cafe powa

ぽわわーん日記

「雨の日は車をみがいて」

2006年04月04日 | 読んだ本
今日は昼ごろからどしゃ降り
朝、テレビを見ないpowaは天気予報を知らずに家を出るので

「え?今日って雨だったの??しらんかった~

とショックを受けます。
雨自体は嫌いじゃないんだけどさ、
何が嫌かって靴を濡らすこと。
朝からどしゃ降りならばお気に入りのプッチの長靴でご機嫌なんだけどさ、
降ると知らずにお気に入りの靴を履いて出たのに大雨なんて最悪
なのでちゃーんと会社のロッカーには傘と”雨用靴”をストックしてます。
”雨用靴”というのは濡らしても後悔しない靴。
恥を承知でズバリ言っちゃうと”捨てる直前の靴”。

今日も”雨用靴”をロッカーから出しながらちょっと自己嫌悪。


こんなとき、
「雨の日には車をみがいて」 著:五木寛之 

という短編集を思い出します。

駆け出しの放送作家が乗っていた愛着ある外国車と、その車にまつわる恋の話。
シムカ、シトロエン、アルファ・ロメオ、ワーゲン、BMW、ポルシェ、
ジャグァー、サーブ・・・などだったかな。

主人公が付き合っていたタレントだったか?アナウンサーだったか?を目指していた彼女を
ディレクター(すかした男)に紹介し、気に入れたことで彼女はどんどん成功の階段を昇っていく。
そして、さびしいことに主人公からはどんどん離れていく。
彼女の魅力は美貌はもちろんのこと、ウイットに富んだ、そしてちょっと毒の入ったトーク。

ある雨の日に、真っ白なハイヒールを履いてスタジオに現れた彼女に
雨の日だというのにどうしてそんな真っ白なハイヒール履いてるの?と勇気あるねと言いうと、

「よくいるわよね。
 ほら、自慢の車を洗車したあとに雨に降られると舌打ちしたりするようないやな男が。
 ああいうのは絶対に女に嫌われるタイプよ。
 車は雨の日にこそみがくんだわ。
 ピカピカに磨いた雨の滴がたまになって走るのって、すごくセクシーだと思わない?
 雨の日に車をみがくのを嫌がる男なんて最低ね。」

といい放つ。
カッコイイ~
powaもそんな潔い女になるぞ!と思ったよ。

でも、彼女の発言によりその場は氷付いた
彼女が白いハイヒールで現れる直前に、
ディレクターが車(ムスタングだっと思う)を洗車したバイト君を怒鳴りつけてたから!
「雨が降る前に洗車すんなよ!無駄じゃないか!バカヤロウ!」と。
言うまでもなく彼女は番組から干されたのでした・・・・


潔い女になりたいけど、やっぱりpowaはしみったれたケチ根性で”雨用靴”は
手放せません
でも、雨の日にこそ車を磨いて颯爽と走る男の人いたら絶対ホレちゃう

powaは前々から勝手に思っていたのだけど、
女はバックか靴、男は車にその人が表れてしまうような気がします。
だからこそ、妥協しないで自分の好きなモノ選びたいな

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