goo blog サービス終了のお知らせ 

果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

アオイ

2006年07月01日 | 写真とひとりごと
東村山の古戦場を巡っているうちに,とある民家の庭先に綺麗なアオイが咲いていました。
ここまでの間に北山公園の花菖蒲も通り過ぎてきましたが,このアオイはまた格別な可憐さを見せてくれていました。

アオイにも数多くの種類があるようで,「綿」や「ハイビスカス」なんかもアオイの一種みたいですね。
結局,このアオイが何という名前なのかはわかりませんでしたが,古の戦場の中に美しく咲いた彼女に,しばらく目を奪われていた私です

<本日の一句>
古の猛者慰めし葵かな  ぴえる

綿帽子

2006年06月21日 | 写真とひとりごと

時期はずれのタンポポに出会いました。

綿帽子はまだ球体を保ったままで,まさにこれから子供たちを遠くへ送り出さんとしているかのように見えました。
しかし,子が離れていくのを名残惜しんでいるのでしょうか?
もうすぐ雨の時期…早くしないと子供たちは飛べなくなってしまうのに…

<本日の一句>
薄暑なれど も少し待てと 綿帽子  ぴえる(字余り)

咲ける場所は…

2006年06月15日 | 写真とひとりごと

「すいません,私の咲けるところはありませんか?」
「こっちにはキミの咲けるところなんかないよ。あっちにいきな。」

咲き乱れるサツキの花々。
咲き遅れた一つの花の
やっと見つけた「咲ける場所」は端っこでした。
でもいいや。
端っこでも,この場所で,
誰にも咲けないように咲ければいいさ。

<本日の一句>
路の皐月ぎゆうぎゆうぎゆうと咲きにけり  ぴえる


ザリガニ釣り

2006年06月09日 | 写真とひとりごと
前回掲載しました北山公園には,菖蒲まつりが開催されていたこともあり,多くの家族連れがこの公園を賑わせていました

この公園には花菖蒲や,水稲を植えるための湿地が数多く作られております。

そんな中,割り箸の先からサキイカを付けた糸を垂らしてザリガニ釣りをしている親子連れがいました。

今時,東京でザリガニが釣れるのかと思いきや,この親子の戦利品ケースの中にはすでに何匹か捕獲されており,池の中を見ても,確かにザリガニがいました

私も子供のころ,近所の用水路でザリガニ釣りを試みたことがありましたが,不器用な私の場合,イカで釣るより,網ですくった方が早かった記憶があります

そのほかにも,オタマジャクシを捕獲している親子チームもありました。

最近は,各地で自然の生態系を回復しようとする活動がさかんに行われていますが,私の近所にもこのような場所があることを発見するたび,なんだかうれしくなってきます

<本日の一句>
ザリガニを汗かき釣りし親子かな ぴえる

菖蒲まつり

2006年06月07日 | 写真とひとりごと

先週末,久々に近所の史跡巡りをしたところ,我が町・東村山市の北部,北山公園において,「菖蒲まつり」が行われていました。

公園敷地には,花菖蒲用に作られた湿地が数多く存在し,その中に10万本もの花菖蒲が植えられています。


ふだんあまりお目にかからないせいか,花菖蒲とは紫色のものばかりかと思いきや,白や黄色の花菖蒲も咲いていました。
なんでも,ここには約170種もの花菖蒲が存在するとのことです

私が訪れたときは,残念ながらまだ1分咲きでした。
見頃は来週,再来週あたりになるでしょうか

<本日の一句>
緑よりまばらに出でし花菖蒲  ぴえる

北山公園・菖蒲まつりのサイトはこちらをクリック

伸びる

2006年06月03日 | 写真とひとりごと
近所の街路の植え込みは,もともと切り込まれて四角い形を保っていました。
先日,この街路を通ったとき,なんだか植え込みの形が崩れているように見えると思ったら,新緑の季節に芽生えた新しい芽が一斉に伸び出していました。
新たに伸びた部分はまだ赤く,無意識のうちに,緑と赤のコントラストを見せている街路樹。
私は見事にその術中にはまってしまったのでした。

<本日の一句>
若葉から伸びる新芽の赤きかな  ぴえる

メタモルフィーゼ

2006年05月26日 | 写真とひとりごと

以前お話ししました我が家のミズナですが,持っていたエネルギーを全て使い果たし,とうとう「生物」から「物質」へと変貌を遂げました…

かつて青々と茂り,
全盛期には黄色い可憐な花で
私の目を楽しませてくれたミズナは,
こうして灰褐色のオブジェと化しましたが,
しかしその胎内には,
次なる世代への子供たちが
仮死のまま,今か今かと生を待ち続けています。

