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果報は寝て待て!

浮世は疲れることばかり…
いそがず,あせらず,のんびりいきましょう。

これから本降り

2007年07月14日 | 写真とひとりごと

7月にして最大と言われている台風が関東に接近しています。
九州では相当被害がでているようですね。

東京でも今朝から雨が断続的に降り続いています
これからもっと雨が激しくなることが予想されるところ,明日は所用で宇都宮まで出かけなければなりません。
果たして電車は動いているのか?

明日の天気を心配しながら,ベランダから外の様子を眺めてみました。
闇を照らす街灯に,雨音と,排水溝を流れる水の音だけが響いていました。
明日は波乱の一日になりそうです…

<余談>
仲間由紀恵さんの「島根の弁護士」。
内容は中途半端でしたが,仲間さんらしさが十分出ていたドラマでした。



心で見る夏の大三角形

2007年07月07日 | 写真とひとりごと

↑2007/7/7 21:10 東村山市上空(天頂付近から東方面を撮影)

七夕の夜,皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今夜は梅雨の最中とはいえ,例年よりは雲が少なめで,今年こそは牽牛と織女の運命の出会いが夜空に展開されるかと期待し,夜の公園へ繰り出してみました。

いざ夜空を眺めてみると,思いのほか空が明るく,肉眼ではほとんど星が見えませんでした。
ワタシの肉眼でも見えたのは南方にさそり座のアンタレス。天頂よりやや西よりにうしかい座のアークトゥルス,そして今夜のヒロイン・こと座のベガのみ…
おそらく上空の薄い雲が地上の光を反射し,フィルター化してしまっているのでしょう。

ほぼ諦めつつ,デジカメを天頂に近いベガの方向へ向けてダメもとで広角60秒開放で撮影してみました。

カメラの液晶を見る限りでは,ベガ以外は何も写っていないように見え,がっかりしながら家に帰りました…

帰宅後,パソコンのフォトレタッチソフトを通してレベル補正をしてみたところ,実は肉眼では見えなかった星たちが,辛うじて写っていることがわかりました!

写真中央よりやや上に光るのが織女星ベガ。
ベガと写真左角を結んだちょうど真ん中あたりに光るのが,はくちょう座の1等星デネブ。
そして,デネブからそのまま写真右端まで眼を平行移動したほぼぎりぎりのところにぼんやり光っているのが牽牛星・わし座のアルタイルです。

帰宅後は雲がさらに濃くなり,空全体が見えなくなってしまったので,ほんとにラッキーでした。

でも,一度でいいから七夕の夜に天の川を見たいなあ…

<本日の一句>
織姫と彦星陰で輝けり


わさび

2007年07月04日 | 写真とひとりごと

先日,奥多摩まで遊びに行った際,途中休憩でそば屋に立ち寄りました。
ここでセイロを頼んだのですが,それに付いてきた薬味のわさびが新鮮で利きも良く,「生わさびはいいなぁ」と思っていたところ,最終目的地である「のめこいの湯」の付属のおみやげ屋さんで,タイムリーにも採り立てのわさびが売られていたので,2本入りで500円というのは高いのか安いのか,いまいち相場がわかりませんでしたが,思わず買ってしまいました!

家に帰って早速わさびをすり,刺身とともにいただいたのですが,どうも思ったような利きが無く,これならばハウスのチューブ入りわさびの方が美味いのでは?とちょっとがっかり…
挙げ句の果てに,すって刺身と食べる以外にわさびの使用法を見いだせないまま1週間以上経過し,結局残った1本半がダメになりそうです…

わさびに翻弄されまくった今日この頃でした…

<本日の一句>
せっかくの山葵が駄目になりにけり 
(こりゃ俳句というより川柳だな… 「山葵」自体春の季語だし…
 


明治の杜

2007年06月13日 | 写真とひとりごと
↑明治神宮の北参道

先日,明治神宮についてちょっぴりお話ししましたが,もう少しだけ…

この日,私は新宿から代々木を経由し,明治神宮まで歩いて行きました。
巨大なビル…
人々の群れ…
新宿の雑踏から南に向かうにつれ,徐々に人気は少なくなり,やがて明治神宮の北参道口にたどり着きました。
明治神宮の敷地に足を踏み入れたとたん,空気が変わりました。
そこを満たしていたのは,木々と土の匂いでした。
思わずその場で深呼吸をする私。
目をつぶると,自分が都心の真っ只中にいることを忘れてしまいそうでした。

