ピタゴラスイッチ大好き、佐藤雅彦大好き、
というわけで行ってきましたこの企画展。
佐藤雅彦ディレクション・”これも自分と認めざるをえない”展。
へんな名前の展示で、「なんのこっちゃ?」と思うかもしれませんが、
英語表記では"The Difinition of Self"、
もっとシンプルに言うならば「属性」についての展示なのです。
属性とは、一般にあるものに共通して備わっているとされる性質や特徴のこと。
逆に言えば、それを失ってしまったらそのものを特定することができなくなる性質や特徴を指しています。
こう言い換えるとなんか怖いね。。。
この会場に入るとすぐ、なぞの個室があります。
ここで入場者は「なまえ」「身長」「体重」「虹彩データ」「空中に☆印を描いたときのデータ」を登録します。(もちろん嫌な人はしなくてもOK。)
で、階段を降りて展示スペースへ。
まず目にするのは白い大きなパネル。
これを見ると、なにやら黒い楕円形のものがオタマジャクシのようにうごめいています。。。
なんと、これは「指紋」。
指を読み取り機におしつけると自分の指紋がこの画面に現れ、おしり(?)をふりふりしながら泳ぎだすのです!
しかももう一度指を読み取り機にあてると、さっき泳いでいった自分の指紋が大急ぎで戻ってくるんです!
かわいいでしょ。
ほかにも、
・自分の虹彩データをどこまで破壊したら自分ではなくなるか
・ある法則に従って分類されてみる
・「身長」「体重」「☆の描き方」で個人を特定してみる
・「輪郭」の測定
などなど、ふだんあまり意識しないような「属性」を意識させる観客参加型の展示が盛りだくさん。
何を感じるかは自分次第。
自分にとって「自分」は圧倒的なまでに「自分」だけど、
たとえばコンピュータに自分に関するデータの一部を入力したら
○○さん、あるいは××さん、あるいは…と複数の候補が出てきたりする。
自分という存在一部の要素しか提示されなければコンピュータにとっては「あるいは」がつけられるような存在でしかないのか、と認識する瞬間。
だれでも何度かは「もし自分が…だったら」って考えたことがあるはず。
たとえば「もし男(あるいは女)だったら」「もしほかの家族のもとに生まれていたら」「もしもっと美人だったら」etc…
そう空想を巡らせながら「では、そういう状況だった場合、それでも自分なのか??」と思い至るはず。
もし、そこが違っていたとしても「自分」であるなら、それは自分を構成する重要な要素ではない…??
自分を規定する最も重要な属性のひとつとして、この展示では「過去の記憶」をとりあげています。
もし過去の記憶がべつのものにすげ替えられたら??
あなたにとって自分を決定づける最重要の「属性」とは何でしょうか?
ところで指紋オタマジャクシですが、指紋を取り込ませてほっておいて、展示を見終わったときにもういちど指を読み取り機にあてると、さっき読み込ませた指紋がちゃんと戻ってきます。
時間差があっても、間に他の人が入っても、戻ってきます。
遠くはなれたところから一生懸命泳いでくる指紋はとても愛らしいので、ぜひ体験してみて!
*information*
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)
会期:2010年7月16日(金)~11月3日(水) 火曜日休館、ただし11/2は開館。
開場時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
入場料:一般1000円
公式HP:”これも自分と認めざるを得ない”展
というわけで行ってきましたこの企画展。
佐藤雅彦ディレクション・”これも自分と認めざるをえない”展。
へんな名前の展示で、「なんのこっちゃ?」と思うかもしれませんが、
英語表記では"The Difinition of Self"、
もっとシンプルに言うならば「属性」についての展示なのです。
属性とは、一般にあるものに共通して備わっているとされる性質や特徴のこと。
逆に言えば、それを失ってしまったらそのものを特定することができなくなる性質や特徴を指しています。
こう言い換えるとなんか怖いね。。。
この会場に入るとすぐ、なぞの個室があります。
ここで入場者は「なまえ」「身長」「体重」「虹彩データ」「空中に☆印を描いたときのデータ」を登録します。(もちろん嫌な人はしなくてもOK。)
で、階段を降りて展示スペースへ。
まず目にするのは白い大きなパネル。
これを見ると、なにやら黒い楕円形のものがオタマジャクシのようにうごめいています。。。
なんと、これは「指紋」。
指を読み取り機におしつけると自分の指紋がこの画面に現れ、おしり(?)をふりふりしながら泳ぎだすのです!
しかももう一度指を読み取り機にあてると、さっき泳いでいった自分の指紋が大急ぎで戻ってくるんです!
かわいいでしょ。
ほかにも、
・自分の虹彩データをどこまで破壊したら自分ではなくなるか
・ある法則に従って分類されてみる
・「身長」「体重」「☆の描き方」で個人を特定してみる
・「輪郭」の測定
などなど、ふだんあまり意識しないような「属性」を意識させる観客参加型の展示が盛りだくさん。
何を感じるかは自分次第。
自分にとって「自分」は圧倒的なまでに「自分」だけど、
たとえばコンピュータに自分に関するデータの一部を入力したら
○○さん、あるいは××さん、あるいは…と複数の候補が出てきたりする。
自分という存在一部の要素しか提示されなければコンピュータにとっては「あるいは」がつけられるような存在でしかないのか、と認識する瞬間。
だれでも何度かは「もし自分が…だったら」って考えたことがあるはず。
たとえば「もし男(あるいは女)だったら」「もしほかの家族のもとに生まれていたら」「もしもっと美人だったら」etc…
そう空想を巡らせながら「では、そういう状況だった場合、それでも自分なのか??」と思い至るはず。
もし、そこが違っていたとしても「自分」であるなら、それは自分を構成する重要な要素ではない…??
自分を規定する最も重要な属性のひとつとして、この展示では「過去の記憶」をとりあげています。
もし過去の記憶がべつのものにすげ替えられたら??
あなたにとって自分を決定づける最重要の「属性」とは何でしょうか?
ところで指紋オタマジャクシですが、指紋を取り込ませてほっておいて、展示を見終わったときにもういちど指を読み取り機にあてると、さっき読み込ませた指紋がちゃんと戻ってきます。
時間差があっても、間に他の人が入っても、戻ってきます。
遠くはなれたところから一生懸命泳いでくる指紋はとても愛らしいので、ぜひ体験してみて!
*information*
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)
会期:2010年7月16日(金)~11月3日(水) 火曜日休館、ただし11/2は開館。
開場時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
入場料:一般1000円
公式HP:”これも自分と認めざるを得ない”展
東京でやってるんだね。今度行ってこようっと。