詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

「アイヌの食事」(農文協)と「アイヌお産ばあちゃんのーウパシクマ」(樹心社)

2020年04月01日 | 食・環境
暇があると読んでるアイヌ民族関係の本の中の二冊。
前者はアイヌ民族の食料や調理法がとても詳しい。
後者は、超能力を持つ産婆さんだったせいか、お産の情景やアイヌ民族の超能力の種類や、シャーマン的な治療方法がとても詳しい。

[おばあちゃんの智恵]
(1)干しシイタケを酢に漬けたものは糖尿病に効く。干し椎茸の戻し汁はうどんのダシに欠かせないけど。
(2)レンコンは便秘によく効く。すりおろして団子にしてが便利。
(3)ムカデを菜種油に入れるたものは、ケガの傷跡が残らないとか。以前の職場はムカデだらけだったんだけどなー
(4)揚げ物で酸化した油は、梅干を入れるともとにもどる。
(5)切れなくなったハサミはアルミホイルを切ると切れ味がもとに戻る。
(6)焦がした鍋は1・2日天日干しすると焦げが取れやすい
(7)打ち身には砂糖水を塗ると痣にならない
(8)塩で茶渋が取れる
(9)米のとぎ汁は様々な汚れ落としに最適。
(10)同様に、大根の下茹でや、身欠きニシンを一晩漬けての煮物にも。

[アイヌ民族の薬草の智恵]
■静内地方
①ヨモギー鍋に入れての湯気が風邪に効く。
②キハダの皮・実ー皮の熱湯は胸やけに、実は煮詰めて結核に。
■日高地方
①蕗の根ー「実母散」のように体の中の悪いものを出す。蕁麻疹に効く。
②柳の皮ーあかぎれ、腫れ物、関節痛に。煮詰めて湿布薬のように。
③柳の枝ー神経痛・リュウマチ用のお灸に。枝の先を燃やして燃えてる部分を落として、蕗の葉等で包んで患部に当てる。
③柳の枝ー六センチ程の丸太を竹踏みのように。万病に効く。
④イタドリの葉ー”痛み取り”という意味。
⑤動物で薬になるのは熊と鹿の心臓の蒸し焼き。内臓全般に効く。


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