しかし,徐々に敷地内を南下するに従い,観光客が増え続け,神宮の南参道口を出たとたん,原宿駅前にヘビメタ風のコスプレをした若者たちが大勢たむろしている光景が目に入りました。
今や原宿のコスプレーヤーも外人にとっては観光の目的のひとつになっているようですが,私は,閑静な神苑から一歩踏み出したとたん,現実世界に引き戻されてしまった感じがしました。
空気の匂いも,都会の臭い匂いに変わりました

この日私は,明治神宮の真の存在意義を身をもって体感した気がしました。

神園に現れた近代塔

2007年06月09日 | 写真とひとりごと
先日,明治神宮宝物殿の記事を掲載しましたが,今回はそのオマケです。
JR代々木駅の東口に「NTTドコモ代々木ビル」という,時計台のような茶色の巨大なビルが建っているのは皆さんご存じでしょうか?
おそらくJR新宿駅の南口から高島屋方面に向かって歩いたことがある方は,誰もが一度は眼にしているはずです。
実は,明治神宮の敷地からでもこのビルを見ることは可能です。
今回,明治神宮宝物殿の内部を見終わり,庭に出てみると,大正期の和洋折衷の宝物殿の背後に,ニューヨークを思わせるような近代ビルがはめ込み合成のように生えだしている構図を見つけたので,一枚撮ってみました。

なんだか日本が侵略国の支配下に置かれた…そんな錯覚をしてしまうのは私だけ?

<本日の一句>
新緑の杜に遙かな摩天楼 


NTTドコモ代々木ビルについてのwiki記事はこちらをクリック

松の花ざかり

2007年05月23日 | 写真とひとりごと

日頃見慣れた松の木を見ると,この時期,ちょっとした変化があるのに気づくでしょう。
生命力の強い松の木…子孫繁栄も忘れていません。

<本日の一句>
夕焼けに黄金なるかな松の花 

2007年05月12日 | 写真とひとりごと
先日,床屋に行った帰りに,久しぶりに国分寺の殿ヶ谷戸庭園を散歩したところ,ちょうど藤棚に藤がいい感じで花を付けていました。

花札でも4月の札には藤が描かれています。
旧暦の4月は現代の5月。
昔からこの時期の風物として,藤は庶民の目を楽しませてきたことなのでしょう。


藤といえば,春日部の方に「藤の牛島」なる有名な藤の名所があるようですが,未だ観たことがありません。
いずれ見に行きたいですが,今年はもうシーズン終わってしまったかな…

<本日の一句>
藤棚に夕日かかれり殿ヶ谷戸 

花粉症からの自由

2007年04月14日 | 写真とひとりごと
今日はとても良い天気でした♪
スギ花粉の恐怖により,数ヶ月の間天日の下で干せなかった布団を,今日は思いっきりお日様に晒すことができました。

このような日は,普段やらないようなことをいろいろしたくなります。
車の洗車,洗濯機の洗濯槽の掃除,ウォーキングシューズの中敷きのメンテナンス,包丁研ぎ,ぬいぐるみ達の陰干しなどなど…
そしてふらりと近所を散歩してみると,きれいな菜の花が咲いていました。

特にどうということもない日常の一コマなのですが,なんだか今日は,満ち足りた一日のように感じました

<本日の一句>
菜の花や足どり軽き散歩道 

狭山公園にて桜を堪能す

2007年04月04日 | 写真とひとりごと
(狭山公園側から西武ゆうえんち方面を望む↑)

去る4月1日の日曜日は,晴天とまではいきませんでしたが,比較的天気が良く,気温も上がり,汗ばむ陽気となりました。
こんな日は,家でゴロゴロしているのも惜しいので,近所の狭山公園まで花見に行ってきました

西武遊園地駅から目と鼻の先にあるこの公園は,多摩湖の東側一帯を占める広大な自然公園です。
以前お話ししたとおり,現在多摩湖の東側堤防は強化工事が行われており,巨大なバリケードで覆われている部分がありますが,花見をするにはそれほど不自由はしませんでした。

人々が比較的多い中央の広場あたりの桜はピークを過ぎかけており,あまり心惹かれなかったのですが,西武遊園地側(公園北側)はほぼ満開で,思ったより人も少なく,のんびり桜を楽しみました。

しかし,桜に気を取られ,油断してマスクをせずに歩いていたら,お約束どおり花粉症が再発…
これが悪化し熱まで出て昨日は仕事を休むハメに…
せめて花見のシーズンくらい,アレルギーくんもお休みしていてもらいたいものです

花見のシーズンが到来=職場も新体制発足!
みなさんも心機一転,がんばってください!

