PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

御殿場口から御殿庭・・・続き  前回山行のトレース添付

2017年07月30日 20時58分51秒 | 富士山を歩く

 前回(H29年7月22日(土))の富士山あるきでは、御殿場口から二ツ塚、宝永第二火口縁、幕岩
と初めての御殿場口を起点とした山歩きを経験できた。
 今回は、そのときに確認できなかったところを訪れることとする。
一つ目は二ツ塚の上側である二ツ塚上塚(上双子山)、二つ目は御殿庭の中核?と思われる
宝永
第三火口三つ目としては小天狗塚の道標のある場所の最高標高点からの展望確認である。

【H29年7月30日(日)の記録】
 来月(8月)は山歩きをする日程が組めそうもないので、夏季山行の締めとしてこの日を選択。
天気予想では早朝小雨、その後は曇りとなっている。自宅出発前の雨雲レーダーでは富士山の北西
に迫る雲が確認できるが、富士山腹の標高1500mあたりで消えていく。
 なんとか期待できそうな雲行き、自宅を未明の出発、気温は25度

 御殿場口の駐車場は前週比、かなり閑散としている。気温は18℃
 
 天候は霧の中にいる感じ、雨の雰囲気は無し。

 大石茶屋を過ぎたところから見る二ツ塚

 大石茶屋の分岐で店の主人?から、富士山頂へ行く道はこっちだよ…と声をかけられる
…今日はこちらのコースです、と説明し御礼を言う。

 二ツ塚上塚(上双子山)の登り口
 
 砂礫の登り、砂走りを遡行する感じ。霧は次第に雨っぽくなってくる。

 山頂の石積み

 先ほどまで見えていた宝永山はホワイトアウト  重い霧の粒でバッグから取り出したカメラには水滴がつく、
ザックを降ろして小休止できる状況ではないので四辻の方向へ山を下る。
 四辻への踏み跡は途中で消失、霧で目的とする麓の道筋は見えず・・・GPSを頼りに山腹を下る。


 この道筋で点在する花
 
 砂礫が生育環境に合っているのか 御殿場口から続く砂礫の山道の脇に目立つ

 山道にせり出す灌木の枝先の雨露を払いながらの歩きが続く。
小休止をしなかったためかシャリバテ気味に・・塩飴を二つ口の中へ  歩きを続行。

 天候が回復するのを期待しながら、今日の第二目標の起点に到着
 
 御殿庭上である。ここから下に宝永第三火口がある…はず。
霧が薄くなった感じで上空が少し明るくなる。 ザックを降ろして小休止 バナナ休憩をする。

 下った先にある道標 御殿庭上と御殿庭中を結ぶ渡りの中間点
 
 第三火口底の南端に位置する

 御殿庭中のポイントまで移動してみるが、途中の倒木箇所が多く通り抜けに少々難あり。
一旦は天候の回復を期待できそうな感じもあったが、再び小雨っぽい展開となる。

 第三火口底へ戻る

 火口壁から流出した砂礫が堆積したのか、平坦な地形が広がる
…写真を撮影するのを躊躇する空模様 防滴仕様のカメラ、レンズではあるが以降の撮影は断念。

 火口底の奥へ歩を進め平坦部の北端に近づいたとき、頭上にに雷鳴のような轟音
その後に続く岩の上を何か重量物を転がすようなガラガラという地響きのような音
見上げても視界は悪く何も見えず。 二度、三度と同様な音の展開に、火口底という位置条件
から身の危険を感じ早々に火口底からの撤退を図る。
 簡単に登れると思った火口壁であるが、砂礫の上り坂となり思うように脱出できず。

 何とか御殿庭上の地点へ戻り、下山を開始する。
雨具を着用するには既に濡れ過ぎの衣服、このまま起点まで・・・と歩くペースを上げる。
三つ目の目標である小天狗塚からの展望は当然のことながら無理。

 二ツ塚を過ぎて御殿場口に近づくにつれて天候は悪化、雨粒の筋が確認できるほどとなる。
半ば諦め気分で駐車地へ戻る。 小雨の中での着替えを終えて帰途へつく。

 御殿場口から水ヶ塚の前を通過するころには上空に青空、路面は濡れているが陽射しが
当たった路面からは湯気?がたっている。

前回山行のトレース:
 緑色のトレースが前回の山行(御殿場口~宝永第二火口縁まで)のトレース

 今回の行程の二ツ塚~上双子山(1929m)、御殿庭上~御殿庭中のトレース記録は未掲載

 end

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御殿場口から 御殿庭、宝永山第二火口を目指す

2017年07月22日 20時20分12秒 | 富士山を歩く

 梅雨明け後の夏山歩き、虫の少なそうな山域、かつ自分にとっての空白の山域,ということで
富士山の御殿場口を起点に双子山を経由して御殿庭宝永第二火口縁を歩く。


【H29年7月22日(土)の記録】
 夏の観光富士登山の起点としては標高が一番低い御殿場口、今まで一度も来たことがない。
地図を見る限り、カーナビを頼りにしていけば到着できそうなので下調べをせずに自宅を出発。
午前4時50分、唯一マイカー規制の無い登山口へ到着する。
上の駐車場は満車、手前の駐車場は
かなり余裕あり。着替えがラクそうな場所を選んで駐車する。

