週末の山歩き、山の天気予想は晴れ…だが、日本気象協会の予報では曇り。
昨日の土曜日は晴れていて山歩き最適の感じであったが、都合がつかず翌日の日曜日の山行を計画する。
【H27年11月22日(日)の記録】
高速道路のサービスエリア、道の駅は未明にもかかわらず駐車車両が多い。
とくに道の駅には車中泊と思われるクルマが目立つ…三連休の中日(なかび)。
駐車地へ向かう国道の気温表示は8℃から5℃まで下がり再び8℃へ上昇する経過をたどる。
午前05時24分:駐車地の気温は8℃
今回はヘッドライトを使って歩くつもりは無いので明るくなるのを待つ
午前06時10分:曇空で陽射しは無く薄暗い感じであるが往路スタート
午前06時50分:つづら折れが始まる地点で10分の小休止 気温は6℃
身体が十分に温まり、暑さを感じるようになったので風除けのジャケット、フリースのベストを脱ぐ
午前07時26分:広瀬尾根の分岐点を通過 気温は5℃
午前08時26分:撮影予定の展望地に到着 気温は3℃、風強し
霧の晴れるのを期待しながら休憩 待機時間は30分
待ち時間で完全に身体が冷え切ったためベスト、ジャケットを着用する
午前09時05分:黒岳の山頂を通過 山頂気温は3℃
山頂直下の展望地は相変わらず展望なし
山頂も霧のなか
上空の雲が一旦薄くなり太陽の輪郭が見えたが、すぐに元の曇空に戻る。
時間が経てば晴れ上がるかも、と期待をして時間つぶしに新道峠コースを下ってみる。
標高を下げるにつれて吹き付ける霧が重く(水分が多い)なり、すずらん峠で撮影を
していたらカメラのレンズに水滴が…先週と同じ展開である。
新道峠コースは落ち葉がしっかりと踏まれている感じがある。
起点の標高が高いので、お手軽な黒岳ハイクを楽しむハイカーが多いのは容易に推測できる。
午前09時23分:再び黒岳山頂へ登り返す
午前09時48分:黒岳山頂を通過 霧は晴れず…御坂峠へ復路スタート
午前10時30分:御坂峠を通過 気温は5℃
水分をたっぷりと含んだ霧を留めた木々の枝先から落下する水滴は、地面の枯れ葉に
雨粒が降り注ぐような音を立てている。
午前11時42分:駐車地 気温は7℃
コース全般に新たな倒木が散見されたが、山歩きに支障なし。
平坦部の地面に猪?が掘り返したばかりと思われる穴が目立つ。夜間歩きの場合は要注意。
挨拶を交わしたハイカーは単独行、親子連れ、男女混成グループ等 計13名。
落ち葉が多い山道の状況は先週までに歩いた山々と同じ。雪が積もっているほうが山歩きには
ラクな感あり。
1年前の同時期に積雪期前のコース確認をしているが、その時には所々に積雪があった。
今年は富士山の冠雪は極端に少なく、今回歩いた山道にも初冬を感じる雰囲気は皆無。
…暖冬の予感?
帰路から見る御坂山塊の峰は雲の中、富士山も見えず…次回?に期待か
end
【富士山の天気】
11月9日(月)の午前8時頃にライブカメラで見る富士山の山体は大きな笠雲の中。
前日からの雨で山頂に新たな冠雪をしたのかどうか、非常に興味があるところなのだが…
冠雪の有無は雲が流れ去るまでのオアズケ状態。
11月10日(火)の午前、富士山の南麓は雨が降っている。
ライブカメラで見る富士山は昨日に引き続き雲の中。 午後にも雨降り予想となっている。
11月11日(水)、昨夜の雷雨通過後の今日は晴天、ライブカメラの富士山は相変わらず
山体を確認できず。
今日から三日間程が今週ののダイヤモンド富士日程、毎度の運試しみたいな感じの山行であるが
山の天気予想は微妙に晴れ・曇りと入れ替わりが大きくあり、行動日の決め手にならない。
【平成27年11月12日(木)の記録】
週の前半は雨模様が安定せず、山行の予定を決めかねていたがダメ元でお出かけ。
日の出前の雲の発生状況が気になるところである、風は北風予想…吉と出るか凶と出るか。
午前2時37分:駐車地の気温は8℃ ヘッドライトを足元用、前方用と二つ装備して歩き出す
午前3時50分:端足峠の気温は6℃
ヘッドライトの光軸の先に照らし出される自分の吐く息に霧の白い流れが重なり始める。
標高を上げるにつれて霧の占める割合が濃くなる。
笹原の中を歩く山道、ガサガサと笹の中を並行して移動する音…鹿よりも体高の低い動物?