殻がはじけて飛び出した種たちが,
いつか私の視覚と味覚を楽しませてくれる…
そんな日がまた来れば,
この世に生を受けているという幸せを,
私自身,もっと感じ取れるのかもしれません。


ツツジ

2006年05月24日 | 写真とひとりごと
毎日,通勤経路を歩いていると,いろいろなところでツツジが見られるようになってきました。
最近は,5月にしてはぐずついた日々が続いていますが,そんな中,たまに見せるお日さまが照らすツツジは,持ち前のピンク色を私たちの目に焼き付かせます

幼い頃,ツツジの花をガクから引っこ抜いて,花の付け根から花の蜜を吸って遊んでいました。
あんまり美味しいものではありませんが,なんとなく甘い味がしたような記憶があります
最近は,そんなことをして遊ぶ子供たちはさすがにいないでしょうね

ちなみに「つつじ」は,俳句の世界では春の季語に該当するみたいです。
「葉桜」が夏の季語なのに,葉桜後に咲くツツジが春の季語というのが腑に落ちませんが,地方によっての誤差かなんかでしょうがないのかもしれませんね…

<本日の一句>
陽がさして不意に目を射るつつじかな  ぴえる

ハナミズキ

2006年05月13日 | 写真とひとりごと

桜の季節が終わり,ツツジが今咲かんと準備しつつある中,その合間を狙ったかのように,近所の街路ではハナミズキが華やかに咲いていました。
(以前,「赤い実」と題して当ブログに載せたのは,ハナミズキの実でした。)

あらためて調べてみると,この花のように見える部分は総苞(つぼみを包んでいた葉)で,花は中央に見えるオシベとかメシベみたいなほんのちっちゃな部分のようです。

ハナミズキは,大正期に東京市がアメリカにソメイヨシノを贈ったお返しとして日本に入ってきたという逸話があるようですね。
たしかに,桜に似たような外観の街路樹という意味では,ハナミズキを返してきたアメリカ人の気持ちもわかるような気がしますね。
それが転じたのか,花言葉は「返礼」だそうです。

<本日の一句>
葉桜に取つて代われり花水木  ぴえる


こどもの日にのっぽさん

2006年05月05日 | 写真とひとりごと

柏餅,こいのぼり,五月人形,背比べ…
こどもの日の昔ながらの風習で,未だに我が家で関係しているのはもはや柏餅くらいかもしれません…

子供の頃は,ヒマさえあれば柱に自分の成長ぶりを刻んでいた記憶がありますが,さすがにこの歳では背丈を測る気にはなりませんね

今夜9時のNHKニュースで,「のっぽさん」こと高見映さんが出演し,のっぽさん流の子供たちとの接し方について語っていました。
一般に我々が子供たちと接する際には,どうしても子供たちを見下してしまう嫌いがありますが,高見さんは常に子供たちを対等の相手として接しているみたいです。
「自分が子供たちに合わせるという余裕なんてなく,子供たちと接する時は常に全力です」と語る高見さんのトークに不思議な魅力を感じつつテレビを見ていました。
そのトークになんとなく,幼いころ自分が「できるかな」でのっぽさんに釘付けになっていた理由がわかったような気がします。
71歳という高齢を感じさせずに現在も精力的に活躍中の高見映さん。
我々の記憶の中では,あなたはいつまでも伝説の錬金術師です

<本日の一句>
できるかな端午に偲ぶ不思議かな ぴえる


模様替え

2006年05月03日 | 写真とひとりごと

ようやく大型連休に突入しました。
何処へ行こうにも混雑はさけられないGW。
とりあえず遠距離への旅は逆にストレスが溜まりそうなので,暑くもなく寒くもない今日の日を利用して,我が家では部屋の模様替えをすることにしました。

ターゲットは毎日生活する6畳の居間。
これまで,なんだかんだと散らかり気味だった居間を,棚の配置を換えたりすることにより,かなり広く使えるようになりました

ちなみに,我が家には数多のぬいぐるみが生息しており,例のリラックマ一族のように,うちの妻の癒しの用に供されているものもおりますが,中には普段日の目を浴びないぬいぐるみも存在します。
今日の模様替えの最中,そんな彼らを引っ張り出してみると,見事にホコリにまみれていました
彼らのホコリを徹底的に払いまくり,今後ホコリにまみれても耐えられるように,今回あらためて彼らをビニール詰めしてディスプレイするようにしました。
これで当面は安心です
まあ,彼らにしてみれば窮屈な生活を余儀なくされてたいへんかもしれませんけど…