 出発地点からの富士山ビュー

 左手に宝永山と火口

 起点の案内看板

 この案内板の裏面にルート図あり

 富士山の砂礫を踏みながら歩き始める。 森林限界でもないのに木が無い。太陽の直射日光
を浴びながら二ツ塚(双子山)を目指す。

 歩き始めて46分
 
 二ツ塚下塚(下双子山)の分岐

 分岐から五分で山頂
 

 富士山ビュー

 左下から二ツ塚上塚(上双子山)、宝永山、富士山

 山頂から西へ下ったところに二ツ塚の道標
 

 標高差の無い山道を進むと四辻
 
 そのまま直進 宝永山の上あたりに雲が湧きあがる

 三辻の道標を通過 低木が目立つようになってくる

 木々の少ない砂礫の山道を彩る
 
 「ヤマ」が名前の頭につく?

 

 

 

 標高1800mを超えているが以外に花が多い

 小天狗塚
 
 標高1900mを超える

 涸れ沢を越えた先に御殿庭入口
 
 宝永山方向へ進む

 勾配が少しきつい歩きとなる
 
 御殿庭上 標高:2160m(GPS)
水ヶ塚へのルートは岩が無数の点在する 岩に白ペイントが道標?として塗られている

 さらに標高を上げると
 
 今回の折返し地点 標高:2352m(地理院地図)
午前8時19分 朝飯休憩

 宝永山の第一火口の上縁部から富士山頂は雲の中

午前8時46分 下山開始
 復路は往路を戻らず周回ルートを下る いきなり砂走りのような下り行程

 御殿庭中を通過
 
 林の中の歩きとなる・・虫の出現が多くなる

 御殿庭下を通過
 
 ここから往路側へ進路を変更する

 湿っぽい林の中の歩きが続く
 
 幕岩上を通過

 幕岩はガッカリ感が大
・・林の中を一人淡々と歩く 10名以上の団体さん3グループ程と出会う。
林を抜けて砂礫の歩きになると出発起点は間近。

午前11時33分に駐車地へ
  

 標高差ほぼ900mの山歩き、リフレッシュ完了

 end

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現地踏査 百畳峠(静岡)

2017年07月16日 16時45分20秒 | 富士山を見る

「富士山が見える山」を中心に山を歩いているが、歩くには登山ルートと、その起点を
を知らなければ目的の山に着けない。
 いきなり行ったことのない場所へ山行装備を持って出かけるのは、その場所が有名で
あれば可能であるが、愛好者しか知らないような場所では情報収集が必須となる。
・・ということで、自分にとって馴染みの無い新しい山域を歩く前の現地調査をしてみる。

 目的地は安倍川の西側の山稜、林道が勘行峰から北に連なる峰の西側を通っている。
林道の名称は「勘行峰線」、現在は百畳峠までが通行可能ということなので、そこまでの
距離、所要時間、道路状況の確認を行う。

【H29年7月15日(土)の記録】
※:自宅からの前半行程は「ヤナギラン祭り in リバウェル井川スキー場」のBlogに記載。
 口坂本、大日峠の分岐からカーブの多い山道を走り、比較的直線に近い道筋の所で
見かけたコース案内。
 勘行峰ハイキングコース
 
 標高:1340m(GPS)

 途中まではクルマで進入できそうな
 
 クルマ2台ぐらいなら駐車できそうな感じのスペースもある

 さらに北上すると、リバウェル、県民の森などの看板が道沿いにある。
途中に見晴の良い、駐車可能な広場があったが案内表示は無し。
 GPSで確認すると井川峠の西に位置しているようである。
 標高:1564m(GPS)

 低速走行でクルマを進めると、道路の両脇に駐車可能な広場あり

 笹山登山口
 
 場所は笹山の山頂から直線で南260mの位置 等高線はかなり詰まっている
 標高:1600m(GPS)

 遊歩道?
 