<本日の一句>
鼻水をすする頭上や桜花 


さ,寒い…

2007年02月24日 | 写真とひとりごと
前回,小春日和の話をしました。
もうこのまま春になってしまうのかと思っていたところ,本日は未明から北風が吹き荒れ,このところの暖かい日々が嘘のような寒い日に変わりました

このような日は,家の中でゴロゴロしているのが定石なのですが,食料が底をつき始めてきたので,やむを得ず買い出しに出かけました。

寒い…

道端のハトさんたちも寒そうです…

やはり,冬は甘くありませんでした。

<本日の一句>
北風やじっと止まる五羽の鳩 

かまぼこ天使

2007年02月10日 | 写真とひとりごと

先日箱根を訪れた際,某かまぼこ工場内に,上の写真ようなオブジェを発見しました。

かまぼこというと,「オヤジのおつまみ」とか「冠婚葬祭」とかいう高年齢層のイメージがありますが,この写真から得られる印象は,「女子中高生の携帯ストラップ」といった感じでしょうか…

ある意味羽を生やすだけで,かまぼこの印象を若返らせることに成功したこのオブジェの製作者は,すばらしい感性の持ち主だと思います!
このような発想の転換能力は,ぜひ見習いたいものです。


紫陽花の墓

2007年02月07日 | 写真とひとりごと
全盛期には,無数の華美を狂演する紫陽花たち。
しかし,全盛期を過ぎた彼らは朽ち果て,やがて人の心から忘れ去られていきます。

先日,箱根の旅館の敷地を散策していたところ,初夏には美しく咲き誇っていたであろう紫陽花たちの夢の跡を見つけました。
付けた花を落とさずに,そのままの姿で朽ち果てていた彼らの姿は,まるで,生きていたときの権勢をそのままピラミッドに持ち込んだミイラのようです。

この時期忘れかけていた紫陽花という存在を,私は彼ら自身の手によって思い出しました。
次の夏には,彼らは再び息を吹き返し,訪れた旅行客を楽しませてくれることでしょう。

<本日の一句>
冬枯れやあぢさゐ色を失せにけり 

脱皮

2007年01月12日 | 写真とひとりごと
この6ヶ月間,私は苦情電話処理専門の部署で勤務しておりました。

電話がかかってくるときは,一人一日100本くらいの電話の処理をし,受話器を当てる側の耳が痛くなるわ,気も狂いそうになるわ…
かといって,電話がかかってこないときは,何か別なことをしようとしても,いつかかってくるかわからない電話により,必ず中途半端に終わるので,何かを集中してすることができず…

このような不思議な部署での生活も本日でおさらば
恒例の部内異動により,来週からは久々に人間らしい仕事ができそうです。
(できるかな…?

ある意味過酷であったこれまでの職場ですが,人間関係は非常に恵まれていました。
職場のみなさま,今までありがとうございました

今後は今までの服を脱ぎ,新たな部署でがんばります!

流されない紫

2007年01月10日 | 写真とひとりごと

秋から冬にかけて,植物たちはこぞって実を付けます。
どういうわけか,彼らの付ける実はこぞって暖色系です。
鮮やかな赤,黄で美しさを競い合っている彼らをさしおき,我が道を行く植物ムラサキシキブ
その名のとおり,ブドウやブルーベリーなどよりもずっと明るい艶やかな紫で装飾した彼女には,世間の流行などはナンセンス。
一見ひっそりとしているようにみえますが,独自の個性で真っ向に勝負するその姿からは,そのか弱そうな風体から想像できないような強さのようなものを感じます。

そんな彼女を,きっと今日も誰かが見守っているでしょう。

<本日の一句>
赤き実に流れぬ冬の紫や