ヘッドライトで笹の繁みを照らすが姿は確認できず。
標高を上げるにつれてパラパラと熊笹の葉を打つ音が聞こえるようになる。
雨?かと思ったが、葉を落とした木の枝が霧の流れを溜め、成長した水滴が重さに耐えきれずに
地上へ落下して笹の葉に当たっているのが其の正体であった。
午前5時11分:林を抜けた最初の展望地の気温は4℃
普段なら見えるはずの朝霧高原に点在する灯りは見えず、星空も見えず、霧に乱反射する
ヘッドライトの白い光軸は精々5メートル先を照らすのみ。
ヘッドライトに照らされて帰って来るはずの反射光は霧で減衰され照射元へ届かず、
漆黒の闇に飲み込まれる、という表現そのもの。 異様に暗い世界を歩いている感覚である。
照射距離70メートルのヘッドライトの性能は霧の中では役立たないことを実感する。
午前5時39分:雨ヶ岳の山頂気温は1℃
霧は北風に乗って絶え間なく流れてくる
ダイヤモンドタイムの40分前 前触れなく目の前の霧が晴れる
見えました富士山…雲が荒れている…程なくホワイトアウト
待ち時間は足元の整備、カメラのセッティングの最終確認等々・・・
ダイヤモンドタイム!
…笑うしかない…待ち時間1時間の結果がコレ
しばらく様子を見るが、高度を上げて輝いているはずの太陽も見えず 撮影をあきらめる。
午前7時09分:富士山展望を期待して標高1900m越えを目指す
歩きは下り坂から上り坂へと転じるが、その間に山道沿いの立木に熊の爪痕を二箇所確認する。
先週の歩きの時には無かった…最近、熊が出たということは人づてに聞いていたが冗談ではなかった。
午前7時41分:標高1900m越え、気温は0℃
雲上界が展開されている
北側から毛無山塊の稜線の鞍部を乗り越えて、南側へと大量の雲が流れ込んでくる
霧の供給元は山梨側の山 それにしても凄い勢いである (注:写真の左側が南、右側が北)
雲海に浮かぶ…浮き富士 太陽も似合う
冠雪した富士山ビューで休息をとる
毛無山の山頂あたりも雲に巻かれていない…富士山が良く見えているはずである。
毛無山方向へ一旦進んでみたが、標高を下げた途端に霧の中へ突入、無理せず復路行程とする。
午前9時50分:雨ヶ岳に戻る、気温は6℃
時間が経てば霧が晴れると思ったが、山頂は相変わらず霧の中 富士山は見えず。
早々に端足峠へ向かう
端足峠の手前にて往路では暗くて分からなかった爪痕を確認する
左の写真の一部を拡大したものが右の写真。 幹の直径は30cmほど、この爪で一撃されたら・・・
今回確認した山道沿いの熊の爪痕は端足峠から雨ヶ岳に向かって下り切ったところ、
雨ヶ岳を越えてタカデッキに向かって下ったところと、さらにタカデッキに向かって登り勾配となる手前の
計3個所。 熊出没注意!である
午後0時15分:駐車地の気温は6℃
上空を覆う雲と北風のせいか気温が出発時よりも低い。
この気象条件が毛無山塊北側からの雲の大量発生の一因なのかも、と勝手に想像する。
帰路から見る毛無山塊
稜線は雲の中
早朝ハイク、ダイヤモンド富士ビューは完敗、
なんとか初冬の冠雪した富士山は見られたので総合的には引き分け、と自己判定。
ダイヤモンド富士は見たいし、熊は恐いし…ダイヤモンド富士は熊が冬眠する冬へ持越し?
end
11月2日(月)の午前中は雨、初冠雪の雪が見えなくなった富士山頂に新たな冠雪が見られるか?
