大井川の風

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商人の心 報徳博物館 受け継がれる報徳思想

2010-02-20 21:30:00 | あきんど入門
毎月20日は「あきんど入門」をお届けしています。先月に引き続き今月も尊徳ゆかりの小田原からです。

こちらはJR小田原駅。しばらくぶりに途中下車したらとんがり屋根の駅舎はなくなって、大きな駅ビルが出来ていました。


この小田原駅から歩いて15分。途中小田原城址や報徳二宮神社を抜けてお城の南側に出ると、そこに「報徳博物館(小田原市南町1-5-72)」があります。


疲弊した幕末の社会を再建するため、二宮尊徳(金次郎)が行った「報徳仕法」という人づくり、国づくりの思想とその業績を後世に伝えるための博物館です。中には尊徳ゆかりの品々をはじめ、「報徳仕法」の解説や尊徳亡き後の「報徳思想」の展開などが詳しく展示されています。

その一つに元神奈川県副知事で報徳博物館の元館長、掛川西高出身の佐々井典比古氏が、報徳の考え方をわかりやすく表現した「万象具徳」という詩がありますのでご紹介します。

どんなものにも よさがある
どんなひとにも よさがある
よさがそれぞれ みなちがう
よさがいっぱい かくれてる
どこかとりえが あるものだ
もののとりえを ひきだそう
ひとのとりえを そだてよう
じぶんのとりえを ささげよう
とりえとりえが むすばれて
このよは たのしい ふえせかい

報徳博物館のサイト>>>こちら