前回のダイヤモンド富士の1stトライは見事にNG、ということで今回は2ndトライ。
1stトライ以降、ライブカメラ映像では富士山は雲に隠れた状態が続いている。
今回の行動日前日も同様に富士宮側のライブカメラは富士山の山体が確認できない。
山の天気予想は晴天予想が続いているが、富士山周辺の雲の状況とは無縁の実感。
こうなるとダメ元で行動するしかないのであるが…外れたときの疲労感は倍加である。
駐車地から見上げる空は、一部雲に覆われているが星は見えている。気温は13℃。
前回の歩きでは標高1400mあたりでヘッドライトの光に霧の流れが浮かび上がっていた
が、今回は明け方の雲を予感させる状況は無し。
山道は紅葉の演出を終えて落葉した枯れ葉が積み重なっている。
ヘッドライトで照らし出されるはずの踏み跡は、落ち葉に隠され進路を戸惑うことも。
尾根筋が少し明るくなった頃、振り返ると木々の間から富士山のシルエットが…
…駄目予想を裏切って、待望のダイヤモンドが見えるか。
撮影地の気温は5℃、撮影準備のためにグローブを外した手の指が冷たい。
ダイヤモンド予定時間の30分程前、富士山の東側には雲は無し、
手前は少し白っぽく霞んで見える。 麓から雲が湧き立たないことを願う。
ダイヤモンドタイム…
…ダイヤモンドは台座のど真ん中、輝き始めました。
ダイヤモンド撮影を終えて西の山並みを望む
陽射しが強くなるにつれて霞(かすみ)による乱反射が目立つ
新たな撮影ポイントを求めて・・・
のんびりと山の紅葉を楽しむ
山頂の静寂を堪能して下山開始
山の中腹は先週に続き紅葉真っ盛り
午前9時~10時頃には山頂を目指すハイカーと御挨拶を交わすことが多くなる。
最初は単独行、続いて男女ペア、時間が経つにつれてグループ登山者が増える。
…最後に挨拶を交わしたハイカーはガイドブックを片手に持った軽装のオニイサン。
駐車地は満車状態、相変わらず人気の毛無山である。
本来予定していた撮影地は、今日の日程ではダイヤモンド撮影ポイントから外れ。
ということで今回は、とりあえずのダイヤモンド富士撮影を敢行。
スッキリとしたダイヤモンドではなかったが、次回に備えてのデータ収集は完了。
水分補給はスポーツドリンク一本にて不足なし、あまり発汗せずの山行結果。
end
Recorded on 24th,Oct Mt.K
山の秋も深まった感があるが、富士山は初冠雪以降の新たな冠雪情報は無し。
冠雪状況とは無関係に、日の出の位置は日毎には西から東へと移動…ということで
ダイヤモンド富士の季節到来、久々の早朝ハイクを計画。
駐車地にて見上げる夜空には満天の星が輝く。
昨年の同時期には笠雲と手前に湧き上がる雲で富士山頂に輝きは見られず、
今年は如何に?
駐車地を離れて尾根筋を登り始める。 吐く息が白く見える。
歩を進めるにつれてヘッドライトの光軸上に身体からの湯気と、さらに頭部からの湯気が
浮かび上がる。
標高1400mを過ぎたあたりでヘッドライトの明かりに霧を感じさせる白い粒子。
何か嫌な予感…明け方には雲が湧き立つのか
撮影地に到着…富士山方向は湧き立った雲で真っ白、何も見えず…頭の中も真っ白。
三脚をザックから出すのを諦めて、朝食のニギリメシを食べ始める…と視界を遮っていた雲が
東風に流されて富士山の影が出現、急いで三脚を据え付けて水平レベルを合わせる。
撮影予定時間までは数分を残すのみ、手前の雲は流れながらも上昇、下降を繰返す。
ダイヤモンドタイム!