と、期待して雨天翌朝の山行。
【H27年11月03日(火)の記録】
未明の駐車地の気温は8℃、見上げる空には三日月(みかづき)が明るく光る。
端足峠を越えたところで北風が吹き付け、気温は5℃まで下がる。天気予想では西風強しであったが
…またしても天気予想は大外れ。
駐車地からの行程時間2時間50分程で雨ヶ岳の山頂に到着、気温は3℃。風は相変わらず北風。
富士吉田口の新五合目と思われるあたりに灯りが点いたが、行動食を摂っている間に消える。
25分程の休憩時間の後に稜線歩きを始める。
予定していた富士山展望箇所には午前6時前に到着、撮影場所の最終選定を始める。
富士山の東側に厚い雲、西側の平野部も雲に覆われている。 撮影条件はヨロシクない。
思わぬ方向から北風に乗って雲が稜線を乗り越えて迫ってくる。
前門の虎、後門の狼…ではないが、気象状況が写真撮影には最悪の感あり。
…期待した構図での撮影はNG、とりあえずのダイヤモンド
撮影評価は引き分け?というところか
北風に煽られた雲の飛沫(しぶき)で撮影条件は安定せず
午前7時には撮影機材を撤収
再び毛無山を目指して稜線歩きを再開、気温は3℃。
アルプス方向の山々は雪化粧、晩秋というよりも初冬の装い
毛無山の最高標高点・西側からの富士山ビュー
今回は、ここで稜線歩きを折り返す。気温は10℃まで上がるが日影では5℃程まで下がる。
カメラのバッテリー残量は20%台まで減少、身体のエネルギー残量も同様に消耗気味。
カメラはモニターからファインダーへ切り替えて省エネモード、身体は根性モードへ切り替え。
復路の雨ヶ岳では大きな富士山
雨ヶ岳の北斜面は雨を含んだ落ち葉、山土で滑りやすく、下山時間は短縮できず。
週初めの平日を挟んだ祝日、挨拶を交わしたハイカーは6名、先週に比べて1/4程度と少なめ。
端足峠手前から竜ヶ岳
午前11時14分、端足峠まで戻り一息、
1時間程の歩きで峠を下り終える
駐車地気温は13℃、全行程時間は約10時間30分。(撮影の待機時間、撮影時間1時間30分含む)
久々のロングウォーク、行程全般に発汗は少な目。スポーツドリンクは500ml一本にて完。
今回は冷え込み対策としてポーラーテック仕様のフリースベストを着用、帰路途中にて脱ぐ。
ベストの襟を立てると首回りの冷え込み対策に効果抜群。
富士山頂は北側に雪を残すのみ、新たな冠雪を期待する今日この頃…
今回はカメラの設定、撮影環境等々、反省すること多々あり。 次回への課題は「慣れ」。
end
先週までは毛無山塊を中心に山の秋を感じとっていたが、今週は場所を北側へ移動。
富士山の冠雪は日毎に薄れ、山頂の南から西側は無雪状態となっている。
雪の無い富士山と晩秋、あまり期待はできないが歩いてみる。
【平成27年10月31日(土)の記録】
お天気は晴れ予想・西風強し、であったが上空は雲が拡がり太陽光は柔らかい。
行動中の気温は5℃~6℃を遷移、携行したスポーツドリンクの消費は少な目。
標高1900m地点からの展望
林の木々は葉を落とし、夏には見えにくかった林越しの富士山は秋の景色である。
雨ヶ岳の山頂の紅葉は既に終わり、葉を落とした枝が残るのみ
枝に赤い実だけが残るナナカマド
さらに標高を下げて本栖湖を見る
かろうじて残る紅葉
端足峠あたりの標高が現在の紅葉の上限の感あり
標高1000mまで下ってくると緑を残す紅葉樹、これからが錦秋の時期
朝霧高原は、これからが紅葉の見ごろか…里の秋 始まる。
スポーツドリンクの消費量は500mlの半分で山歩き終了。 そろそろ冬支度の準備。
end