PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

2021 6月の富士山北麓歩き・その3

2021年06月29日 12時44分06秒 | 富士山を歩く

 「6月の富士山北麓歩き・その1、その2」の続き
今回は歩いたトレイルの植生と御中道への状況レポート編。

 植生はハクサンシャクナゲ、コケモモが調査対象。

 精進口登山道三合目~奥庭の「お中道ハイキングコース」?の
トレイル沿いのハクサンシャクナゲの下限は標高1950mあたり。

 この地点からトレイル沿いにハクサンシャクナゲの幼木が見られ、
成木も多数見られるようになる。デッドラインがハッキリしている感じ。

 原始林の中の環境のせいか、樹高が2mを超えるハクサンシャクナゲ
も見られる。

 コケモモの下限はさらに標高を150mぐらい上げたところ

 標高2100mあたりでトレイルの谷側に見られるようになる。
森林限界のコケモモは地に這うように生育しているが、樹林帯の環境では
上へ上へと伸長している。

 奥庭に続くトレイル沿いのコケモモの開花状況は千差万別で、
標高による影響よりも日照、風、水等の生育環境に左右されている感あり。

 御中道へ移動する

 空模様が次第に怪しくなってくる

 先を急ぎたいが、大きな敷石を横に二枚ずつ敷いた御中道のトレイルは
靴底に硬さを感じ、歩きにくい・・・山靴向きの路面ではない🥾🥾😖

 大沢崩れの分岐ポイント

 森林限界を感じる環境

 御中道は、至る所にハクサンシャクナゲ、コケモモが確認できる。
富士山南麓の森林限界とは別世界である。

 ハクサンシャクナゲ

 森林限界の環境では樹高は低く抑えられている
 蕾をつけた個体も確認できる

 コケモモ

 ハクサンシャクナゲ同様に至るところに群生が見られる

 同じ標高ではあるが開花状況は、やはり千差万別

 森林限界では、地に這うように成長している

 時間は10時を少し過ぎたところ、霧が吹き上がり始める。
予定を切り上げて下山準備に入る。

 駐車地へ戻り、着替えを完了する。
富士スバルラインの下り始めの気温は19℃だったが、
吹き上がる霧と共に気温は低下。

 次第に霧が濃くなる・・・フォグランプを点灯する

 富士スバルラインの最西端の駐車場では気温12℃まで下がる

 晴れていれば展望台から駿河湾が見える、とのこと。

 R139途中のコンビニでコーヒーを調達、
車内でオニギリ🍙🍙🍙昼食?

・・・今回は山で朝食を食べる時間が無かった😢

 無事にミッションを完了。
富士山南麓と北麓の違いを実感した山歩き。
次回は花咲く?7月・・・マイカー規制前か

 2021 6月の富士山北麓歩き これにて完😊

---------------------------------------------------------
「参考」
Temp:
 駐車地:19℃
 大沢駐車場:12℃
 スバルラインゲート:18℃
 R139:21℃
 富士市:31℃
 R1:31℃
 東名高速:29℃
 自宅:28℃

end

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2021 6月の富士山北麓歩き・その2

2021年06月27日 18時54分54秒 | 富士山を歩く

 「6月の富士山北麓歩き・その1」の続き
その1の高低差、トレイルのコース図レポートに続き、
今回は奥庭~精進口登山道三合目を歩いた現況レポートとなる。

6時24分:奥庭起点から下り始め

 下り始めて5分程で展望が開ける

 再び樹林帯へと進む

 樹林帯へ入って7分程

 トレイルを塞ぐ倒木が三本・・・乗り越える🥾🥾

 その後も同様な大きな倒木箇所が二カ所
・・・前回レポートのトレイルの軌跡の✖印を参照

 標高を下げたところでは堆積した枯れ枝、小さな倒木で
進路変更を余儀なくされる箇所に遭遇すること多し😫

 下り行程なので障害物で進路が遮られていても、見下ろすかたちで
進む先のトレイルが確認できるので迷うことはない。

 その都度、障害物を避けて進路を右、左と変えて下る
・・・が、登り返しの復路では進路に迷う状況に陥る。

7時16分:三合目到着

 精進湖、富士スバルライン五合目を示す道標
林道御庭線?・・・基部には三合目バス停への案内

 広~い! 写真右端・中段に別の道標あり

 クルマでここまで入れそうな感じではあるが、
ノーマルタイヤでは無理っぽい路面・・・ブロックパターン要

 二つめの道標

 船津口登山道、精進湖、富士スバルライン五合目の案内。
先ほどの道標はSYO05、こちらはSYO04

 三合目から奥庭方向へ向かうもう一つのルート

 スバルライン寄りに奥庭の西側に出る?
踏み跡はあるので通れるとは思うが・・・別の機会に🙄?
 
 バナナチャージ休憩 16分

7時32分:登り返しスタート
 下り行程で障害物を避けて進路を右へ、左へと
コース変更した箇所で進路を見失うこと数回😅

 富士山お中道ハイキングコース?