手前の雲はタイミング良く下がった…が、東の空には太陽を遮る雲。
山頂の台座のど真ん中にはわずかに漏れるダイヤモンドの輝き。
時間を置いて太陽高度が上がってからの富士山遠景
相変わらず太陽は雲の向こう側、手前の雲は落ち着いた状態に
場所を移動して山の秋を楽しむ 陽射しは柔らかい
時間が経つにつれて暖められた雲が上昇し始める 往路を戻る
撮影地の山頂の秋色は残り僅かの感あり
標高1400m~1500mの山の中腹は紅葉の盛り、錦秋は静かに麓へ移動中。
今季第一回目のダイヤモンドは昨年に続きNG、連敗記録更新…また来年。
end
Recorded on 20th,Oct Mt.K
10月11日(日)に初冠雪を観測した富士山、翌日のライブカメラでは山頂に可愛らしく雪化粧が見られる。
三連休中は所要で身動きできなかった鬱憤(うっぷん)を晴らすべく、初冠雪の富士山を見るなら今だ…
とばかりに急遽のお出かけを決行。
例年のことであるが、富士山の初冠雪の雪は一週間もすれば消滅してしまう。
融けかかりの歪(いびつ)な冠雪は見たくない
日の出前の駐車地気温は6℃、日の出と共に気温は10℃台に上昇。
展望を遮る雲が出なければ良いのであるが…と思いつつ山道を歩く。
午前8時、富士山の展望は良好であるが光源が山頂の向こう側のため冠雪は露出不足
山体は紅葉真っ盛りの感あり、奥に見える針葉樹林の山々と樹相の違いは明確である。
朝陽を浴びた紅葉は発色が綺麗
陽射しが高くなってきて冠雪が明瞭に
少し霞(かすみ)が出始めたのか山裾が白っぽくなってくる
滝の展望も紅葉の装い
滝壺にはタカラモノがあるとか…
大きいほうの虹が分かり難いが、虹が二重に掛かっている…これがタカラモノ
帰着時の駐車地気温は16℃…車内は23℃ まだまだ暑い山歩き
山の秋と富士山展望を満喫の一日
end
Recorded on 13th,Oct
…往路編からの続き
午前10時48分:熊森山から猪之頭峠へ向かう
熊森山の北斜面は、登ってきた南斜面のドロドロ坂道とは対照的に露出した岩と段差が多い道幅の
狭い急坂路
猪之頭峠手前の林の切れ間から見える富士山
午前11時12分:猪之頭峠に到着
ここの道標も朽ちかけている
林道への分岐案内はかろうじて「湯の奥林道」と読み取れる
復路をどうするか…湧水峠まで戻って湯の奥林道へ下るか、雪見岳を越えてUTMFのルートを下るか、
ここ猪之頭峠から湯の奥林道へ下るか。
戻るも地獄、進むも地獄、折衷案で猪之頭峠から延々と林道を歩く行程を選択する。
猪之頭峠から林道へ下る道筋は踏み跡を覆う笹を払いながらの下り…が、突然に涸れ沢の源頭部
みたいなところへ到達する。
涸れ沢を伝って谷側へ下るか、苔むした岩が積み重なった斜面をトラバースするか・・・
枝に付けられた古いテープが岩場の方向へ誘導しているように見える…苔むした岩場のルートを進む
とても峠道とは思えない道筋である。 単独行で初めて歩くコースとしては心細い感有り。
午前11時30分:林道のトンネル脇に到着
トンネルと、そのガードレール右手奥にある峠道への案内板
湯之奥猪之頭トンネルを抜けたら富士山だった…という感じ
午前11時39分:林道を下り始める
途中の展望地からの富士山と林道の石碑(広域基幹林道 湯之奥猪之頭線)
午前11時55分:ハンググライダ離陸場所を通過
機体の整備で路肩を占有している感じ 「立入禁止」看板は自己都合な感あり
午前12時00分:駐車エリアを通過
なぜこんな所に駐車エリアが確保されているのか、まさかハンググライダー人ご用達のため
とは思わないが。
富士山展望は所々にある
林道を頻繁に往来するのはハンググライダ客を送迎?するワンボックス車…スカイ×霧の看板。
他にはバイクツーリングと思われる単車が数台通る程度の通行量。
午前12時18分:二つ目の駐車エリアを通過
どこからか子供の騒ぐ声が聞こえる。 この近くに遊び場があるような雰囲気。
午後01時05分:林道から外れて東進するコンクリート舗装路を進む
