cafe powa

ぽわわーん日記

「表参道のヤッコさん」

2006年07月27日 | 読んだ本
「表参道のヤッコさん」こと高橋靖子さんは日本のスタイリスト界の草分け的存在で、
日本で始めて”スタイリスト”という職業で納税した方だそうです。

スタイリストのお仕事ってファッション雑誌や広告のモデルが着る
お洋服をスタイリングするお仕事だと思っていたけれど、
撮影場所、インテリア、大道具、小道具、お洋服など広い範囲で
スタイリングする人なんですね。
ヤッコさんは70年代に単身ロンドンに渡り山本寛斎のファッションショーを
成功させた人なんです。


ヤッコさんは表参道での青春を謳歌しながらもいつもいつも

「私には何ができるのだろう」

と不安に震えていたそうです。

だけど、

「ヤッコには、何か特別な才能がある。」

と言ってくれる仲間がいつも周りにいて、

「私には、何かがある」

と誰かに言って貰ったことを、自分の言葉にしていたそうです。
自分自身に呪文をかけ、自らを励まし続けたそうです。


「私には、何ができるだろう」

と私も自分に問いかけること、あります。

「私には、何かがある」

そんな呪文をかけようにも、”何か”が何なのか分からない。
どんどん夢を叶えていく友人達を見て焦ったりもする。
出来ないことばかり思い浮かぶ。

だけど、”何もない”わけじゃないよね?
”何もない”んじゃないなら「何かある」ハズ。
消去法ではあるけれど、

「私には、何かがある」

と自分自身に呪文をかけ、自らを励まし続けようっと。

そしてね、「何か」は本人よりも友達のほうが気付いてたりします。
だから友達の「何か」はちゃんと言葉で伝えてあげたいな。

「みんな、何かがある」んだよね、必ず。