 初めてこのルートを歩くハイカーには心強い案内板

 さらに標高を上げると奥庭~三合目の案内

 
 倒木の上を越え、あるときは姿勢を低くして倒木の下をくぐり、
このコース唯一の展望地へ戻る

 ゴールは近い・・・が富士山頂の東側に雲が発達中😓

8時53分:無事到着

 天狗岩

 奥庭を離れる

 写真右端・中段下は水場の野鳥撮影の御達者連🤓

駐車地へ戻り、御中道の確認へ
・・・植生レポートと併せて「その3」に続く

---------------------------------------------------------
「参考」
Temp:
 自宅:21℃
・下り行程
 駐車地:8℃
 樹林帯:12℃
 三合目:13℃~15℃
・登り行程
 樹林帯:13℃
 奥庭起点:15℃

Down:52M
UP:1H21M

end

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2021 6月の富士山北麓歩き・その1

2021年06月25日 22時36分53秒 | 富士山を歩く

 昨年の富士山南麓歩きの頃に次は北麓歩き、と思っていたが、
時すでに遅く富士スバルラインは夏のマイカー規制で事前踏査できず😢

 今年は7月21日(水)~がマイカー規制予定のようなので、
規制の始まる前のこの時期に事前踏査を計画する。

R3年6月25日(金)の記録】 
 深夜早朝割引で高速道路のゲートを通過
・・・休日割引適用除外は7月11日まで延長の掲示板表示 またかよ😦

 久々の富士スバルライン、何十年も前に一度走ったきりの記憶のみ。😊
往復料金2100円を支払って料金所を通過する。

 料金所から20分強の時間で今回の調査起点近くの駐車地へ到着。
今回の踏査内容は精進口三合目~奥庭のトレイル確認と植生の把握である。

 前日の富士山北麓の天候は非常に不安定、正午前後に雷雨をもたらす
雨雲が二度発生している。
 今日も午後には雨予想なので踏査完了は
午前11時がリミットタイムと設定する。

 午前6時15分、調査開始前の富士山ビュー。
上空は白い雲に覆われ太陽光は拡散されている。

 今回の高低差の記録は以下のとおり

 奥庭の起点から精進口三合目までの標高差は400m程

 トレイルの軌跡は以下のとおり オレンジ色

 ハンディGPS搭載の山地図のトレイルライン
現況を正確に反映している
ことが分かった・・・成果あり😊

 下り行程で道に迷うことは無かったが、登り返しの行程では
標高の低いところでトレイルに堆積した枯れ枝、倒木で進路に戸惑うことが数回。
・・初めてこのルートを登りで歩く場合は要注意なコースの感あり。

 展望の無い原始林の中を歩くコースなので、個人的には面白味に欠ける。

「参考」
下り行程時間:52M
登り行程時間:1H21M

 トレイルの状況、植生については別途・・・追加レポート予定🙄
 

Temp:
 自宅:21℃
・下り行程
 駐車地:8℃
 樹林帯:12℃
 三合目:13℃~15℃
・登り行程
 樹林帯:13℃
 奥庭起点:15℃

Down:52M
UP:1H21M

end

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2021 6月の毛無山・ズミの木チャレンジ2021

2021年06月15日 22時15分05秒 | 富士山を見る

 毛無山の白い花・・・ズミの木が気になる季節到来。
天気予想の梅雨の晴れ間に期待してズミの木チャレンジ🥾🥾
・・・午後は雨予想。

R3年6月15日(火)の記録】 
 未明の高速道路を走る、途中のSAでは大型トラックが
普通車の駐車エリアを占拠状態・・・空きエリア探しに手間取る😬

 山行起点の駐車地に先行車両は無し。
夜に降雨があったのか所々に水たまりが見られる。
朝霧高原は靄(もや)がかかった状態
・・・雲が湧き上がらないことを願いながら登山口へ向かう。