北側にハンググライダーの着陸場所なのか、開けた平地に多数の駐車車両が見える。
日影の無い舗装路をGPSを頼りに東海自然歩道を目指してあるく。
午後01時12分:陣馬の滝近くの公衆トイレに到着 一安心
トンネルからの林道歩き行程:1時間33分
午後01時29分:陣馬の滝に立寄る
ポリタンクをキャリヤカートに積んで歩く観光客?数組。
…観光ではなく山側から湧き出ている水を汲むのが目的というのが後で分かる。
午後01時33分:陣馬の滝から復路スタート
東海自然歩道を歩く…とは言っても全て舗装路の歩き
小田貫湿原の手前の自然歩道は一部冠水状態…靴底の泥を洗い落す
午後02時00分:小田貫湿原を通過
この時期、とくに珍しい?花は見つけられず 自宅周辺の雑草を見るような感じ
午後02時46分:駐車地へ戻る
陣馬の滝からの行程時間:1時間13分
全行程:8時間51分(休憩,写真撮影時間を含む)
今回の山行の成果は、お手軽な周回ルートが組みにくい山域であることと、富士山展望ガッカリコース
であることが確認できたことである…疲労感ありorz
・今回のトレースは緑色にて表示…右クリックにて拡大表示
※元図は国土地理院の地図データから転載
・標高データは以下のとおり
end
今週は週の後半にバクダン低気圧が南から北上してきて未明の強風と雨、雷…と自然の猛威に
さらされた感がある。
低気圧通過の明け方には台風一過のような感じで鮮明な富士山の容姿がライブカメラで確認できた。
こういう見え方のする日に富士山の外輪山を歩くことができれば気分爽快になるのだろうが、
今週末の天候は如何に?
【平成27年10月4日(日)の記録】
今までに長者ヶ岳~天子ヶ岳の周回は二度ほど歩いているので、今回は長者ヶ岳から進路を北へ
とり雪見岳を目標にコース取りをしてみる。
往路は今年のUTMFのコースを朔行する行程となるが、復路をどうするかは実績時間と山道の状況
にて現地判断とする…できれば周回が希望なのであるが。
長者ヶ岳⇒天狗岳⇒湧水峠⇒熊森山⇒猪之頭峠⇒雪見岳…?
午前05時55分:駐車地を出発 気温は9℃。
駐車地からの富士山展望…今のところ雲は無し
午前06時04分:長者ヶ岳登山口
午前06時40分:自然歩道合流地点
太陽は雲に遮られて柔らかな陽射しで富士山の姿を演出
写真の右下は田貫湖
以前に進路を迷った尾根筋を迂回する箇所は道筋に沿って下草が刈り取られ、テープによる目印が
追加され道迷いの可能性は減少した感がある。
午前07時33分:長者ヶ岳の山頂 気温は14℃
駐車地からの行程時間:1時間38分
朝食タイムとする…25分休憩
午前07時58分:長者ヶ岳から進路を北へ進む
山頂から標高を下げて最初の小PEAKを通過する。
尾根伝いの緩やかな歩きとなるが山道の両側は木々に遮られ富士山展望は期待できず。
UTMFの痕跡
午前09時02分:天狗岳を通過
東電巡視路No114の分岐あり
長者ヶ岳からの行程時間:1時間04分
午前09時12分:東電巡視路No111分岐を通過
午前09時16分:送電鉄塔No.112を通過 切り開かれた尾根
展望は良好だが送電線が…
午前09時25分:湧水峠を通過
道標は朽ちかけて
…湯の奥林道への近道と思われるが?
熊森山の山頂手前は1000人近いUTMFのランナーが駆け下りたドロドロの急坂路、
大半のランナーは滑り落ちたのではないかと路面の痕跡が物語る
午前10時20分:熊森山に到着 気温は14℃
天狗岳からの行程時間:1時間18分
富士山展望は木々の枝を介して見える程度
小休止タイム28分ほど、後半の行程に備えて軽食を摂る
往路の行程時間が通常の所要時間に迫っているので、復路の行程を決める必要がある。
熊森山までの実行程時間と、参考にしたハイキング案内の行程時間に違いが有り過ぎる
ので取りあえず猪之頭峠まで下ってから結論を出すことにする。
…林道へ下りるか雪見岳へ向かうか?
午前10時48分:熊森山から猪之頭峠へ向かう
以降は復路編へ続く…