ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

ヤマモモの実

2021年06月24日 | 日記
6月24日(木)です。数日前に、農産物直売所で、ヤマモモの実を買いました。
公園のヤマモモの実はとても小さく、直径1cmほどで、しかも酸っぱすぎて食べられないのですが、小松島市の櫛淵という地域で育てられているヤマモモは、江戸時代に中国人の僧侶が持参した種を育てた栽培種で、甘酸っぱいものです。それが1パックだけ販売されていました。直径は3cmほどあります。


形を見ると、確かに桃に似ており、内部に白い楕円形の種が入っていて、その雰囲気も桃そっくりです。しかし表面は細かい粒でできていて、キイチゴに近い感じです。


いつも6月末の2週間ほどしか店頭に並ばず、貴重な実です。とても体によさそうな酸味で、暑さ負けには効果があります。毎年食べられるわけではありませんが、月曜日の大学3年生や大学院の授業の折に、少しだけおすそ分けしました。

寒い地域には育たない暖地の植物です。日本の各地域には、その場所にしかない食文化もありますので、せっかくその場所に住むのであれば、そのような個性的な文化も楽しむのが良いと思います。