らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
本や映画や食べ物の感想を載せてみたり
ひとりごとを言ってみたり。など。

「ブーリン家の姉妹」

2010年01月17日 18時23分50秒 | Movies
久しぶりにDVD鑑賞。

*あらすじ*
振興貴族のトーマス・ブーリンは、世継ぎの生まれない国王ヘンリー8世に自分の娘を愛人として差し出すことを思いつく。
白羽の矢が立ったのは長女のアン。
しかし、国王は、商家に嫁いだばかりの次女・メアリーに想いを寄せてしまう。
宮中に召され、王妃の侍女となった二人であったが、やがてメアリーは国王の子供を身ごもる。
そんな状況を野心に満ちたアンが静観するはずはなく…。


うーん、ドロッドロ!
野心と、出世欲と、権力欲と、愛情と、憎しみと、嫉妬が渦巻いていて、安住の地がどこにもないかんじ!
アンの男を手玉に取りまくる感じは、もう恐ろしいとしかいいようのない世界だ、ひえぇぇ。
メアリーは逆に「いいひと」すぎて、その心の広さと人を打算なく慈しむことのできる性格が、アンのような勝ち気で野心に満ちた人間をイラッとさせてしまうのもなんとなく理解できる気がする。
まぁ、でも、一番悪いのはヘンリーなんですけどね…。
一番自分を慈しんでくれる女性を捨てて、欲のかたまりみたいな女性に執心し、国の方向性まで変えてしまったんだから。
女ってこわ~と思いながらも、男ってほんっとにどうしようもないよなとか思ってしまう。。。

これ、歴史上のできごとをふまえてつくられているので、結構勉強になります。
なぜイギリス国教会が誕生したかとか、エリザベス1世以前どれだけイギリスが不安定だったかとか。
服装見ててもなかなか楽しめました。


*データ*
監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:ナタリー・ポートマン(アン)、スカーレット・ヨハンソン(メアリー)、エリック・バナ(ヘンリー8世) ほか
上映時間:115分
初公開年月:2008年10月
制作国:イギリス/アメリカ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