 アブがうるさく飛び回る、夏の時期の山歩きは敬遠が吉か

 道路の西側

 南西方向の展望が開けている

 笹山の山体を大きく迂回する林道を進むとクルマ一台ぐらいの空地

 牛首峠 トレイルと林道の近接地点
 
 山伏←牛首峠→笹山 と読める
 標高:1560m(GPS)

 小さな起伏の反対側に
 
 林道側からは見えない

 急峻な山の斜面に作られた林道を進むと、今回の最終目的地点

 百畳峠

 大型トラック一台、普通車が二台駐車中 トイレは右手奥に二基設置あり
 標高:1756m(GPS)

 登山口
 
 山伏からの直線距離は約1100m、標高差は270m
山地図の等高線は詰まっていないので体力の消耗は少なそうな感じである。

 林道の案内図


行程:
・新静岡ICから53.5Km 1時間58分(ロスタイム有り・大日峠ルートを経由)
・富士見峠から18.5Km 1時間00分(同上)

 安倍奥へのアクセスも良くないが、ここはさらに良くない感じである・・・遠い!
山歩きをする前に林道ドライブで疲れてしまいそう。
 自然災害で林道が通行止めにならなければ、ここまではクルマで来られるが、
急峻な山腹を通る林道、いつ通行止め状態になっても不思議ではない環境である。

 次回に来るとすれば秋以降がよさそうな山域であるが、いつになるか・・・

 end

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ヤナギラン祭り in リバウェル井川スキー場

2017年07月15日 18時16分35秒 | 富士山を見る

 我が家のヤナギランは盛期を過ぎて、花びらが枯れ始めている。
山伏(やんぶし)のヤナギランが気になっていたが、井川高原のヤナギラン開花のニュース
が入ってきた。

 場所は山伏の南に位置するリバウェル井川スキー場とのこと。名前だけは知っていたが、
一度も訪れたことのない場所である。 開催は7月15日(土)、山歩きはお休みしてクルマ
にて現地直行。

【H29年7月15日(土)の記録】
 自宅出発は普段の山行時に比べて2時間遅い時間帯。気温は23℃
新静岡インターチェンジを下りて安倍川沿いの県道を走る。玉機橋の交差点を左折する、初めての
走行ルートである。
 県道27号と189号の分岐点にて27号方向へ進むつもりでいたが、通行止めの看板あり。
やむを得ず189号へ進む、分岐から約10分ほどで横沢観光トイレが右手に見える。休憩とする。
再び走り始めると、道はセンターラインの無い道路になる。 陽射しの当たらない山の中の道路を
ヘッドライトを点灯して走る・・・やがて前方からコンクリートミキサー車が来る・・・すれ違いができない。
と思ったら、コンクリートミキサー車のドライバーがうまく道を譲ってくれたので難なく通過。

 その後も道路工事用の車両と思われる大型車と対向したが、車線が広くなったところでの
すれ違いで難を逃れた。
 狭隘部分での対向となれば、どちらかが後退しなければならない。山道走行の難点の一つ。
富士見峠を過ぎると県民の森への案内標識がある。なにやら曖昧な感じの標識であるが
案内に従って右へ折れる・・・大日峠へ向かう狭隘路へ進入したようである。対向車一台あり。
後で分かったことであるが、右折ポイントを間違えて一つ手前を曲ったというのが結論。

 なんとか目的地に到達

 ・・・到着したときにはヤナギラン祭りの張り紙は無し 帰路にて撮影

 レストハウス前の案内図


 眼下に井川湖


 南アルプス方向の展望


 富士山ビュー

 現地の標高は1400mほど、安倍東山稜に遮られて富士山頂が少しだけ

 ヤナギランは保護ネットの内側に

 南斜面に展開するヤナギラン育成地

 色鮮やか
 
 我が家のヤナギランは主茎と脇芽があるが、ここのは主茎のみ

 ヤナギラン祭り?のはずであるが、会場はスタッフのみ。 祭りの雰囲気は皆無
時間つぶしに牧草地へ行く 先へ進めば勘行峰のはずである。

 東屋(あずまや)があるが、荒廃した感じ・・柵沿いの連絡通路は草が繁茂
訪れる人も居ないのか、なんか箱モノ行政の末路を見るような ・・・

 手持ちのGPSの地図では勘行峰から北へ向かうトレイルがあるが、現状は柵と金網で分断
されている。なんか複雑な気持ち。
 古い地図を見ると元は放牧場 ⇒ 地域振興で観光施設を作る?
・・・観光地としては交通アクセスに難あり、冬がメインと思われるが夏季には木陰の少ない原っぱ、
暑くて長居は出来ない。一時間ほど滞在したが見るべきものは無く、早々に退散する。

 end

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山犬段~天水 散々山行の行程データ(参考)

2017年07月13日 17時20分25秒 | 富士山を見る

 前回のブログでアップした散々山行の追加レポート(行程データ+参考写真)

標高データ:


・往路では八丁段を経由しているが、復路ではホーキ薙からバイパスルートを通過。
・うつなし峠は天水~沢口山へ続く山道の標高差の中間点。
・広河原峠~板取山の道筋には植生保護と思われるネットが散見される。

 標高1470m付近の緩やかな尾根沿いに設置  番号札を付けて管理?

トレース:


 コンクリート舗装路はホーキ薙の現場が終点


 ホーキ薙から板取山、天水を見る

 さらに東をみれば富士山が見えるか? 今回は視界不良

 この山域で歩いていないところ 三ツ合分岐⇒千石平・・・

 千石平の展望は如何に?

 end

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