には雪が残っているので、交互に積雪路、無雪路を歩く状態となり、
スパイクを履いた靴底には落ち葉が厚く張り付き積雪路面では滑り止めが効かず。
その都度、靴裏を枯れ木か岩に当て付けてスパイク面の掃除を繰り返す😢。
沢沿いの倒木地点 気温は2℃まで下がる
トレイルを塞ぐ形で左右から木が倒れ込んでいる。
かなり姿勢を低くして通るか、迂回するか・・・悩むところ。(ローアングル撮影)
復路での最終渡渉ポイント
ここでチェースパイクを外し、ストック、靴底と併せて泥を洗い流す。
今回は転倒無しで駐車地に帰着 気温は6℃。
無雪期歩きを想定していたが、予想外の雪山歩き 事前の調査不足を反省。
ほぼ一年のブランクのあった黒岳歩き、積雪期の早朝ハイクの前には、もう一度
トレース確認が必要な感じ・・・今後の課題
帰路は、陽光を浴びて真っ白な山頂が印象的な富士山を横目に安全運転。
今日は晴天に恵まれました
帰路の高速道路では車外気温計は13℃を表示。
自宅到着時の気温は11℃、少々ロングドライブ、無事の一日に感謝。
R1.12.03 誤記修正
end
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秋のダイヤモンドシリーズ(ダイヤモンド富士)は後半戦に突入。
今回は二日連続で候補日がある。 毎度、気象条件と自己都合のAND条件
で観測日程を決めるのであるが、観測日初日は直前に低気圧の通過となる。
低気圧通過後の初日か、一日ずらしてその翌日にするか・・・ 経験則では、
雨の翌日は霧(雲)が出て富士山ビューには不適という判断 ・・・となるが、
気象衛星の観測画像を確認すると水蒸気と雨雲は次第に 東へ流れ去りつつあり、
新たな西からの水蒸気の流れは無し。
少々不安ではあるが、低気圧通過直後の初日を山行日と決定する。
平日の山行、往路の高速道路は深夜・早朝割引にてゲートを通過する。
駐車地は前夜に降った雨で少々泥濘みができている。
泥濘みの無い駐車場所を探すのに少々手間取り、10分程のロスタイム。
早朝の山行なので行程時間に+30分の余裕時間を見込んであるが早々に
余裕時間の食いつぶしとなる。
自宅出発時の気温は14℃、駐車地の気温は8℃。 林の樹間から満月に近い月
が時々見えるが、路面を照らす明るさには物足りない。
足元照明、遠方照明とライトを二つ装備して駐車地から端足峠へ向かう。
沢の渡渉点で気温は10℃、林の中の歩きは風を感じず。
端足峠へは駐車地から1H02Mの行程時間で到着、気温は7.5℃。
峠では北西の風が吹き抜け体感気温は下がる。 熱いい紅茶で小休止。
10分程度の休憩の後、雨ヶ岳に向かって出発する。
雨ヶ岳山頂へ到着時の気温は3℃、富士山方向に展望を妨げる雲無し。
駐車地からの行程時間は2H29M、
早朝ハイクということで見込んだ+30Mは見込み外れの結果となる。
北西の風は天気予想の10m超ではないが、体感気温を充分に下げる風速。
風除けのジャケットを着用しダイヤモンドタイムを待つ。
明けゆく空、富士山頂の積雪が見え始める
朝食タイム、冷えたカラダを温める保温水筒の生姜紅茶は空になる
やがて山頂に輝きの序章
サンライズ
ダイヤモンドビュータイムは終了、
冷えた身体を内側から温めるべくタカデッキを目指す。
タカデッキへは雨ヶ岳から33Mの行程時間で到着、気温は6.5℃。
富士山頂西面の冠雪に陽光が当たり始める
雨ヶ岳~タカデッキ間の紅葉は大半が落葉
唯一残っていた紅葉
再び雨ヶ岳に戻る
気温は8℃、風除けジャケットを脱ぎ下山行程の開始。
雨ヶ岳山頂から下り始めて左手に見えてくる竜ヶ岳
竜ヶ岳山頂に向かう笹原を抜けるトレイル、手前の木の枝と見分けが付きにくい
下山行程、時間経過と共に冠雪の陽当たりが良好になる富士山頂
今日の富士山LastView
この展望地点の手前でネックゲーターを外す
前日の低気圧通過で冠雪が増したようである
雨ヶ岳山頂~端足峠間の紅葉は僅かに黄葉を残すのみ
端足峠では陽当たり良好、気温19℃。
ここから根原地区への下山区間は杉の人工林が主となり、色づく広葉樹 は無く
紅葉は期待できず。
割石峠への分岐を通過したあたりから広葉樹林が広がり
この時期ならではの紅葉の世界が見られる
紅葉の盛期
紅葉の林の中では歩が進まず・・・ゆるりとした下山となる。
渡渉点の沢の水は前回比で激減、流れはあるが勢いは無し。
無事に駐車地へ戻る、気温は15℃。
ダイヤモンドビュー、冠雪した富士山、山裾を彩る紅葉・・・
充実した山行に気持ちはスッキリ、発・着の行程は約9時間(9H01M)。
帰路の気温は富士宮市内で22℃まで上昇、帰宅時は23℃。
本日の全行程を無事に終了、無事故の一日に感謝。 少々眠い感あり。
UP :2H29M+33M
Down:42M+2H49M
end
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