さすがに模様替えにエネルギーを使い,なにげに疲れました。
しかし,ちょっとだけ広くなった部屋でブログを書きつつウイスキーを傾ける今のひとときに,優雅さを感じていたりします

<本日の一句>
部屋片し八十八夜の酒に酔う ぴえる

初々しさ

2006年04月25日 | 写真とひとりごと


先日,都内某所のファーストフード店で,持ち帰りハンバーガーのセット(○○バーガー,ポテト,アイスコーヒー)を注文しました。
レジのおねーちゃんは高校生のように見えました。
おねーちゃんは「○○セットで738円になります」と言ってきたので,わたしは小銭の処理もあり1038円を彼女に渡しました。
すると彼女は困った顔をし,悩み始めたのです。
どうしたのだろうと眺めていると,突然レジ入力ではなく計算機を取り出し計算をはじめたのです!
さらに計算機での計算が終わる前に,後にいたマネージャーと思われる男性が「おつり300円でしょ」とあっさりコメント。
「この子は繰り上がりも繰り下がりもない単純な引き算もできないのか…」とまずびっくり
前半戦はこれで終了。

で,待つこと数分。
自分の番号札の数字が呼ばれました。
紙袋に入れられたハンバーガーのセットが渡されるかと思いきや,例のおねーちゃんが「あっ!」と言い,何かと思いきや,「セットのポテトを入れ忘れました…」とあたふた…
あやうくポテトを損するところでした

そして話はこれで終わりではありませんでした。
帰宅していざ紙袋をあけてみると,アイスコーヒーに添付されていたアイテムとして,ガムシロップとミルクはいいとして,なぜかスティックシュガーとホットコーヒー用マドラーが入っており,そのかわりストローが付いていませんでした(当然フタの部分にはストロー用の穴が空いております。)

まあ,あのおねーちゃんが慣れてなかったんだろうから仕方ないか…と諦めますが,やはり人間心理として,もうあの店では買うまいと思ってしまうのは,私の心が狭いからなのでしょうか…

今日の免罪符・パート2

2006年04月21日 | 写真とひとりごと

連日の残業の中,4月の新体制になって初めての公式飲み会。
というより,新体制の歓迎会でした。
久しぶりに心地よく飲みましたが,まだ週も半ばで明日もあり,2次会は行かずに帰ることにしました。

しかし,帰り道に誘惑が…
ゲームセンターのキャッチャーマシーンに,穴に落ちそうな巨大コリラックマがいらっしゃるではありませんかっ!!
無意識のうちに硬貨を投入。
500円でなんとか体長30cm程度の巨大寝袋クマをゲットしました
寝袋をとると,ちゃんとすっぴんなコリラックマが現れる優れものです。

このクマのように,睡眠をむさぼりたい今日この頃です…


夜桜に思う

2006年04月13日 | 写真とひとりごと


満開の桜を陽の光の下で愛でるのは,人間として春の到来を喜ぶ当然の習性なのかもしれません。
桜の持つ独特のピンクの色は,太陽光によって最もはっきりと映し出されるものなのかもしれませんが,それも夜の闇の中では意味をなさないものとなってしまいます。

よって,夜に桜を見ようとするには,桜色を浮かび上がらせるだけの照明が必要となることは言うまでもないでしょう。
いったい誰が夜に桜を見ようなどと言い出したのかはわかりませんが,その当時の照明は,おそらく満月か松明の光程度であったことでしょうね。

今ではどこの公園でも街灯に照らされた桜を見ることができます。
白明の空に見る桜より,闇に浮かび上がる桜はそのコントラストが美しく,寒さを忘れて眺めていたい気持ちに駆られます。

<本日の一句>
夜の闇に浮かぶ桜のをかしけり ぴえる

身延山の枝垂れ桜

2006年04月05日 | 写真とひとりごと


身延山の境内には,何本かの桜の木が植えられていましたが,中でも印象的だったのは拝殿前の枝垂れ桜でした。
時期が最も良ければ,左下の桜の木くらいの花が,枝垂れ桜の枝のもびっしり付いていたはずでしたが,ちょっと時期が早かったのか,それとも過ぎてしまったのか,多少華やかさに欠けていました。
けれども,この枝垂れ桜の大きさには見るべきものがあり,年季の入った巨木の生み出す美しいピンクの枝が風に揺れる姿には,なにか不思議な魅力が感じられました。

<本日の一句>
霊山に揺らめくしだれ桜かな  ぴえる