詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

日本人は味噌も糞も一緒くたにして流しつつあるのでは?

2007年01月27日 | Weblog
「朝まで生テレビ」を観ながら途中で眠ってしまったのだがー
晩年の司馬遼太郎にも共通するオランダ型の立国(ワークシェアリングやNPO&NGO活用)といい・・バブルへの見方(資本主義の最低限のルールの逸脱というべき担保価値のない者への融資をしたり、それを黙認した大銀行や監督官庁大蔵省のせいでこれほど日本がおかしくなった)といい・・森永卓郎氏の意見がとても同感できた。

規制緩和やグローバリゼーションや構造改革&民営化の手本だ・・という世界一弱肉強食で病み切ったアメリカ社会の一体どこが素晴らしいのだろうか?
アメリカがかろうじてまともでいられるのは、戦後日本がその手本としてきた合衆国憲法や地方分権や言論の自由や機会の平等・・という理念がまだ人々の心に残っているせいではないのか?

それらを根こそぎ奪ったあとの「美しい国」などは、身の毛もよだつ世襲的な富者と国家&大企業官僚層とによるピラミッド型独裁管理国家ではないかと思う。
「美しい」などという何の内実のない国よりも、平和で安心して生活できる国であってほしいと思う。
そのためには、将来の不安におびえる大多数の国民に、聞き飽きた形容詞だらけの言葉だけではない・・現実的な変革の道筋を指し示すことが肝心ではないかと思う。

僕はそれはー
①フリーターからホームレスにいたるまでの年齢に関係ないスキルアップのための「敗者復活システム」の確立であり、それはNGOやNPOへの支援で可能だと思う。海外援助もまた。人材立国こそ資源のない日本の未来的方針であるべきだ。

②同じような意味でー労働現場や教育現場での、人権の軽視からくる労働者への不当労働行為や使い捨てや・・いじめなどという犯罪行為を厳しく取り締まるべきだ。
民間人なら到底許されない・・税金ネコババや犯罪行為を恥とも思わない倫理観なき官僚や政治家や企業をも厳罰に処すべきだ。
民間人なら犯罪に問われるあらゆる犯罪行為が、何故、官僚や政治家や大企業なら許されるというのか?
税的にも多大の恩恵を受けている彼らこそ、国民に手本を見せるべき倫理的義務があるのではないのか?

③完全介護制度で廃止になった高齢女性のほとんど唯一の仕事の「付添婦制度」を復活する等で・・雇用の増大と人々の生活の安心を同時に取り戻す事が必要だと思う。
里山や森林や川や海の豊かさを取り戻して、自給自足的な自然環境のための公共投資への転換もまた最優先なのではないかと思う。
教育改革やいじめ対策という念仏を唱えている暇があったら・・先進国中で最低の教育予算を倍増して、雇用対策も兼ねた必要な人材をきちんと育成すべきではないのか?
子供のいじめや虐待対策だけでも、相当数の人材が必要だと思う。ましてや、それと連動させざるを得ない敗者復活システムや社会教育関係をも含めると・・万人以上の雇用拡大になることだろう。
それが国や地方で無理だというなら、NPOやNGOへの援助で早急に改善すべきではないのだろうか?

口先ばかりではなく、まずすべきことから着手して欲しいものだと思う。