ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

横断幕制作中

2011年09月05日 | インポート

Photo 徳島市中心市街地活性化協議会からの依頼で、横断幕を制作中です。来月、徳島市で、茶道の裏千家淡交会四国大会が開催されますが、それに合わせて、商店街に茶道の言葉を横断幕に書いて展示するのです。下記はその団体のサイトです。

http://tanko-s.com/

横断幕は、昨年の秋から実施し、マスコミなどでも取り上げて頂きました。

昨年は、商店街の名前や商店街の人々が考えた標語などを書き、今春には、震災へのメッセージや、交通安全の標語を書きました。今秋は茶席の言葉です。10月中旬に、ここで高校生が茶席を出すのだそうです。

協議会から提示された言葉は8つ。今回はこれを8人の学生を指名して書いてもらうことにしました。紙は、裏打ちなどに使われる「鳥の子紙」の長いロールを切って使います。幅は1m、1ロール50mのものを使っています。長さを4.5mにします。この紙は裏に墨がにじみませんので、扱いが楽なのです。

今はまだ授業が始まらず比較的余裕があるので、学生を数名ずつ学校に呼んで、こちらも準備を手伝ったり、指導をしながら制作を進めています。先週、2枚が完成し、今日は3枚完成しました。写真は作成風景の一部です。男子学生が熱心に大きな字を書いているところです。明日も2名呼んであります。

大きな字を大きな筆で書くと、筆の使い方がよくわかります。また体全体で書かないと字に成りませんから、ダイナミックな線が出てきます。学生にとってはたいへんよい勉強になります。今日も、この学生は作成に1時間半かけて、4枚書き、最後にその一枚に印を押しました。来月1ヶ月間、徳島市の籠屋町商店街に展示予定です。お楽しみに。


淡路青少年交流の家

2011年09月02日 | インポート

Gasshuku 8月30日~9月1日まで、淡路島の南あわじ市にある国立の淡路青少年交流の家に、学生と共に書道の合宿に行って来ました。ここは、シーツの洗濯代と食費だけで宿泊できる、国立の研修施設で、職場では、数年連続でここを利用させて頂いています。美しい海浜がすぐ隣にあって、風景もたいへん美しいです。施設もきれいですし、また、食事がおいしいのが最も学生には評判がよく、私も、毎食楽しみにしています。バイキング方式で、好きなだけおかずを食べることができます。淡路は、玉ねぎと牛乳・牛肉が有名な産物で、食事には必ず玉ねぎを使った料理が一品は入っていて、おいしい牛乳も飲み放題なのです。そんなわけで、この施設ははたいへん人気が高く、今年もほとんど満室に近く、様々な団体が利用していました。朝と夕方には「つどいの時間」があって、施設の利用上の注意をうけたあとは、参加団体の代表がそれぞれ団体や活動の紹介を含めた挨拶をします。これがまたなかなか楽しいのです。

研修施設ですから、部屋にはTVもないし、朝は早く起き、夜は早く寝なければなりません。この3日間、TVも新聞も読みませんでした。でも学生たちと書道三昧の時間を過ごし、たいへん充実した気持ちになりました。学生たちも、長い時間大きな作品制作に挑戦し、互いに批評会もしたり、卓球のレクレーション大会もしたり、疲れるけれど楽しかったようです。下記がこの施設のサイトです。ほとんどは学校や企業、各種団体の研修利用ですが、部屋が空いていれば家族旅行などでも利用できますので、興味のある方は問い合わせてみるとよいでしょう。

http://awaji.niye.go.jp/