「powaさん、ナポレオンジャケットってどう思います?」
「ん??ナポレオンジャケットって??」
「今年の流行のナポレオンが着てた、っていうかマイケル・ジャクソンが着てた
肩に飾りがついてたり・・・そんなの。」
美容室で若いアシスタントさんから聞かれました。
あぁ、今年はジャイケル・ジャクソンとシャネル風の服が流行ると夏の終わりに
お洋服屋さんが言ってたな。
シャネル風はpowaはツイードのコートを8月のうちに購入済だし、
働き出して最初の海外旅行先の香港でママにプレゼントしたイヤリングをタンスの奥から引っ張り済。
しかし、マイケル風ファッション・・・って?
肩をいからせたり、鋲が付いた皮のジャケットとかハードなの趣味じゃないし。
それより、マイケルって整形しすぎて化け物みたいで好きじゃなかったし。
「ファッションはともかく、マイケルの映画、すっごくよかったんです。
ファンとかじゃなかったけど、見たら価値観変わるんです。是非見てくださいよー。」
と熱くオススメされたので、美容室帰りに
「THIS IS IT」見てきました。
始まってしばらく胸がいっぱいで涙が溢れます。
マイケル・ジャクソンという人は本物のプロのエンターテイナーだったんですね。
最高のステージを作り上げるために少しも妥協せず、自分ですべてを把握しスタッフに指示を出す。
世界中から集まったスタッフ、コーラス、ダンサーはマイケルと仕事できることに
誇りを持ち、マイケルの想いをマイケルの一部となり表現する。
50歳のマイケルのダンスのキレ、伸びやかな声には驚き。
マイケルが動き出すと、あの不気味に感じていた白い顔も美しく思える。
素晴らしい!
帰り道に見た空に浮かぶ白くまあるく光る月はマイケルを思いおこさせます。
あんなに熱い輝くステージの映像をみた後なのに
なぜだかやさしくささやくように話す姿のほうが印象に残っていて月のように感じるのです。