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ぽわわーん日記

輝くBlue eyes

2005年09月09日 | ピラティス
「好きなことをやりなさい」

と言われるとすごくいいことのようだけど
私は「好きなこと」が分からなくって困ってしまいます。

私には特技やこれといって打ち込んだ趣味もない。
「好きなこと」で食べることが出来る人はうらやましいを越えて
尊敬してしまいます。

誰が書いたか、どこで読んだか分からないけれど
高校生のころ感動した詩。

  何もかも投げ打って
  死さえもいとわないほどの
  価値のある宝に出会ったときにこそ
  人は本当の意味で生きる


ピラティスのスイス人インストラクターとお話していて
久しぶりこの詩を思い出しました。

「B先生、どうして日本に来たの?」
「仕事があったから。ダンスの仕事ね。ダンスが出来るところが日本だった。
 ずっとダンスをやりたいから。」
「え?日本じゃなくてもよかったの?」
「うーん、自分に出来るのはコレとコレとコレとピックアップして、
求められてるのが 日本だった。」
「福岡って街知ってた?」
「No!Fukuoka知らなかった。どんな町か知らないけどダンスが出来る。
 でもFukuoka暮らしやすいね。Tokyoには仕事はいっぱいあるけど
 2日で逃げ出したくなるよ。」

ずっと踊っていたいから、ダンスの仕事があるところなら
どこにだって行く覚悟があるそう。
福岡にはスイス人はB先生含めたったの2人しかいないそうです。
ダンスを続けることが出来るのなら聞いたこともない日本の地方都市まで
来れちゃうのね。ダンスは宝物なのね。
尊敬してしまう!

トイレに行こうとドアノブに手をかけたたままB先生の話を聞いていました。
静かに、でも情熱を持ってお話するB先生に「トイレ・・・」と言い出せずに
(っていうかドア開いてるけど)そのまんまノブから手を離せずに聞いていました。

B先生のダンスを見てみたいな。
毎年お正月はジャマイカやキューバに行ってダンスの勉強をするんですって。
きっとピラティスを教えているときとは違った顔をみせるんだろうな。

好きなことを仕事にするのは楽ではないだろう。
だけど、B先生のキラキラ輝くBlue eyesを見て
本当の意味で生きている人って素敵だなと思いました。