cafe powa

ぽわわーん日記

憧れる人生

2005年09月17日 | ひとりごと
 身内自慢するのはよくないかもしれないけど、
 私の祖父はとてもエネルギッシュでカッコイイ
 自慢のおじいちゃんなの。

 敬老の日なので祖父母とお食事に行ってきました。

場所は白金の知事公舎の近くにある和多伴という料亭です。
私は料亭と呼ばれるところに足を踏み入れたのは生まれて始めて。
おnewの秋物の8センチヒール靴で背伸びして踏み入れました。
もぉー、とーっても素敵なお店でした
入り口の雰囲気が素敵!お庭が素敵!お香の香りが素敵!
で部屋に入るまで興奮しっぱなし。
お部屋はひろーいお座敷で、まるで窓がないかのようにピカピカと磨かれた
窓の外(写真)は癒される日本庭園。
私がイチバン驚いたのはふすまが花嫁が着る色打掛みたいに
派手派手金ピカ!!(ヘンなとこで驚く)
当たり前だけど、この世には知らない世界がいっぱいあるんだろうなー
としみじみ思いました。
もちろんお料理も目で楽しみ、舌で楽しみ、酔っ払って大満足。
お料理が出てくるたびに写真をパシャパシャ撮っていました。
料亭の醍醐味をカラダいっぱい味わいました。感謝。
今日は90歳(祖父)と82歳(祖母)の父の両親のために大奮発。
(もちろん父がね)

なによりも祖父母とゆっくりお話が出来、素敵な一日でした。

90歳の祖父は恐ろしく元気な人です。
今でも飲みに行けば帰りは午前様、車の運転はする、パソコンの練習もするし、
まだまだ人生をエンジョイしてます。

そんな祖父の若い頃と言えば・・・ブレーキのついていない車のような人。
今思えば私は子供の頃、おじいちゃんは好きだけど、”気”の様なものに押されて
近寄れないとモジノジしていたようです
父自体、親子とはいえ祖父とは一歩距離を置いているような気がします。
「俺は60歳になる今でもあんたの”ぼっちゃん”と言われるよ。」
と苦笑い。
だけど、そんな祖父でも同じように自分の父親とは軍隊の上官と部下のように
距離があったと話を聞きビックリ。
親子関係というのは何世代も同じような関係になっちゃうのかな?
というか二人共”気”というのか、”オーラ”というのかよく分からないけど
身の周りに漂う空気が強いのではないかな。私は圧迫されちゃうの。
どちらも年とって大分まあるくなったような気もするけどね。

そんな祖父が言ってました。

「人生はあっと間だからやりたいことは全部やれてよかった。
 幸せな人生だ。いつ死んでも悔いはない。」

「毎日同じことの繰り返しなんて考えたことがない。
 刺激がないと生きてる気がしない。」

「女は貢がれる女と貢ぐ女の2種類しかない。(貢がれる方になれ)」

んだんだ。
祖父は私が憧れる人生を歩んできたのね。

今の時点の私は
やりたいことも怖がってやってないし、
刺激もあまりない生活だし、
悲しいことに貢いてくれる人も捕まえてない(貢いでもないのだけど)。
ちょいアクセルを踏み、こわくなってすぐブレーキを踏んじゃうんだ。
今の時点ではね。

はじめて足を踏み入れた素敵な料亭で
広すぎるお座敷なのにエネルギーで空気が濃くなったお部屋で
私も年をとった時こんな風に言いたい思えるような話を聞けるなんて
敬老の日だというのに私のほうが大きなプレゼントをいただいちゃったわ。
ラッキー

エネルギッシュな祖父とニコニコと見守る祖母、とっても素敵なカップルです

ずっとずっと、二人元気で長生きしてね
powaもがんばるね