 歩き始めて30分、日の出時刻を少し過ぎたころ

 朝もやの向こうに富士山

 不動の滝見晴台で10分程のバナナチャージ休憩

 途中で木々の間から垣間見る富士山に雲が迫る。
時間の経過と共に雲の動きが活発になる・・・登り行程を急ぐ。

 陽射しは雲に遮られ気温上昇は抑えられている。

 富士山展望台からの富士山ビュー

 1分後・・・

 富士山ビューを遮る雲

7時39分:毛無山頂

 山頂のズミの木の開花状況を確認して稜線を北上する

 朝食ポイントから見る雲の動き

 富士山側の雲の流れは北→南へ、
朝霧高原から湧き上がる手前の雲は・・・東→西へ

 手前の雲の流れが一旦切れる

・・・今回はシャッターチャンスを逃さないように、
カメラのレンズキャップは外し、レンズフードを付けた
状態でカメラを肩掛けしてオニギリ🍙🍙🍙朝食😊 
 
 富士山頂に新たに薄く降り積もった雪

 朝食ポイントからのラストビュー

 約10分程の富士山ビュー
再び手前に湧き上がる雲で視界はNGとなる

 ズミの木ポイントへ移動

 上空からの陽射し良好

 開花前の花芽多数

 若木は紅と白の色合い

 古木は花芽多数、若木は開花した白い花多数・・・樹勢の違いあり

 朝食タイムは50分で完了

9時00分:毛無山頂から復路スタート
トウゴクミツバツツジは僅かに稜線上に咲き残りを確認するのみ。

 稜線にはドウダンツツジ、更紗ドウダンツツジが多く見られる。

 地蔵峠分岐点の頭上に展開する更紗ドウダンツツジ

 濃いピンク色は目立つ

 花の色が白っぽいドウダンツツジも盛期であるが、
花が背景と同化して咲いているのを見落としやすい😅

 今日の富士山 ラストビュー

 復路の富士山展望台

 このあと、富士山頂は雲に覆われる。

 ヤマツツジは八合目~七合目が盛期。

 六合目紅更紗ドウダンツツジは確認できず・・・

 下山行程では再び毛無山塊も雲に覆われ気温上昇は少なめ。
水分を含んだ泥の路面と傾斜した岩、濡れた木の根・・・と、
下山行程は登りのときよりも体力を消耗する😫 

 下りの五合目でPETボトル一本目が空になる。

 何度か滑りを体験しながら駐車地へ戻る。
結構な発汗量、山ウェアは上下一式取り替えて帰路につく。

 自宅のPCで雨雲レーダーを見ると、午後3時を過ぎたあたりから
今日の行動エリアに大雨を降らせる雨雲が出現💧💧⚡!!
朝霧高原の道路監視カメラのライブ映像でも降雨を確認できる。
 
 天候が不安定な梅雨時期、山歩きは低調な傾向に・・・
ズミの木チャレンジ2021のミッションはこれにて完了😊

Temp:
 自宅:20℃
・登り行程
 山行起点:12℃
 不動の滝見晴台:17℃
 三合目:17.5℃
 四合目~九合目:18℃
 地蔵峠分岐:17℃
 毛無山頂:17℃
 朝食ポイント:17℃~22℃
・下り行程
 毛無山頂:18℃
 地蔵峠分岐:17℃
 八合目~四合目:18℃
 三合目~二合目:19℃
 山行起点:22℃
・帰路
 R1:30℃🥵
 東名高速:30℃
 自宅:29℃


UP:2H35M 
Down:2H26M (CAM:15M)

end

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2021 6月の富士山南麓を歩く・草花レポート編

2021年06月12日 14時30分45秒 | 富士山を歩く

 前回の山歩記でレポートできなかった草花ネタ

R3年6月8日(火)の記録】 その2
 登り行程では写真撮影のロスタイムを少なくするためにトレイル沿いの
草花は目視確認のみとし、撮影は下山行程が中心となる。

・・・ということで時系列的には標高の高いところを起点としての草花レポート

 森林限界の植物群落を構成するコケモモの群生

 冬期には雪の吹き溜まりに埋もれている場所

 花芽をつけた個体は少なく

 数少ない花芽、カメラの背面モニターにてローアングル撮影
 
 同じ場所で昨年の6月下旬に撮影時は

 花と蝶が見られた ・・・あと二週間待ちぐらいか🙄

 岩場に咲くフジハタザオ

 宝永山第三火口縁

 ムラサキモメンヅル、ミヤマオトコヨモギは葉のみ確認
・・・ヤマホタルブクロは何も確認できず

 フジハタザオの花はトレイル沿いに点々と見られる・・盛期

 イワスゲと共に 小天狗塚近く

 イワスゲ

 緩やかに標高を下げると🥾🥾🥾毎回気にしている

 ハクサンシャクナゲ いつ咲く?

 三辻まで標高を下げる

 フジハタザオが見られるのはここまで。
この地点でもムラサキモメンヅル、ミヤマオトコヨモギは葉のみ確認

 日陰の少ない砂礫の歩きから樹林帯に入ると

 花びらが散る寸前のヤマシャクヤク

 さらに標高を下げてヤマシャクヤクの群生地へ向かう

 完全に花期は終わっている・・・来年に期待😢

 標高を下げた樹林帯のトレイル沿いに白い小さな花が多く咲く

 ・・・が、変わりダネ?を一枚📷

 毎度のことであるが、風に揺れる被写体の撮影は時間がかかる。
焦点を合わせ、揺れが少なくなる瞬間を待ってのシャッターチャンス。
・・・モニター画面で確認したらブレブレ😆撮り直し😅・・・で時間は過ぎていく。

 ローアングルでしか花の正面が見られない、こんなときは
背面モニター越しの撮影になるが、ピント合わせの精度が落ちる。
何度かトライして自宅のPCで確認するとイマイチな結果😆

 昨年の避暑山歩きは御殿庭を中心としての歩き、今年は如何に。
活動域を南から北方向へ?・・・もう一つの「庭」を模索中 😊


UP:2H43M 
Down:2H29M

end

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