ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

名西高校 書道パフォーマンス講座

2014年07月17日 | インポート

Myouzai17月16日(水)、午後2時~5時ごろまでの3時間、徳島県立名西高校の書道科から依頼を受けて、学生3名と共に、書道パフォーマンスの指導に行ってきました。

本当は先週に行く予定だったのですが、台風とぶつかってこの日になりました。本当に厳しい暑さの中での講座となりましたが、高校生は元気一杯でした。

最初に、私が別室でパワーポイントによる講義を30分ほど行ない、その後大きなホールに移動して実技指導の始まりです。

はじめに学生による模範演技です。学生は4年生の金磯さん、坂東さん、藤川さんの3名で、これまで書道クラブで多数回の書道パフォーマンスを経験してきた「プロフェッショナル」の人たちです。坂東さんは母校の上に、先月には教育実習を終えたばかりで、生徒たちとは顔見知りです。演技後に高校生から思わず「オーッ!」という感嘆の声があがりました。さすがに彼女たちは観客を惹きつけるコツをよく知っています。

Myouzai2_3 次に、各学年に学生が1名ずつ分かれて指導に付き、それぞれの構想での作品練習に取り組みました。

題材はいずれも名西高校の文化祭のテーマを大字で作品化したもので、「完全燃焼 残せ感動の軌跡」と書いています。学年ごとに配置を変えたり色を使ったり工夫しています。

1年生はこの日が初めてのパフォーマンス体験だったそうです。写真の2年生は最後に全員が手に絵具をつけて、落款代わりに押しています。3年生はさすがにパワフルで迫力がありました。最後に各学年ごとのパフォーマンスを全員で観覧しました。墨が飛んで服についても気にせずに、おもいきり作品制作に取り組んでいる姿に感動しました。若いエネルギーには人を感動させる力があります。

別室に移って閉講式をし、私と学生たちが個々に講評をして終わりました。

生徒全員に簡単な感想を書いて頂きましたが、うれしくなるような良い反応でした。文化祭本番までの暑い時期にまだまだ練習が続くようです。元気の良い発表になることを期待しています。